ライフキャリア総研★主筆の部屋

ライフキャリア総研★主筆の部屋

2006年11月24日
XML
 地方出張が続いて、日記が続かなくなって申し訳ありません。なるべく肩の力を抜き、いま、書けることだけでも書いていきます。

 最近、私のアンテナに引っかかったことを、断章的に。

情報の「情」と「報」

 情報という字を分解すると、「情」と「報」になり、人々は事実の「報」ばかりを重んじるけれども、実際のところ、「情」のない情報は面白くない。つまりは人の心を動かさないということを村上龍がどこかに書いているそうですが、出典をご存知の方、教えてください。

 これを私なりに解釈すると、「情」とは「情緒」あるいは「感情」であり、「報」とは「報告」ですね。

 私の専門のキャリア関係の土俵で語るとしたら、履歴書や面接で自己PRするときにも、この情報の2つの要素が非常に重要であると思われます。

 自己PRのときに提供しなければならない「自分自身に関する情報」を「情」と「報」に分解してみましょう。

「自分の報」
・何ができるか(これまでの職務経験、成功体験、得意な仕事、取得資格、持っている専門知識など)

・どのような人柄か(長所と短所、その職務に対する性格面での適性など)
・責任をまっとうできるか(健康状態、職務能力、職業適性など)

「自分の情」
・意欲(やる気があります!)
・協調性(仲間に入れてください!)
・誠実さ(まじめに仕事に取り組みます!)
・奉仕の精神、徳性(会社とお客様、社会の人々のために貢献します!)

 まだまだありそうですね。

 自分に関する情報を自己PRするときの「報」と「情」は、実際にはバラバラに分断されているものではなく、重複しています。

「何をやりたいか」について語るときには、相手に「意欲」が伝わらなければ、「ホンモノ」だと思ってもらえないでしょう。

 ただし、「意欲」だけでも説得力がない。自分の「適格性」についての情報を、能力(潜在能力)、職務経歴(成功体験、体得した能力)などで具体的に示さなければなりません。



 問題は、「意欲」をどのように伝えるか、です。「がんばります!」のひと言だけでは、「本当にがんばれるかな?」という疑問を払拭できないでしょう。

 感情プラス、冷静な自己分析と自己評価、それに第三者の評価やお墨付きが加わって初めて、伝わるのではないでしょうか。



 情報の「情」と「報」については、もうひとつ、面白い話題が引っ掛かってきました。NHKの早朝番組に出てきた、東照二という大学教授の話。詳しくは、著書の 『歴代首相の言語力を診断する――小泉首相はなぜ画期的だったのか』(研究社) に書かれているそうですが、

 小泉首相の物言いがなぜ、人々の心を捉え、人気を集めたかというと、彼が「情緒」を伝えることに長けた人であったからだと東教授は言いました。



「感動した」というように、自分の思いを伝える言葉を多用したことが、小泉首相のユニークさであるわけです。

 安倍首相の演説も、小泉以前の首相に比べると、一見、小泉流にフレンドリーで自分の思いを伝えようとする姿勢が伺えるけれども、即答を迫られたときにボロが出るというふうに、もっと穏やかな言葉ですが、東教授は分析しておりました。恐らくは、演説などのあらかじめ用意のできる発言については、スピーチライターの力に負うところが大であろうと。

 要は、「自分の言葉(自分で考え抜いた、自分で生きた言葉)で自分の思いを伝えて説得力がある」ということが、自己表現においては大切なんでしょうね。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2006年11月24日 13時12分40秒
[キャリアカウンセリング研究] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X

Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: