おもいつくまま きのむくまま(経済指標グラフからみえるもの)

おもいつくまま きのむくまま(経済指標グラフからみえるもの)

2010年08月07日
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カテゴリ: 米国経済(雇用)
 米労働市場は、縮小に転じたようである。非農業部門雇用者数は13万1000人減、ロイターがまとめたアナリスト予想は6万5000人減だそうだから2倍の減少。失業率は前月と変わらずの9.5%。失業率が動かないのは景気動向を映し、求職者が減少したから。今年いっぱい、労働市場の回復は見込めそうにないと個人的には思っている。米国経済は厳しそうある。


 失業率と非農業部門雇用者数増減数をグラフ化すると下図のようになる。
 非農業部門雇用者数増減数はマイナス圏で推移し悪化基調、直近2ヵ月悪化。失業率は高水準を下降基調で推移し、直近は横ばい。非農業部門雇用者数は悪化基調に転じた様である。国勢調査に絡む臨時雇用の終了などで、、政府の雇用者数減少が効いている。裏を返せば、今までの急激な雇用者の増加は、政府部門の大盤振る舞いの影響、民間部門は低迷したままと言うこと。失業率は低下基調であるがテンポは緩慢。雇用増加局面では、「職探しを諦めた人」が再度、職探しを始めることから急激に改善することはなさそうである。

 非農業部門雇用者数の長期推移をグラフ化すると下図のようになる。
 非農業部門雇用者数は、増加傾向。しかし、直近の増加と減少はきつすぎ、しばらくは調整が続きはそう。もし、このまま減少傾向に転じて、直近最低値を抜けると言うことないのだろうが、財政状態が厳しく、財政出動もままならず、勢い良く、再上昇するとはとても思えない。本格的な増加傾向に復帰するには時間が掛りそうである。






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最終更新日  2010年08月07日 23時54分23秒
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