平成10年に働き始めてから,
コツコツと財形貯蓄(以下「財形」という)を続けてます。
私は9年間に8回もの部署異動を経験していますが
私と隣席になった同僚は私からの財形の話を聞いて
始める人が多いのも事実です。
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では財形貯蓄ってなんでしょう?
1971年に制定された勤労者財産形成促進法に基づいて設けられた
「勤労者財産形成貯蓄」の略称で,
翌72年1月にスタートした
「 勤労者が事業主の協力を得て賃金から毎月または,
賞与毎に定期的に天引きで行う貯蓄(事業者が天引き代行)」
を指し,これには一般財形・住宅財形・年金財形があります。
公務員や比較的規模の大きい民間企業ではこの制度を採用していますので,
自分や旦那さんの会社にこの制度があるかを確認してみてはいかがでしょう。
あくまで天引きによる積立てですので,一括で預けることはできません。
(1) 一般財形 は,その名のとおり自由目的での積立貯蓄です。
積立数に制限はありません。
(2) 住宅財形 は,目的が住宅取得に限られます。
年金財形と合計で 非課税550万円 という税制上の特典があります。
(3) 年金財形 は,その名のとおり,年金の積み立てですね。
これらの財形に一定の加入期間及び積立金額等の条件を満たすことで
財形持家融資 や 財形教育融資 といった
銀行よりも比較的低金利の制度を利用することができます。
財形は大きく分けて,銀行・郵便局・証券会社という 金融系 と
生保・損保という 保険系 に分けられます。
金融系は,皆さん,ご存じの銀行による積立預金や郵貯ですね。
生保・損保は,保険の積立になりますから,ちょっとした特典があるんです。
それは,
死亡保障・傷害による死亡及び高度障害の場合には
積立残額の 5倍 が 保険金 として遺族に支給されます。
これは嬉しい特典です♪♪
なぜ?ってわかりませんか?
200万円の残高があれば,その5倍の 1000万円 の生命保険に
加入したのと同じ保障が受けられるのですよ。
それも掛け捨てではなく,どのみち戻ってくるお金ですから!
ちなみに40歳で1000万円の10年定期保険に加入すると
アフラックで月々約3000円ですね。
10年間だと 約36万円の掛け捨て になります。
年齢が高くなればなるほど,定期保険や終身保険の保険料は高くなるので
財形は貯金がそのまま保険になるという優れものなんです。
ただし,解約するとデメリットがあります。
45ヶ月未満 の解約は,積み立てた総額よりも受取額が少なくなり
元本割れ を起こしてしまうので,注意が必要ですね♪
私は,マンション購入の際に住宅財形のお世話になりましたが,
注意しなければならないのは,物件の完成前,引き渡し前に
住宅財形を解約するならば,総額の 9割 しか解約できないこと!
残り1割は 引き渡し後に 解約できます。
その他,数年先の自動車購入資金としてコツコツと積み立てをしてますし,
子どもの教育資金も財形貯蓄を利用しています。
学資保険は貯蓄+保 険 なので,
保険料の総支払額よりも受取額が少ないのですよ!
(これは知らない人が以外に多いのです。)
財形貯蓄は貯蓄の王道 と言われる程に
給与から天引きされるため,知らないうちに貯まっていきます。
この制度を利用する手はありませんよ。
独身女性のマンション購入 2013.03.22 コメント(1)
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