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2014年からモーニング娘。は「モーニング娘。'14」と改名し、「ミュージックステーション」をはじめとする音楽番組や朝の情報番組のほか、CMにも出演するようになり、メディアに登場する機会が驚くほど増えた。コンサート会場でも女性の観客が多くなり、新たなファン層が加わったことをうかがわせる。これは劇的な変化といっていいだろう。 そもそも17年間続けていなければこういう現象も起こらなかったのである。メディアに出ることがほとんどなかった時期も、質の高いコンサートを行い、グループの土台を守り続けてきたから今がある。だからこそ、今の状況に対して「よかった」といえるのだ。これを現時点で「再ブレイク」と呼ぶことにはさまざまな意見があるだろうが、この点に関しては、メンバー自身、冷静なのではないかと思う。それなりに酸いも甘いも噛み分けた道重さゆみがリーダーを務めている影響もあってか、メンバーたちにうわついたところはみられない。2014年3月15日にスタートした「モーニング娘。'14コンサートツアー春 〜エヴォリューション〜」は、そういうグループの向上心を示す絶好の場であった(もっとも、ツアーは現在も続いているが)。このツアーは2013年秋の「CHANCE!」の時に作り上げたフォーマットの応用編のような内容で、セットリストに『モーニング娘。'14 カップリングコレクション2』の楽曲を盛り込んだり、メンバーに思いきり個性を出させるような楽曲をとりいれたりして、「CHANCE!」よりもバラエティーを持たせていた。 私が観たのは盛岡、仙台、中野の3ヶ所なので、その印象しか書けないが、石田亜佑美と佐藤優樹の成長ぶりが著しく、とくに3曲目でステージを牽引する石田は、進化したというよりも、「誰?」といいたくなるほど突然変異していた。彼女は演技の才能があるので、おそらくこの時も一つの役になりきり、パフォーマンスしていたのではないだろうか。 佐藤優樹の方は、歌唱の引き出しが明らかに増え、「泣いちゃうかも」の「気付かないフリをしていつまでも」の部分では陰翳を出すなどして、はっとさせられたものである。彼女の場合、計算してやっているのかどうか分からないところがあるが、今回は自分なりに歌い方をいろいろ考え、工夫しながら挑戦しているようだった。 センターのポジションを任されることが多い鞘師里保は、まだ高校1年生ではあるが、歌とダンスの両方で大きな役割を果たしている。そのダンスの身のこなしは相変わらず隙がなく、求心力も強い。制約の多い振付では細かな動きの差にみえても、それは、才能の差としては大きいものである。現在のフォーメーションダンスで、彼女が全体の印象をまとめるような立ち位置にいることがプラスに作用していることはいうまでもない。 ただ、彼女自身は周囲の人のすぐれた部分に刺激を受けながら歌もダンスも変異していくタイプで、まだこれが到達点だといえる場所に達しているわけではないだろう。自分でも2013年に12期メンバーのオーディションが行われた時、「何かしらのスイッチを押してくれる刺激的なメンバーに入ってきてほしい」という意味のことを語っていたし、今後入ってくる新メンバーによってどう変わるのか楽しみである。 「エヴォリューション」は東北公演を観ただけでも十分楽しめる内容だったが、これをグループの「進化」とまでいいきれるかどうかは即断出来なかった。毎回ツアーのたびにそんな風に思い、後日訂正することになる。今回もその通りになった。 コンサートツアー後半、5月6日の中野サンプラザ。冒頭から観客の熱い声援に支えられた力のこもったパフォーマンスが続く。といっても、ただ力んでいるのではなく、自信にあふれていて、まだまだ自分たちは上にいけるのだといわんばかりの様子もうかがえる。10人のメンバーの呼吸が合うことで、ツアーを通して育てた楽曲の魅力がしっかりと伝わってくる。それでいて安全運転にならず、あくまでも攻めようとするその姿勢には、頼もしさがあふれていた。とくに「わがまま 気のまま 愛のジョーク」は、これまで観たり聴いたりした中(CD音源も含む)では最高のできばえで、終わった後は思わず溜息が出た。楽曲も、メンバーも、本当の意味で「エヴォリューション」していたのである。 3ヶ所の公演を通じて、道重さゆみのダンスの動きがいつにも増して大きく、振付をしっかり見せようとしていたのも印象的だった。彼女は自分のシルエットを綺麗にみせるのがうまく、新曲「時空を超え 宇宙を超え」ではその美点があますところなく出ていたと思うが、ほかの曲でもぬかりがなく、コンサートの終盤は疲れてくるというファンにはおなじみの場面も皆無だった。一つ一つの曲を大切にしたいという強い思いに駆り立てられていたのかもしれない。その彼女が2014年4月29日に卒業を発表した。道重さゆみが卒業するのは淋しい限りだが、彼女なりに考えた上での結論なのだろう。地元の山口県で発表したことや、何かを目指すために卒業するという展望を口にせずスピーチをまとめたことにも、こだわりを感じさせる。彼女は自分に正直でありながら、人から期待されている自分のイメージも壊さない。卒業を発表する時も、そういうところはブレないのである。 これまで道重は、メディアで自分のイメージを賭けた大きな勝負を行ってきた。そして、そこで蒔いた種が結果的に収穫へと結びつくよう努力を積み重ねてきた。そうやって彼女が培ってきたものを一言でいうなら、それは信頼感である。ふとしたことで一瞬にして崩壊しかねない「アイドルに対する信頼感」をファンとともにはぐぐみ、強固なものにしてきたのである。11年間在籍していながら、前回より今回のツアーの方がステージ上での見せかたがうまくなっている、という風に成長を止めないところも、負けず嫌いの彼女らしいが、冷静に考えると大変なことだ。もちろん、ルックス面に魅力があることも強みである。このまま卒業の日を迎えることが出来れば、彼女は誰にも模倣し得ないお手本のようなリーダー像を純正アイドルの立場で示したことになる。 アイドルの歴史は祝祭の歴史である。一口に祝祭といっても種類はさまざまだが、道重さゆみはその歴史の本道に自分のやり方で名を連ねた。私にはそのように感じられる。とはいえ、モーニング娘。'14の長所を全てリーダーの功績に還元して語るつもりはない。そういった見方は、正確さを顧みなくなるものだし、喪失感を殊更強調するための布石にもなりかねないからだ。それに、後輩メンバーは強い向上心を持ち、その大半は決して遅くないスピードで実力をつけている。彼女たちは才能や個性の幅にまだ先があることを感じさせるし、ツアーごとに「この人にはこういう面白さもあるのか」という発見をさせてもくれる。 モーニング娘。は常に今ベストを尽くすことでファンの信頼を勝ち取り、歴史を作ってきた。そのスタイルはモーニング娘。'14になっても変わっていない。道重は「超でっかく、超かっこいいモーニング娘。に仕上げてから卒業して、次の世代にバトンタッチしたい」とコメントしていたが、それはグループのために力を出し切り、完全燃焼することの宣言とも受け取れる。それを踏まえていえば、秋のツアーは10人の総合力をいかんなく示した中野サンプラザでの「エヴォリューション」を超えるものになる。これまで以上に熱気を帯び、個々の力も増していくことだろう。モーニング娘。'14が生まれ変わるまであと半年、10月にはニューヨーク公演も控えている。その間、彼女たちがどこまで仕上がるのか、今が勝負の時である。(阿部十三) 花の絵 モーニング娘。’14の実力
2014年05月26日
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私、これ、全然知らなかったんですが、どうやら、長崎の朝の情報番組に出演していたようですね。偶然、この動画を見つけました。ちなみに、あっぷる、という番組ですよ。まあ、この時間帯だと、私は仕事中なんで、見れるわけないんですけどね。二人とも、まだまだ、トークがぎこちないね。これからも、どんどん、経験を積んでくださいな。
2014年05月26日
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モーニング娘。からの卒業を発表した道重さゆみさん(24)が、各界から注目を集めている。モー娘。再ブレイクの立役者として、「日本の理想のリーダー像」という言葉も出るほどだ。道重さんは2002年に第6期メンバーとしてモーニング娘。に加入し、2012年にリーダーに就任。10代ばかりのメンバーを率い、2014年4月にはグループ初となる5作連続オリコン1位を獲得した。しかし同月末、今秋のコンサートツアーをもって卒業すると発表した。経営者や政治家には「こんなやつ一人もいない」 この発表を受けて、ファンを中心に動揺が広がっている。昔からハロプロアイドルを応援していることで知られる慶應義塾大学教授の金子勝氏は、大竹まことさんが司会する5月9日のラジオ「大竹紳士交遊録」(文化放送)で、道重さんの卒業についてコメントした。金子氏は、道重さんがキャリア10年にしてリーダーに昇り詰め、低迷期にあったグループの再生に貢献したことに注目した。「道重さんが日本のリーダーを代表してるんですよ、理想像を。24(歳)で。4100日以上モー娘。にいて、下積みから上がってくるんですよ。中学生高校生を従えて、一回沈んだモー娘。を浮上させた後に引退していくんですよ」結果を出した後に、潔く卒業することを評価しているようだ。成果もあげずに地位にしがみつく経営者や政治家と比較して、「こんなやつ一人もいない。泣けるんだよ」と絶賛した。また、SF評論家の大森望氏も、金子氏が出演する前日の同番組で、道重さんの卒業に言及した。以前の放送で、道重卒業のショックで仕事が手に付かない「さゆロス」状態になっていると語っていた大森氏は、道重さんの魅力についてこう語った。「凄いのは歌も上手くないし、ダンスも得意じゃないのにかかわらず、11年間生き残ってリーダーになったこと。しかも、5作連続オリコン1位という偉業を達成したこと。マイナスから這い上がった(ところが凄い)」グループ入りした当時、道重さんは歌もダンスも得意ではなく、後列で干され気味だったが、ラジオのパーソナリティやバラエティでの毒舌キャラで結果を出してきた。大森氏は、このような「外部での評価」をバネにリーダーに上り詰めた「長い物語」があり、それが今、大団円を迎えようとしているとコメントしている。道重さんを変えた「リーダーという地位」 ただ、ファンに訴えかける物語性を持ったアイドルは、他にもいるはずだ。道重さんの何がそこまで強く人を惹きつけるのか。アイドルに詳しいライターのロベルト麻生氏は「リーダーになるまでの10年間の歩みはもちろんですが、就任前後での人間的成長が凄い」と指摘する。麻生氏によると、道重さんはかつては何事に対しても「自分さえ可愛くてオイシかったらそれでいい」というスタンスだった。「(田中)れいなではなくさゆがリーダーだと発表されたときは正直大丈夫なのかと思いましたよ」。しかしリーダーに就任してから言動が大きく変化したと見る。周囲を見て、グループをまとめあげるだけでなく、後輩メンバーのいいところを把握してブログやイベントでファンに伝えた。これがメンバーのモチベーションアップにもなったという。対外的にも「今のモーニング娘。」の魅力について積極的にPRし、これによりグループが過去のものではなく、現在進行形であること強く印象づけさせることに成功した。さらに、就任直後のシングル発売では、中澤裕子さんを始めとしたOGメンバー一人ひとりに手紙を添えてCDを送っている。これをOGがブログで紹介し話題になったが、こうした気遣いも、以前の道重さんからは想像できなかった、とする。「『自分が、自分が』だったさゆが、グループのために尽くすというギャップが格好いい。気高さまで感じる。卒業まであと半年、最後まで応援します」また麻生氏は、地位によって変わった道重さんの背中を見てきた後輩たちの中から、必ず頼もしいリーダーが生まれると期待している。
2014年05月15日
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石川県のテレビ番組らしいです。数回に分けて、放送されたようですね。道重さん・・・、本当に、立派になったよなあ・・・。苦節11年だもんなあ・・・。そして、やっぱり綺麗だわ・・。
2014年05月15日
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