ライフキャリア総研★主筆の部屋

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2004年05月18日
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 昨夜は酔っ払って失礼しました。年金問題は、未払いの悪者探しだけやっていればいいってものではないでしょう。

 国会議員の皆さんは、議員年金で優遇されているから、国民年金なんて必要ないという意識なんでしょうね。だから、誰が未払いかという点だけが問題ではなく、議員年金制度自体を叩いていかないといけないと思います。

 また、年金保険料の徴収のあり方に問題があるという議論は、もっと深まるべきだとは思いますが、うっかりすると、国民総背番号制の導入へとつながりかねないので、このあたりはよほど用心すべきでしょう。

 国民の3割以上が国民年金未払いであると言われます。3割というのはかなり大きな数字で、ということはつまり、私たちのごく身近に未払いの人がいるというわけですね。

 テレビ番組では、開業医などの裕福な人たちが年金未払いなのはおかしいと攻撃していますが、世の中には「払わなくても困らない」人ばかりではありません。「払えない」という人もいるし、「払えるけれど、払っても将来、もらえないと言われているので払わなくてもいいと思っている。だからといって、個人年金に加入するなどの自助努力をしているわけでもない」という人が大勢いる。これが実は大きな問題であり、本人を責めれば済む問題ではないと思います。

 フリーターの人たちは、大半が未払いでしょう。フリーターといっても色々な顔があります。フリーランスで長年、働いている女性の中にも、実は未払いの人が大勢いるようです。

 駆け出しのころは、収入が極めて少ないため、月々の保険料の負担が重く感じられ、手続きせずに払わないうち、いつの間にか長い年月が経過してしまい、「払ってもどうせもらえないから」という世間の風評を信じて、未払いの状態をよしとしてしまう……。

 東京に独り暮らしで、住民票は実家に置いたまま……となると、行政側も把握のしようがないのでは?

 実際に社会保険事務所に聞いてみないと定かではないのですが、長年、未払いだったフリーランスの女性が結婚した場合、やはり3号被保険者となれるんでしょうね。それで、時期が来れば、夫とともに年金を受けられる……うーん、これでいいのだろうか?



 私は銀行口座からの自動引き落としで、年金保険料を毎月払っていますが、実はフリーランサーとして独立するときに、こんな体験がありました。

「会社を辞めて独立したので、国民年金に加入したいのですが、手続きの仕方を教えてください」と区役所へ電話したところ、「ご家族と同居ですか?」と尋ねられました。「はい」と答えると、「お父さんの被扶養者になればいいじゃないですか」と言われて唖然とした覚えがあります。

 1985年当時は、現在とは制度が違っていたので、まあ、こういう対応もアリだったのかもしれませんが、行政側の認識がこんな程度じゃね。

 天引きされている会社員からすれば、不平等だ!と腹を立てたくなる気持ちも分かりますが、しかし、会社員はさまざまな意味で守られているから、権利を行使すると同時に義務を果たしているという自覚がオートマティックになっている面もあるかと思います。自由業の目から見ると、会社員は縛られているけれども、守られているなあと。

 テレビのニュース番組で、「不平等だ!」と怒っているテレビ局社員を見ていると、「おいおい」と言いたくなります。高い給料もらって、ゆくゆくは高い退職金もらって、いまの世代から比べればかなり目減りはするものの、国民年金に比べれば優位な厚生年金を手にするわけでしょう。

 保険料を支払っていない3号被保険者である年収130万円未満の専業主婦にしても、立場上、あまり大きな声では怒れないでしょうね。

 とにかく、年金というものの存在意義について、じっくり考えるいい機会だと思います。無関係な人は、この日本に1人もいないのだからね。

 ん?皇族は年金に加入しているのかな?





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最終更新日  2004年05月18日 10時20分21秒


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