昨日の京都・祇園での交通事故ですが――

運転していた容疑者が、癲癇の持病を持っていた事が
ニュースで大きく取り上げられていますが
同じく癲癇を持つ娘を抱える我が家にとっては、
とても他人事とは思えず･･･

家の人の話によると、家でも５分程度意識が無くなる発作を
何度か起こして病院にも掛かっていたそうで。

でも運転免許の更新の際にも申告は無く、
会社にも病気の事は伝えてなかったとか。

会社も、事故を起こされては一大事になりますから、
知ってて故意に運転させてたとは考えにくいので、
本当に知らなかったんでしょう。

しかし、車の運転時には５分どころか、一瞬の意識の喪失が
大事故に繋がる訳ですからね･･･
自損事故ならまだしも （いや、それも本当はダメだけど） 、今回の様に関係の無い
多くの人を巻き込んでしまう事も、忘れてはいけないと思います。

勿論、癲癇を持っていても過去２年間発作を起こしておらず、
医師が今後も大丈夫と認めた場合には、車の運転もＯＫなんですけどね。
癲癇の人が、全て運転がダメという訳ではないんですけど、
まだ病気との因果関係は不明の様ですが、この人の場合はそうではなかったの
ですから、やはり車の運転はすべきでは無かったと思います。
実際、多くの方が亡くなられたり、怪我をされてる訳ですから。


こちらでも度々書いておりますが、姫も小学４年生の時に
学校で発作を起こして倒れ、救急車で病院に運ばれました。
先生方の話を総合すると、倒れてから救急車で病院に着く少し前で
目覚めるまで、４０分程意識が無かった様です。

ちょうど授業中で、クラスメイトが異変に気付いて先生に教えてくれ
担任の先生を始め、支援学級や保健の先生が速やかな対応をして下さったので
良かったと思います。
それが休み時間等で単独行動を取っていた時だとか、
登下校中等、目の届かない時に起こっていたらと思うと、
今でもぞっとします。

幸い、その時以来発作は起こしていませんが、
たとえ脳波に異常波が出ていなくても、将来発作を起こしてしまう事は
十分考えられるので、医師から断薬を提案されるまでは
薬を飲み続けて、きちんと管理しなければなりません。


先程も書いた様に、今回の事故については、人にぶつかるまでは
車の間をすり抜けて走ったり、クラクションを鳴らしたりしてたそうで、
果たしてその時、実際に発作を起こしていたかどうかについては疑問が残る為、
病気との因果関係はまだ不明ですが、以前にもこれと同じ様な事故で、
登校途中のお子さんが亡くなる事がありましたし、こういう事が続くと
｢癲癇は怖い病気だ｣
という固定観念や、偏見が増幅されそうで怖いですね。

癲癇は個人差はありますが、きちんと医師に掛かって、薬を服用すれば
大半の人はコントロール出来る病気です。

ニュースでもキャスターの方がこの点について、何度か
言われてましたけど。
でも人間って、強く印象に残った事しか覚えてないですもんね。
しかも自分に都合の良い様に解釈したりして――
就職とか、色んな事に影響しそうで嫌だな･･･

どうか偏見がこれ以上大きくなりません様に。
そして、亡くなられた方のご冥福をお祈り致しますと共に、
怪我をされた方の１日も早いご回復を心よりお祈り申し上げます。

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