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BSでやっていた最近のフランス映画をさびついたフランス語をおもいだしながら見ていたのでした。「愛するものよ列車に乗れ」だったか?うーん、悪くもないけど、これはエピソードにつぶれている感があります。よくマンガの新人賞で「エピソード不足」という評がありますが、その逆。ゲイ、性転換、エイズ、ドラッグ、家族の愛憎、芸術、離婚、DV、ザジ的少女、死、自殺、妊娠、遺産相続など、ドラマになりそうな背景をしょった人物を全部登場させたのに、結局(俳優はせいいっぱいやっていると思う)彼らの問題なんて見てる私にはどーでもいいような気が途中でしてくるのです。複数の視点で描くというのは結構だけど、だからなに?スキャンダラスなキャラを組み込むだけではドラマにならないし、どいつもかわいくない。それが製作者の人間観なんだろうけど。その点アルモドバルは、困ったチャンがあんなにでてくるのに、作品に愛を感じさせるなあ偉大だなあと思うわたしでした。伊丹十三「お葬式」を思わせる感じもありましたが(なんたってリモージュでのお葬式に親戚知人集結というお話ですので)この作品には残念ながらユーモアというものが欠如しているのでひたすらだらだらさえない感じに終わってしまっているようです。アンハッピーエンドの映画を作るのはとてもリスクが大きいかと思うけれども(単に後味が悪いからきらいといわれてしまう)それを割り引いてももっとえー感じの、スリリングな中盤がこの作品には必要ではないか?と思いました。
2004/01/28
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