8月28日は、何の日だったでしょう。昨日起きたことは?45年前に起きたことは?
【デンバー(米コロラド州)=小村田義之】米民主党の大統領候補に指名されたバラク・オバマ上院議員(47)は同党全国大会最終日の28日夜(日本時間29日午前)、当地のフットボール競技場で指名受諾演説を行った。米史上初のアフリカ系(黒人)大統領をめざすオバマ氏は、政策目標を「アメリカの約束(promise)」として説明し、「米国をチェンジ(変革)する時だ」と訴えた。 (中略)
歴史的な演説 から45周年の記念日。会場ではキング牧師の当時の映像も流された。
(asahi.com 2008年8月29日11時39分)
I have a dream.
いい言葉ですね。キング牧師が抱いたような崇高な夢も、スケベ心丸出しの夢も、夢は夢。どうせなら、とびきりステキで、カラフルな夢を思い描きたいものです。
私の夢ってなんだろう。なんだったんだろう。ハリウッド映画で描かれた世界、たとえば『ジュリア』の戯曲作家や『ソフィーの選択』の小説家や『大統領の陰謀』の新聞記者に憧れて、タイプライターのキーを叩いて文章を作る人になりたいという子どものころの夢はかないました。自分の家を持ちたいという夢もかないました。子ども時代の他愛ない夢も、もっとベタベタの現実的な夢もかなった。願えばかなうということを知った。でもまだ、終わりじゃない。私にはまだ、他にやるべき「仕事」がある。
この記事↓を読んで、熱い思いが胸にこみあげてきました。
民主党全国大会の初日、会場となるデンバーの屋内スタジアムで、小柄なアフリカ系(黒人)政治家が、舞台を見つめていた。
あと数時間で、全米から数万人の参加者が集う。この壮大な政治集会の主役、オバマ上院議員(47)も、まだ姿を見せてはいない。
「この時を、彼らと一緒に過ごしたかった。殴られ、撃たれ、殺された彼らと」
ジョージア州選出のジョン・ルイス下院議員(68)の脳裏に浮かんでいたのは、共に公民権運動を戦った今は亡き仲間たちだった。「45年前とはまるで違う世界に思える」
1963年、20万人以上が参加して人種差別撤廃を訴えた「ワシントン大行進」で、23歳のルイス氏は演壇に登った。同じ舞台に立った故マーチン・ルーサー・キング牧師が語ったのが、世界史に残るあの名演説だった。
〈私には夢がある。かつての奴隷の子と奴隷所有者の子が、兄弟のように同じテーブルにつく夢が〉
(asahi.com 2008年8月29日)
最近、「次代を担う若い人」と自分を切り離して考えることが多い。そういう年になったのかなあと寂しい半面、私も結構、逞しいなと思ってみたり。
若い人の前にはまだたくさん仕事が残っていますね。世界から戦争をなくすことも、その1つ。実現が期待されている「夢の新技術」も、まだまだたくさんある。
仕事というと、有効求人倍率とか、失業率といった数字をすぐに思い浮かべ、ニートや新卒無業、ワーキングプア、日雇い派遣といった雇用・労働のネガティブな側面ばかりがクローズアップされる今日このごろですが、
私たちの先祖が遣り残した仕事、手付かずの仕事、志半ばで挫折した仕事はまだまだたくさんあるなあと思うのです。
テロリストに殺されてしまった伊藤和也さんも、夢を抱き、その実現のために「仕事」をしにアフガニスタンへ行ったのでしょう。
志半ばで斃れた和也さんは、どれほど悔しかったことか。
「子どもたちに明るい未来を」「いつでも安心して暮らせる社会を」「飢えのない社会を」「戦争のない社会を」
私たちが棄ててはいけない、あきらめてはいけない夢は、まだまだたくさん残っているのだなあと思うのでした。