愈々庵気まぐれ日記

愈々庵気まぐれ日記

2020.08.31
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カテゴリ: 都内散歩
暑い暑いと言っている間に何時の間にか今年も8月が過ぎゆきてゆく。
体温よりも高い温度が有ったので今年は「暑い」というよりも「熱い」日が多かった。
真夏日、猛暑日と言う使い分けができたが前者を「暑い」後者を「熱い」と
区別しては如何であろうか。

そしてもう一つ今日を最後に行ってしまうのが「としま遊園地」
夏はプール、冬はスケートと大人も子供も馴染んできた遊園地である。
94年もの長い間愉快な空間を演出してきた豊島園もいよいよ幕を閉じることになった。
8月は閉園に際して"Thank you for evrything-Hanabi" と銘打って
連日花火が打ち上げられている。


そして30日にはしんぶんでの2ページぶち抜き広告で最後のジョウが
戦い終わってうなだれている。



作者のチバテツヤさんは練馬区民で豊島園からは遠くない
富士見台に住んでいる。
練馬区にあるのになぜ豊島園かというと、練馬区は元々豊島区の一部
でもあったが、それも名前の起源ではない。
もともとこの地には室町時代の豪族豊島氏の練馬城があり、
太田道灌によって征服された後、江戸時代を通じて田畑となって
いた地に1926(大正15年・昭和元年)遊園地として開園している。
園内を石神井川が貫通し、春の桜、初夏のアジサイ
夏のプール、秋は学校や会社の運動会、冬はスケートなどが呼び物であった。
ニューヨークのコニーアイランドから買い取った回転木馬エルドラドも人気だった。
世界初の試みとして屋内スキー場、流れるプール、大波のプール等
常に新しいアイデアを込めたアトラクションを提供していた。
また1967から2004年まで週末の花火は圧巻で
約30分火玉の途切れることなく打ち上げられた。
風向きによっては花火の火の粉がパラパラと落ちてきて迫力十分であった。
実を言うとわが家は直線で約2キロ余り離れているが夏の週末
ルーフバルコニーから眺める打ち上げ花火は圧巻で
30年くらい前は知り合いを呼んでよくビアパーティーを開いたものだ。
近年は騒音、降下物などの害のため中止になっていたが
閉園が決まり7月中旬からほとんど毎日上のポスターにあるように
Thank you for everything-HANABI と銘打って5分間花火が上げられている。
ただこの花火近隣に遠慮してか多きは打ち上げではなく
仕掛け花火が中心でわがやからは近くの屋敷森に隠れてよく見えなかった。
その花火もいよいよ今夜が打ち止めである。
さすがにこの2,3日は小型の打ちあげ花火が増えていた。
(ここまで用意しておき、あとは8時からの花火を採録することにする)
最後の花火を少し記録にとどめておこう。矢張りどことなく
「さようなら」と言った感じの火炎である。
94年の最後を閉じる花火なので存分に記録しておくことにする。






これらはすべてまだ一時間もたっていない採れたての映像である。
最後の炎光がフェイドアウトしてゆく様子を下の二枚に示しておく。
文字通りさようなら豊島園である。





園地は東京都が買い取り、避難公園としての「練馬城址公園」となるようだ、
そして一部はハリーポッターをテーマにしたアミューズメントセンターに
なるという。開園は2023年というから私が立ち会えるかどうかはおおいに疑問である。
子供が小さい頃毎年通ったプールもなくなるのはさみしい限りである。
私からも礼を言わせてもらおう 有難う!!






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Last updated  2020.08.31 20:54:29
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