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解説:澤田真吾七段
聞き手:室谷由紀女流三段
佐藤康光九段は37回連続本戦出場、優勝経験3回。
ひえ~凄すぎる。
池永六段は予選で山本真也六段、北浜健介八段、山下数毅四段を破り
3年ぶりの本戦だそうです。
過去の対戦成績は佐藤康光九段2勝、池永天志六段0勝。
矢倉とダイレクト向かい飛車だったとの事。
<対局前インタビュー>
佐藤康:「今回も本戦対局させて頂けて大変うれしく思っております」
「池永六段はオーソドックスな将棋を指されますので自分も全力で戦っていければ」
池永:「久しぶりのNHK杯戦という事で非常に楽しみな気持ちです」
「過去に二局指していて二局とも気持ちよく攻められて負かされているので
今日はその辺り気を付けて指していけれたらなと」
序盤、矢倉模様に。
池永六段が珍しい指し方をされてるよう。
歩を4つ突いて、7三桂と上がっており△2二飛車。
澤田:「これは…ダイレクト向かい飛車?!そんな指し方があるんですね」
室谷:「普段は佐藤九段が…」
澤田:「用意の作戦ですねぇ」
室谷:「前例のない将棋で」
澤田:「いきなり意表つかれましたね」
先手は角を7九に引き、▲4六角と。
自陣の駒組みが続きます。
先手は矢倉囲い。
局面が進むにつれ、先手は穴熊へ。
▲3五角→△3五同角→▲3八飛車→△3四歩→▲3三歩→△4九角打→▲3五飛→
△3五同歩→▲3二歩成→△8一飛
澤田:「歩がぶつからない将棋というか、持ち駒に歩がない将棋ですよね」
「歩をぶつけないと攻めるのが大変な将棋に見えますね」
室谷:「本譜はなんと▲8八銀打」
△2九飛→▲3三角→
澤田:「(AI予想の)△5三玉というのは我々の兄弟子がやりそうなw」
「…森門下の手ですね、恐らく」
室谷:「2人くらいパッと」
澤田:「そう2人しか浮かばないですけどね」
(山崎九段&糸谷八段)
(爆笑しました)
本譜は△7三玉でした。
先手の穴熊が固くAIも互角の数字。
▲5五桂
澤田:「すごい手だ」
室谷:「銀逃げるなら上なんですけど…逃げないんですね」
後手は端攻めを。
終盤、攻め合いになりました。
後手△9六歩でAIがふわふわしております。
両者残り時間互いに1分。
△6七角成→▲6七同金→△9七銀打→▲8八馬
先に池永六段の考慮時間がなくなりました。
澤田:「こういう局面なやむんですよね(時間がないので)」
室谷:「攻め駒を心配しないといけないんですね」
澤田:「(先手は持ち駒に)金駒があれば押し込んでいくのですが角ですからね」
最終盤、後手玉は中段まで出ていくような展開。
150手で後手勝利。
澤田:「序盤は池永六段が珍しい作戦を出したのに対して佐藤九段が棋風通り
固い玉形からせめていったんですけども池永六段が逃げ切ったと」
<対局後インタビュー>
~非常に面白い序盤作戦でしたが予定でしたか~
池永:「矢倉で来られたら陽動振り飛車のような感じでやってみようかな、と」
「普段あまり指さない将棋なので…内容としてはまずまず指せたかなと思います」
~終盤▲7三金と王手で打ち込んでいった局面、手ごたえのほうは?~
佐藤康:「消去法で他の手は無いかな、と思って打ったので手ごたえはなかったですね」
「動くタイミングが遅くなってしまったので…終盤は少し足りないかな、と」
勝利した池永六段は次戦、佐々木勇気八段と対戦です。
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