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2017年08月12日

おだてられても木には登らない

カテゴリ：学び方・指導法

続、学び方のヒントです。
ときに「○○さんは上手です」「風格が出てきましたね」なんて言われることがあります。
中国の老師に言われると嬉しくなってしまいます。

でも、老師が教えている集団に向かって言っているならあなたのことではないかもしれません

。
もしあなたが直接言われたならお世辞かもしれません

。
おいおい。

もちろん素直に喜べばいいのですが、もし、ほめられた動きが、うまく見せようと無理してやった動きなら、絶対にその動きはやめましょう。

私は、若いときに中国の老師に教わって誉められたことがありました。
それは、教わっている集団を半分に分けて見てもらったときです。
そのときにかっこよく見せようと、いつも以上に腰を低くして套路を通しました。
…そのときから調子に乗って…結局、膝を痛めました。
今思えば、膝がかぶってつぶれていたんですね。
当時は「膝つぶれ」なんて言葉は誰も言っていない頃だったので、太極拳で膝を痛めた方はきっと多いと思います。
今も後遺症を残しながら太極拳をやっています。
気をつけてください。