ライフキャリア総研★主筆の部屋

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2009年06月19日
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西原理恵子の「いけちゃんとぼく」は、もう読みましたか?

私は未読ですが、今朝のNHKのニュースに西原理恵子さんのインタビューが出てきて、映画化された「いけちゃんとぼく」について語っていました。面白そうですね。映画を見に行く時間はなさそうだけれども、原作の絵本は取り寄せることにしました。

「いけちゃん」というのは、いわゆる「イマジナリー・フレンド」のことで、子どもが発育過程において親しむ想像上の友だち。そう聞くと、いじめられたり、家庭が不幸だったりして、孤独な子どもが自分を慰め、心の支えとするために必死で作り上げるという、なんだか可愛そうな構図を思い浮かべますが、欧米ではごく当たり前の健全な現象とされているとか。

西原さんは、「わが子にイマジナリー・フレンドが現れたときに、遂に来たかと嬉しくなった」という主旨のことを語っていました。

とくに印象に残ったのが最後の言葉。

「家庭によっていろいろあるんだから、一概にこういう育児がいいとか、子育てはこうするべきだとか、NHK的なことは言わないほうがいいよ!」

さすが、サイバラ! カットしなかったNHKのディレクターも偉いっ! アナウンサーは苦笑いをしておりましたが。

で、思い出したのが、最近、購入した松田道雄さんの歴史的名著と言われる『定本 育児の百科(上)』(岩波文庫)。

私に子どもができたワケじゃなくてびっくり



ページをめくってみたら、冒頭から直球でずしりと効くメッセージが出てきました。

長くなりますが、引用します。

「育児に自信がないから子どもをつくらないというのはまちがっている。子どもを産まないうちから育児に自信のある人間など、あるものではない。水にはいったことがなくて、水泳に自信のある人間がないのと同じだ。育児は全科目の試験でない。子どもの月齢に応じて、でる問題がきまっている。1か月の赤ちゃんの母親は、1か月の赤ちゃんに必要なことだけを知っていればいい。4か月になったら1か月の赤ちゃんにしかおこらない病気のことは、忘れてしまってかまわない。

 自分は人間ができていないから、赤ちゃんをそだてる資格がないと思うのにも賛成できない。人間は完成するものでないし、完成に近づいたにしても、そのころには子どもをそだてられない。だが親になることは、人間を完成に近づける機会であることにまちがいない。子どもの側からすれば、あまり自信のある親は、よい親でない。子どもといっしょに人生を探求し、いっしょにそだってくれる親がいい」

なんだか、じーんと来ますね。文章は歯切れ良く、ハードボイルド調でいて、不思議とあたたかみがあります。見習います。





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最終更新日  2009年06月19日 14時56分55秒
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