愈々庵気まぐれ日記

愈々庵気まぐれ日記

2020.10.22
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カテゴリ: 心に浮かんだこと
前ブログのタイトルは"Daddy-Long-Legs"である。
日本語で「あしながおじさん」と訳されるがこのおじさんの足は右足か左足か
それとも両足か等考えたこともなかった。
半世紀以上も前に見た「あしながおじさん」というタイトルの映画の原題名を
「ダディー・ロング・レッグ」と思い込んでいたが、今回Webで調べた時
「ダディー・ロング・レッグス」が正しいと初めて認識した。
私の記憶の中の「おじさん」は一本足と言うことになってしまう。

その昔私の知人でアイルランドに移住した日本人夫婦が話したことを思い出した。
その人が言うには現地生まれの4才の娘さんが靴下を片足だけつけて
もう一方を探しながら"Where is my sock ?" と言ったという。
その人はお嬢さんが無意識に靴下の単数・複数と
それに伴う動詞の選択をしているのに驚いたそうだ。

話を元に戻そう。英語で原則複数形を用いる名詞として、
glasses, scissors, shoes, socksなどがあるということは習ったが
この時動詞は単数形か複数形かは忘れてしまった。
"Scissors cut(s) a paper" ではカッコ内のsは必要なのか不要か。
Scissors are(is) a pair of scissor等もareかisか分からない。

私達の時代,大学の英語の授業は大体英米作家の随筆の講読で、
発音、会話、英作文、文法など実用的英語は教えられた記憶がない。
したがって私の英語力は実用力・応用力は別として
今でも高校3年時が一番高かったっと思っている。

最近日本のプロ野球の放送はあまり見ないが後期高齢者の特権で
昼前にBSテレビで大リーグの試合をよく見る。
スコアがテロップで示され、今日のワールドシリーズでは"0 out"と
表示されていた。なぜこんなことを記すかと言えば昨年の放送では確かに
”0 outs"となっていた。その時疑問に思って調べてみると「ゼロは複数扱い」
という説明に当たりしぶしぶ納得したことを覚えている。
天下のNHKが昨年複数扱いをしたゼロを今年は単数扱いをしている。
多分どちらも正しいのだろう。


"I don't have any pets"の訳として「私は1匹もペットを飼っていません」である。
では"I have some pets" はどうだろうか、この場合「私はペットを
何匹か飼っています」となり、日本語では単数だったり複数だったりする。
少し神経質になりすぎたようだ、所詮言葉は事象を後追いするもので、
「言葉ありき」というのは間違いだろう。

ゼロに関してゼロ・サム言う語を思い出した。
もともとゲーム理論からきた言葉で「あるものが勝利すればそうでないものは
敗者になる」という極めて常識的なことだ。つまり両者を足せば”±”ゼロになる
ということだろうか、ところがこの考えに反して政治やビジネスの世界で
よく用いられるのがウイン・ウインという言葉がある。
互いに不足するものを物々交換し合う場合ウインウインだが
近代的に貨幣を介してそのやり取りをするとゼロサムになってしまう気がする。

「あしながおじさん」、ゼロの単複問題、ウイン・ウインとグレードの低い
三題噺をになったが、私の誤解・不理解・感違いも大いにありうる。
ボロが出ないうちに(もう出てしまっている?)お開きとしましょう。





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Last updated  2020.10.22 12:38:33
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