2010年03月21日
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オカルトでっかち


■治療院を終了後の待ち合わせまで時間があったので、BOOKOFFに立ち寄り、大量に購入してしまった本の中の一冊である。


 拙者も世紀末生まれなもんで、昔からUFOとかUMAとかU霊とかは好物なのである。

この『オカルトでっかち』は芸能人の松尾貴史氏の著作。



■端的に言えば、オカルトに対する批判本なんだけど、松尾自身が体験したことのある“超常現象”についてもアレコレと事例が述べられていている。だから、一見するとオカルト肯定派の本のような錯覚を憶える。
 巻末に夏目房ノ助氏が「前回の本を新しくしたので、解説を頼まれた。しかし、前回の本を新装しただけならば、解説を新しくする必要はない」と言って一度断ったそうだ。しかし松尾氏が「前回よりも、もっとオカルト否定派に傾いています。これは私に子供ができたことがそうさせたのかも知れない」と言う弁を聞いて、新たに解説を書いた、と言うくだりが書かれていた。


■なるほど、、、と思った。

 松尾氏は、拙者ほかの多くの「好奇心旺盛な連中」と一緒に、UFOからユーレイまでの、一連のウサンクサイ話を楽しみたいのである。
 もちろん、松尾氏にはその楽しむだけの知的余裕がある。

 しかし、本書の中でも再三触れられている、余りにもバカバカしいオウム真理教の醜態や、占いを信じて本気で結婚や妊娠・堕胎など人生を左右してしまう真生の「オカルトでっかち」の存在が無視できなくなり、怖くなって来たのではないか、と思った。



 だが、この世に生まれ出たばかりの彼の子にとって、、、世界が気がついたらこんなにも歪んだカタチであることに怖くなったのではなかろうか。
 それは正常な親の判断である。・・・と思う。

 なぜなら、恋人同士と言うのはファンタジーの共有であるが、親子と言うのはリアリズムの対決なのだから。


 蛇足だが、中国文化の特徴として戦争と医学にオカルトを導入しない傾向がある。

『三国志』の主人公的存在である、劉備(玄徳)は跡継ぎ、劉禅は敗戦色が濃くなり末期的状況になった政治を占いによって決定し結果蜀は滅びた。
中医学にも古くは祝由と言う祭祀儀礼的な医療の分野があったが、今では見る影もない。

☆婦人蔵躁.喜悲傷欲哭.象如神霊所作.数欠伸.甘麦大棗湯主之.


マンガ『マスターキートン』にも
 「自分の空想癖を治すため」として入隊したキートンだが退役した理由は「リアリズム過ぎた」からだと言う条りがあった。


オカルトでっかち





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最終更新日  2010年03月21日 23時09分32秒
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