愈々庵気まぐれ日記

愈々庵気まぐれ日記

2020.10.28
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今年は9月も10月もほとんど毎日雨が降った。
やっと昨日あたりから空が高くなり、雲も薄くなって秋らしくなった来た。


毎日の散歩道の川岸に小さな白い花を持つ雑草が生え茂っている。
以前から名前が気になっていたが断定しかねていた。
ミゾソバと思っていたのだがネットの画像データではみな
ピンク色の花が咲いている。
花や葉の形からタデ科の植物であることは
分かるが最近になってミゾソバに白花種もあることが分かった。




同じ時期に同じ場所に咲く類縁種にアキノウナギツカミと
ママコノシリヌグイというのがある。

(Wikipediaより)

前者は茎にとげのような毛があり、ウナギでも滑らないという意味、
後者はなんと品のない命名であるが継子のお尻ふきの意味らしい、
また韓国では嫁のしりふき草の名もあるらしい。
いずれも昔の名前だが野草にはしばしばオイヌノフグリとか
ヘクソカズラとか酷いものがある。
因みにフグリは栗を入れた袋の意味らしい。後者に至っては
屁と糞を重ねたもので何ともびろうな話である。
さらに尾籠な話であるが「尾籠」と言う苗字の人が
全国に550人ほどいるそうである。

ここまで書いた後散歩の足を少し伸ばして石神井公園に行ってみた。
そこで間違いなくミゾソバの群落を見つけた。


ズームしてみるとかすかにピンク色でWebで見る画像そのものである。


話を前日の散歩の戻すと水辺にもかかわらず背のひくいススキが
ミゾソバと混在して秋の気配を漂わせている。


揺れ動く川面と首を垂れる寸前の薄が季節感を漂わせる。


コウゾリナも線香花火のような花序が川面に揺れている。
以前から語源に疑問を持っていたが「顔剃菜」らしい、
茎や葉に剛毛があり、それが髭剃りを連想させたそうだ。


夏時からいつも気になっていたもので、もう一つ線香花火のような
花序を持つものにハゼ蘭がある、大きさ5ミリ以下の小さな
ピンク色の花をさかせる。どうしても名前が分からなかったが
今回やっと同定することが出来た。


今はもう花は無く実が成っているだけだがこれがまた可愛いのである。


下の写真は​ Webから借りたものであるが ​、3ミリほどの小さな花で
ありながらしっかりと5弁の花弁としべが分かる。
咲いている花を見る機会が少ないと思っていたが、
夏の午後2、3時間しか咲かないとのことで、そのことから
三時草(花)、三時の貴公子、三時の天使などの愛称があるそうだ。


暑い時間帯には散歩に出ない私のような無精者には花を見る
機会は少ないが、今の時期は赤い実が綺麗である。Wikipediaによると
赤い実が線香花火を連想させるところからハゼ欄と言う名がある。
「はぜる(爆ぜる)」とはホウセンカのように植物の実が十分に熟しパンとはじけることを指す言葉らしい。そういえば我が家でも今日もはじけて
ベランダに飛び散った初雪草の種を拾い集めているところである。

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Last updated  2020.10.28 12:33:49
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