ライフキャリア総研★主筆の部屋

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2004年05月13日
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 読売新聞の首都圏版求人広告特集「ぴーぷる」(5月10日号)に掲載された、私の文章をご紹介します。今回は、結構、好評でした。魚屋廃業を決意した父が、「この文章を読んで励まされた。また働こうという気になった」と言ってくれたのが、何より嬉しかった!

 *ここからです*

 当コラムの読者の方から、キャリア相談のメールをいただいた。「転職回数が多く、将来に迷いや不安があり、揺れる自分を何とかしたい」という30代の女性は現在、ある公的資格を目指して勉強中。未経験の分野なので不安があり、長年のキャリアを捨てるのは惜しい気もするという。

「自分の選択は正しかったのだろうか」と悩む人は多い。自信がないので、「資格を取っても、仕事に就くのは難しい」などと否定的なことを言われれば揺れ動く。情報の正しさを疑う前に、信じ込んでしまうのだ。

 不安を振り払うには、過去の成功体験を思い出してみるといい。「あなたが……してくれたことが役に立った」とか「良かった」と言われた体験はないだろうか。そういった体験と、目指す仕事との間に何かの「つながり」がないか、考えてみよう。

 ここで事例をひとつ。起業を志したある女性は、OLのほうが安泰かもしれないと揺れる気持ちに踏ん切りをつけるべく、生まれ故郷の幼なじみを訪ねて回った。「私に向いている仕事は何?」「私に社長ができると思う?」と質問したのである。「あなたは自分が決めたら、最後まで意志を貫く人だったから、きっとできるわよ」と励まされ、「胸のつかえが取れた」という。自信を得て東京へ戻り、会社を立ち上げた。

 キャリアは子ども時代から現在まで連続している。途中でリセットして白紙に戻せない。雇う側が実務経験者を優先するのは、「よそでできたなら、うちでもできるはず」と類推するからだ。逆に言えば、「未経験者は即戦力にはならない」という思い込みが邪魔をする。これを打破するには、経験はなくとも専門知識と技能、資格、適性、社会人としての基礎、近いジャンルでの経験といった「つながり」があることを訴えねばならない。

 雇われる側が自信を持って新しい仕事に取り組むためにも、過去のキャリアとの「つながり」大切だ。

 過去と現在、未来の自分をつなぐ糸のようなものが見つかれば、揺れなくなる。糸=意図=人生や仕事に対する取り組み姿勢だ。キャリアはリセットできないが、未知の世界とリンクできる。キャリアの「糸」を見つけよう。





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最終更新日  2004年05月13日 09時19分01秒


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