ライフキャリア総研★主筆の部屋

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2006年11月10日
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 テレビって、生の映像と音声が出てくるから面白いですね。ちょっとした言葉の端々から、ウソをついているかどうかがわかる(ような気がする)。

 たとえば、昨日のNHKのニュースで、例の「やらせ質問」に関する記者と首相とのやりとりが面白かった。

記者「(やらせ質問について、当時、官房長官だったときに)知っていましたか?」
首相

「知っていませんでした」っていう日本語、何だかヘンだと思いませんか?「知りませんでした」あるいは(前首相のように高圧的に偉そうに)「知らなかった」と、なるはずですね。

 自分が主語になるときは、「知っていませんでした」という表現は普通、使わないでしょう。使うとしたら、「知っていませんでした」という表現の主語には、自分以外の第三者が来るのが普通ですね。たとえば、

「○○について知っていますかというアンケートをとったところ、100人中33人しか知っていませんでした」

 まあ、この表現にしても「ギリギリセーフ」の拙い日本語で、本来なら、「知らないということがわかりました」とすべきですね。

「知っていませんでした」という表現には、「知る」「いる」「ない」「です(“である”の丁寧表現)」という4つの言葉が含まれています。なぜ、こういう回りくどい表現にしなければならないのでしょうか。「です」は、丁寧な表現にするために使うものだからいいとして、「いる」+「ない」が曲者です。



 だから、自分を主語にして「知っていませんでした」と誰かが言うと、何となく逃げ口上で、責任逃れで、他人事のように聞こえます。つまり、真実を隠しているのではないかと。

 首相が「知っていませんでした」と答えた背景には、次のどちらか1つあるいは2つともがあると思います。

1)首相は、ごく基本的な日本語の日常会話についても不自由でおられる(程度の知的レベルでしかない。よって、この人が主張する「美しい日本」ということの中身は非常に怪しい)

2)首相のホンネは、「知っていたけれど、立場上、知っていたとはいえないので、“知っていないということになっているのでした”という本当のことをつい、言ってしまって“知っていませんでした”というぎこちない日本語になってしまったのでした」。

 まあ、1)については、ちょっと厳し過ぎる見方かもしれませんが、しかし、相手は最高権力者ですからね。これぐらい辛口にしないと。

 2)については、「そういう見方もできるかな」という気がしませんか?

 首相の知的レベルが高くないなら1)、そこそこ高いなら2)っていう見方もできるかもね。ああ、私って相当に意地悪だな。

 皆さん、どう思われますか?

 ちなみに「やらせ質問」とは……

◎やらせ質問は「遺憾」=自身の責任は否定-安倍首相

(時事通信社 - 11月09日 21:00)



[時事通信社]

 こうして読んでみると、文字情報っていうのは、真実を表現するには、限界があるものですねえ。






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最終更新日  2006年11月10日 10時53分44秒


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