愈々庵気まぐれ日記

愈々庵気まぐれ日記

2016.12.10
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カテゴリ: 小さな一日旅
先週末から今週初めにかけて小春日和を思わせる(もう旧暦十月も過ぎたので)
うらうらした天気模様であった。
私は全く趣味ではないが相棒は無類のイルミネーション好きでこの時期になると落ち着かない。
一方寒さは嫌いなので年末から先は出かけずイルミネーション見物は今しかない。
夜の老女の一人歩きも気になるのでくっついてゆく羽目に相成る。

実をいうと先週相模湖まで出かけたのに途中で体調を悪くしてすごすごと帰ってきた。
そこで今度は我が家からアクセスしやすい西武園遊園地に行ってきた。
とは言っても夜遊びとは程遠い、日没を待ちかねての入場と1時間ちょっとの見物である。
無人の西武球場で電車を乗り換えて遊園地に向かった。
遊園地という名も懐かしいがこの電車も昔は無天蓋のおとぎ電車であったものが
今はたまに通勤客もいるらしい雰囲気である。
20分くらい待って10人余りの乗客を乗せて走った。

駅から直結のエントランスゲートの向こうに明るい樹木照明が見える。


通路下の谷間にはワイングラスがずらりと並んでいる。


さらにおびただしい数のELで照明された光のトンネルに入る。


このトンネルの中から上を見ると観覧車の円が空に浮かんで見える。
なにしろここはELイルミネーションの灯り以外低い位置の街路灯位
しかなくあたりの上空は漆黒の世界である。


その漆黒の中に広い平地とその後方に備えられた巨大なスクリーン上でグランドシアターと
なずけた光のショウが行われている。海に見立てた広場には水が張られているらしく
そこから吹き出る雲のような水滴にレーザー光でマッピング投影する仕組みである。




暗闇に浮かぶ観覧車は中心の骨組みが全く見えず空中に浮かぶリングはいい趣向である。


ジャイロと称する回転しながら塔の上から落下する乗り物も暗闇の中に浮かんでいる。


二つのゲートを結ぶ回廊も売店街ではなくさみしいが落ち着いている。


園内には紅葉したモミジも多くあると思われるが照明で照らすこともないのでわからない。
やや明るい場所で一本の広葉樹を見つけた。
この時期遊園地の紅葉で照明されていないのも珍しいが紅葉は1,2週間でイルミネーションは
3月まで続くのだからそんな手間暇と費用をかけていられないのだろう。
夜紅葉を見ようなどと言う老人が来るところでもないので仕方のないことであろう。

私個人としては煌々と照明せず漆黒の中のイルミネーションは
その規模も併せてどちらかと言えば好もしいイルミネーションだと思った。





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Last updated  2016.12.10 11:32:17
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