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| BIWA-TEKU（ビワテク）
2025/11/02
テーマ： ウォーキング(4852)
カテゴリ： 滋賀の名所・旧跡・観光地
徒歩でビワイチ
気ままな歩き録。
2025年11月2日 草津市 晴れ 最高気温19℃ 最低気温10℃
秋晴れの下、今日は 東海道 中山道 の分岐点 草津宿 を歩いた。
（JR草津駅前の草津宿を示す石柱）
前回、中山道の守山宿を歩いてみて、そうだ草津宿も歩いてみようと思い立って
草津宿は、江戸方（東方）からの東海道・中山道の合流点、京方（西方）から見ると
二つの街道の分岐点に当たる宿場町。
東海道五十三次の52番目の宿場であり、中山道では六十七次の67番目の宿場となる。
街道沿いの旧宿場界隈は、現在、JR草津駅の繁華街近辺で仕事での出張などに併せて
ちょっとした観光にはちょうど良い感じのロケーションだ。
今回、JR草津駅からスタートして、駅近くの草津宿を散策して、東海道を西に向かい
瀬田の唐橋まで歩いた。距離で概ね10km程度。
8:00 JR草津駅
気持ちの良い晴れの朝。さぁ歩こう。
駅の東出口を出てすぐに冒頭の草津宿の石柱がある。
旧草津川のトンネルを抜けるとすぐにある草津宿のシンボル的な石柱。
右 東海道いせみち、左 中仙道美のぢ と刻まれている。
大きな道標で上に灯籠が装着されている。高さ一丈四尺七寸（4.45ｍ）とのこと。
道標横の説明。
トンネルのすぐ横の斜面に建てられており、道路を挟んで反対側には高札跡を示す説明版もあった。
石部宿 へ、中山道は北に向かい 守山宿 に至る。
往時は旅人が行き交う賑やかな分岐点だったのだろう。
また、道標のすぐ隣は脇本陣大黒屋跡とのことで、現在はまちづくりセンターという施設になっている。
その前に草津宿の全景を示す大きな看板と説明板があった。
説明板。
草津宿の街並み。
東海道を東に向かい歩く。
すぐ傍に 草津宿本陣 がある。現存する本陣で、全国でも最大級らしい。
今日は時間が早くまだ開館していない。
く さつ夢本陣 。観光案内所だ。朝早くここも閉館中。
少々早く来過ぎたな。街道を歩くことが目的出来たからやむなし。スルー。
問屋跡。
8:20 立木神社 。
駅から約1kmとすこし。
旧宿場町として観光名所整備されているのはこの神社辺りまで。
立木神社、街道沿いの宿場町にある神社のことから、厄除開運・交通安全の神社として
信仰されたようだ。謂れは神護景雲元年（767年）まで遡るらしい。
立派な拝殿と本殿。
今日の歩行の安全を祈願。
七五三の時期で禰宜さんらが準備の最中だった。
神社創祀の謂れとなるご神木、柿の木。
謂れを示す高札。
神社内にも道標がある。
宿場に元々建てられていた道標で延宝8年（1680年）のもので滋賀県内で最も古いとのこと。
ちなみに、現在の道標（前出の道標）は文化13年（1816年）製とのこと。
先に進む。
8:30 草津川の橋の袂の黒門跡。
東海道での草津宿の入口を示す門とのことだ。
8:40 やばせ道 道標 。
東海道と矢橋の渡しに向かう路の分岐点。
左が東海道、右がやばせ道。
この辺りの地名は矢倉といい、矢倉立場といわれる旅人が小休止する場所だったそうだ。
そこに茶店があって「うばがもち」というあんころ餅を提供していたとのこと。
現在、草津の名物となってる うばがもち の謂れである。
さらに、ことわざ「急がば回れ」の語源にもなった所とのこと。
室町時代の歌 「もののふの矢橋の船は速けれど急がば回れ瀬田の長橋」 に基づく。
京に向かうのに、矢橋からでる渡し船に乗ったほうが近道で早いが、天候によっては
風雨で渡しが出なくなることもあり、むしろ遠回りになるが瀬田の唐橋経由で向かった方が
安全で着実であるという話しだ。
この地では、江戸時代の旅人の俗謡で「瀬田に回ろか矢橋へ下ろかここが思案の乳母が餅」
と謳われたそうだ。（説明板より）
先に進む。
南草津の野路地区に至る。
野路一里塚跡。
東海道は地区ごとに地域の旧跡を紹介する案内板が充実している。
この野路地区は、草津宿が栄える前の宿場町だった場所とのこと。
9:20 野路萩の玉川跡
日本六玉川の一つと言われた美しい泉だったそうだ。
六玉川とは、歌枕に使用される全国の六つの玉川の総称で、野路の玉川（近江国）
三島の玉川（摂津国）・野田の玉川（陸奥国）・調布の玉川（武蔵国）
井手の玉川（山城国）・高野の玉川（紀伊国）だそうで、歌川広重の浮世絵
「諸国六玉川」としても描かれている。
当地の説明板。
9:30 道を進むと大きな池の中の祠が有った。
石橋で渡れるようだ。謂れはよく分からないが弁財天を祀っているようだ。
石橋の袂。島には小さな祠が祀られていた。
この先もテクテク東海道を進む。
10:30 瀬田の唐橋に到着。
袂の龍王宮秀郷社にお参り。
少し早めの昼飯。
石山駅近くのお好み焼き屋さん どてっぱん にて。
関西では珍しくもんじゃ焼きを提供してくれるお店。
もんじゃをつまみながらの昼呑み。
小洒落た店内は雰囲気も良くまた来たいと思えるお店でした。
ごちそうさまでした。
12:20 JR石山駅
今日歩いた距離：11.8km 歩いた歩数：14,261歩
歩いたコース
草津名物 うばがもち
小さいあんころ餅で食べやすくておいしい。
ウォーキングと昼呑み、贅沢な一日でした。
おつかれちゃん。
気ままな歩き録。
2025年11月2日 草津市 晴れ 最高気温19℃ 最低気温10℃
秋晴れの下、今日は 東海道 中山道 の分岐点 草津宿 を歩いた。
（JR草津駅前の草津宿を示す石柱）
前回、中山道の守山宿を歩いてみて、そうだ草津宿も歩いてみようと思い立って
草津宿は、江戸方（東方）からの東海道・中山道の合流点、京方（西方）から見ると
二つの街道の分岐点に当たる宿場町。
東海道五十三次の52番目の宿場であり、中山道では六十七次の67番目の宿場となる。
街道沿いの旧宿場界隈は、現在、JR草津駅の繁華街近辺で仕事での出張などに併せて
ちょっとした観光にはちょうど良い感じのロケーションだ。
今回、JR草津駅からスタートして、駅近くの草津宿を散策して、東海道を西に向かい
瀬田の唐橋まで歩いた。距離で概ね10km程度。
8:00 JR草津駅
気持ちの良い晴れの朝。さぁ歩こう。
駅の東出口を出てすぐに冒頭の草津宿の石柱がある。
旧草津川のトンネルを抜けるとすぐにある草津宿のシンボル的な石柱。
右 東海道いせみち、左 中仙道美のぢ と刻まれている。
大きな道標で上に灯籠が装着されている。高さ一丈四尺七寸（4.45ｍ）とのこと。
道標横の説明。
トンネルのすぐ横の斜面に建てられており、道路を挟んで反対側には高札跡を示す説明版もあった。
石部宿 へ、中山道は北に向かい 守山宿 に至る。
往時は旅人が行き交う賑やかな分岐点だったのだろう。
また、道標のすぐ隣は脇本陣大黒屋跡とのことで、現在はまちづくりセンターという施設になっている。
その前に草津宿の全景を示す大きな看板と説明板があった。
説明板。
草津宿の街並み。
東海道を東に向かい歩く。
すぐ傍に 草津宿本陣 がある。現存する本陣で、全国でも最大級らしい。
今日は時間が早くまだ開館していない。
く さつ夢本陣 。観光案内所だ。朝早くここも閉館中。
少々早く来過ぎたな。街道を歩くことが目的出来たからやむなし。スルー。
問屋跡。
8:20 立木神社 。
駅から約1kmとすこし。
旧宿場町として観光名所整備されているのはこの神社辺りまで。
立木神社、街道沿いの宿場町にある神社のことから、厄除開運・交通安全の神社として
信仰されたようだ。謂れは神護景雲元年（767年）まで遡るらしい。
立派な拝殿と本殿。
今日の歩行の安全を祈願。
七五三の時期で禰宜さんらが準備の最中だった。
神社創祀の謂れとなるご神木、柿の木。
謂れを示す高札。
神社内にも道標がある。
宿場に元々建てられていた道標で延宝8年（1680年）のもので滋賀県内で最も古いとのこと。
ちなみに、現在の道標（前出の道標）は文化13年（1816年）製とのこと。
先に進む。
8:30 草津川の橋の袂の黒門跡。
東海道での草津宿の入口を示す門とのことだ。
8:40 やばせ道 道標 。
東海道と矢橋の渡しに向かう路の分岐点。
左が東海道、右がやばせ道。
この辺りの地名は矢倉といい、矢倉立場といわれる旅人が小休止する場所だったそうだ。
そこに茶店があって「うばがもち」というあんころ餅を提供していたとのこと。
現在、草津の名物となってる うばがもち の謂れである。
さらに、ことわざ「急がば回れ」の語源にもなった所とのこと。
室町時代の歌 「もののふの矢橋の船は速けれど急がば回れ瀬田の長橋」 に基づく。
京に向かうのに、矢橋からでる渡し船に乗ったほうが近道で早いが、天候によっては
風雨で渡しが出なくなることもあり、むしろ遠回りになるが瀬田の唐橋経由で向かった方が
安全で着実であるという話しだ。
この地では、江戸時代の旅人の俗謡で「瀬田に回ろか矢橋へ下ろかここが思案の乳母が餅」
と謳われたそうだ。（説明板より）
先に進む。
南草津の野路地区に至る。
野路一里塚跡。
東海道は地区ごとに地域の旧跡を紹介する案内板が充実している。
この野路地区は、草津宿が栄える前の宿場町だった場所とのこと。
9:20 野路萩の玉川跡
日本六玉川の一つと言われた美しい泉だったそうだ。
六玉川とは、歌枕に使用される全国の六つの玉川の総称で、野路の玉川（近江国）
三島の玉川（摂津国）・野田の玉川（陸奥国）・調布の玉川（武蔵国）
井手の玉川（山城国）・高野の玉川（紀伊国）だそうで、歌川広重の浮世絵
「諸国六玉川」としても描かれている。
当地の説明板。
9:30 道を進むと大きな池の中の祠が有った。
石橋で渡れるようだ。謂れはよく分からないが弁財天を祀っているようだ。
石橋の袂。島には小さな祠が祀られていた。
この先もテクテク東海道を進む。
10:30 瀬田の唐橋に到着。
袂の龍王宮秀郷社にお参り。
少し早めの昼飯。
石山駅近くのお好み焼き屋さん どてっぱん にて。
関西では珍しくもんじゃ焼きを提供してくれるお店。
もんじゃをつまみながらの昼呑み。
小洒落た店内は雰囲気も良くまた来たいと思えるお店でした。
ごちそうさまでした。
12:20 JR石山駅
今日歩いた距離：11.8km 歩いた歩数：14,261歩
歩いたコース
草津名物 うばがもち
小さいあんころ餅で食べやすくておいしい。
ウォーキングと昼呑み、贅沢な一日でした。
おつかれちゃん。
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