レベルアップ太極拳

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2019年06月19日

12高探馬（Gāo tànmǎ）から13右蹬脚（Yòu dēng jiǎoヨウドンジャオ）の動作に入ります。

まず、お腹前にある左手を右腕の上に突き刺していきます。

何度も言っていることですが、左手だけを動かしているのではなく腰（Yāoヤオ＝waistウエスト）の動きが手につながっての動きです。
これは、

穿掌（Chuān zhǎngチュァンジャン）という手法です。

突き刺すことを意識します。
意識すると目線が下がりがちになりますが、穿掌の方向（進行方向右30゜）を平視です。

そのあと、腰を少し左へ回しながら上歩（Shàng bù）しますが、そのとき両手の虎口（Hǔkǒuフウコウ）が向き合っています。
初めて聞く言葉かもしれませんが、親指と人差し指の水かきの部分のことを「とらぐち」と書いて「フウコウ」と読みます。

楊式系の太極拳では基本的に虎口は弧形を保っています。

要するに、親指と人差し指がぴったり着くことはないです。
上歩のあと、弓歩になりながら、両手を分け開きます。
弓歩が決まるときには右手越しにこれから蹴る方向を見ます。

これから蹴り上げる右足を、後ろから寄せ持ち上げるとき、両手が下に降りてきて交叉しますが、肘が伸びて脇がつぶれてしまう動きをよく見ます。
指先が下を向いてしまうのではなく、円を描いて指先から寄せてくるような感じで窮屈にならないようにしてください。