ライフキャリア総研★主筆の部屋

ライフキャリア総研★主筆の部屋

2006年10月31日
XML
 いま、学校でのいじめが社会問題化するなかで、「什の掟」が注目を集めているそうです。

一 年長者の言うことに背いてはなりませぬ

二 年長者にはお辞儀をしなけれはばなりませぬ

三 虚言を言うことはなりませぬ

四 卑怯な振舞をしてはなりませぬ

五 弱い者をいじめてはなりませぬ

六 戸外で物を食べてはなりませぬ

七 戸外で婦人と言葉を交えてはなりませぬ


ならぬことはならぬものです




「什の掟」の由来について調べてみました。

「什の掟」は、江戸時代に会津藩が藩校「日新館」入学前の子どもたちに唱えさせたものだそうです。

 江戸時代においては、各藩がそれぞれに藩校を設け、独自に「読み書きそろばん」や四書五経、武士道精神などについて独自の教育を行っていたようです。

 会津藩は、5代目会津藩主松平容頌(かたのぶ)の家老田中玄宰(はるなか)が「会津藩の興隆は人材の育成にあり」として藩校「日新館」を1804年に開学し、このころ「什の掟」ができたといわれています。

 当時、日新館入学前の6~9歳の子どもは、遊びの集団「什」をつくって遊び、夕方には反省会で「什の掟」を毎日唱えたそうです。


 私は、現代という時代にとってとくに重要な「ならぬことはならぬ」ことは、以下の3つに絞り込めるかなあと思います。

1.人を殺すな(自分も他人も)
2.人のものを盗むな
3.差別をするな(弱い者いじめをするな)

 最後は「(法を、人権を)犯すな」と、したいところですが、言葉が強烈過ぎるのと、重要な問題を焦点化するために「差別」の言葉を使いました。

 もっと付け加えるべき掟があるとは思いますが、3つ以上並べても覚えきれないので、最小限を挙げるとしたらということで。



・男子学生よりも就職は不利だと痛感させられた女子学生
・小さな子どもがいると採用してもらえないと思っている専業主婦
・同期の男子社員に劣らない成果を上げているのに昇格で差をつけられているベテランの女子社員
・育児休業あけに前とは違う閑職へ追いやられてしまった女子社員
・セクハラに悩まされている女子社員


 残念ながらよくある事例です。

 もっと身近な例でいうと、

「だから女はダメだ」
「女のクセに生意気だ」
「女にわかる(できる)わけがない」
「女は家にいればいいんだ」

 といった差別的な文言がまかり通っています。「いちいちヒステリックに対応しなくてもいいじゃないの!」という女性もいますが、どうなんでしょうねえ。自分の愛する娘や、他の身近な女性が差別を受けて悲しんだり、苦しんだりしたときのことが想像できないのかなあ。

 これらの差別問題の解消には、個人的、組織的、社会的アプローチが必要で、それには心理学、社会学、行政学、社会福祉学、哲学、倫理学、宗教学、精神医学など、さまざまな分野の専門家の介入と連携が必要でしょう。

 差別は、病気の一種、不健康の一種とも考えられるのではないでしょうか。

 WHOは、「身体的、精神的、社会的に完全に満足した状態」を健康である状態として定義しています。これに対し「霊的(スピリチュアル)」という項目を加えるかどうかで議論されたこともありますが、いまはこの3つで落ち着いています。

 差別は精神に打撃を与え、社会的な立場を不利にし、その結果、心やからだを病む人も出てきます。霊的な面での打撃も少なくありません。

 差別は未来に対する希望を、黒く塗りこめてしまい、生きる活力を奪ってしまうような邪悪な力をもっています。

 私には、私にできる範囲で「雪かき」をして、後から通る女性たちのために、道ならしをしておこうと思います。これからも、ずっと。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2006年10月31日 14時12分19秒
[スピリチュアリティ研究] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X

Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: