2010年03月22日
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カテゴリ: 【  ほん  】

整体入門

■言わずと知れた、野口ハルチカ師の名著(文庫本ver)である。

 整体と言っても、今はやりのボキボキと骨を鳴らしてキモチイー!の整体ではなく、
「癒気」と言って、二人一組で気を通す方法なのである。(詳しくは著書を読んでね)

“編集工学”で有名な松岡せーごー氏の書評ブログ「1000夜1000冊」でも、野口整体の実践者である松岡氏のコメントがあった。
 松岡氏は、今後人体に対する理解の角度を、従来の運動学や医学とは違った視点で「編集」し直す必要性を感じているようだ。


■さて、著書の内容なのだが、野口整体の入門にして奥義(奥義とは基本の中に隠されている)が、惜しげもなく著わされている。


 この本との出会いは何度かあって、一度目は10代の頃、確か私がストレスと夜更かしで腰を壊して、2年ぐらいまともに立ち居振る舞いが出来なかった頃に読んだ。(当然古本で)

 しかし、当時は『整体入門』を読んでも結局ピンと来るものが無く、
腰痛はネコ屋(バッタモン売り)で売られてる万年灸(千年灸のパチモノ=台座が六角形の亀甲形=亀は万年?)と、

今でこそ笑える話だが。


▼二度目は鍼灸学校の図書室である。
 図書で借りると言うのがどうもニガテで、貸出期限と汚さないようにドキドキしながら読んだので、頭に入らなかった。


■三度目が、つい最近古本でゲットしたのである。
 しかし、読むと難しい。
 「体癖」と言う、その人のカラダが、ゆがみやすい方向性を持っていると言う独自の体質論と、まったく無関係(のようにしか私の頭では理解できない)、独自の整体法と二人一組の「癒気」である。

 整体術と、心霊術の最大公約数が説明されているような印象だ。

 自分で系統立ててまとめてみようかと思い立つが、何年か前に読んだときもそうしようとしてついに始めることが出来なかった。今回もやり始めることは無さそうだ。


■おもしろいのは、書道家の言う「気を入れないとしっかり書けない」と言う表現を聞いた野口師が、「気で文字がかわるなんて信じられない」と批判している所だ。つまり、野口師にとって、気とは概念よりもかなり手応え感触に近いものだろうか。
 おもしろいと書いたけれど、実は怖い。
 怖い話と言うのは、おもしろい。


 波打際で崩れる砂の上に立つような感覚が迫ってくる。


 陸に上って、どっしりと根っ子を生やしてしまうこともできず、波に呑まれて海に泳ぎ出すこともできず、波打際で転ばないように歩いているだけで必死なことを自覚させられる。


 あまり怖いので、あと5年ぐらいはまた読まないでおこう・・・。^^;






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最終更新日  2010年03月22日 23時23分25秒
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