あけやんの徒然日記

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あけやん2515

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2018年10月14日
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テーマ: 鉄道(26648)
カテゴリ: 鉄道
今日は鉄道記念日ということで、私の住む王寺町では王寺鉄道フェスティバルが開かれました。そのうちの一つのイベントで、大阪府柏原市と王寺町の間にある亀の瀬において1932年に発生した地すべりのために使えなくなったトンネルを見ることができるツアーがありました。

 さて、JR大和路線を大阪から奈良方面へ移動すると、河内堅上駅から大和川を一旦渡ってトンネルを3つくぐって再び大和川を渡って、三郷、王寺と走るわけですが、普通に考えたら河内堅上から一直線に三郷や王寺に向かえばいいのに、なぜわざわざ大和川を二回も渡るルートになっているのか。これが私も王寺に住むまでの疑問でした。

 その疑問は、王寺に住んで町史をみたり、亡き曾祖母から話を聞いて理解することができました。すなわち、生駒山地側の土地が地すべりを起こして鉄道のトンネルを崩壊させてしまったためにやむなく付け替えたということです。
 そのメカニズムを知るために、亀の瀬にある地すべり歴史資料館へ行きました。なぜ地すべりをしてきたのか。それは、大昔の火山が何度か噴火してその溶岩が体積、そのあいだに地すべりの原因となる粘土層のすべり面ができ、長雨などが続くと地下水が上昇してすべり面から地すべりを起こすという状況のようです。しかも、その地すべり面は今の国道25号線やJR大和路線の線路近くまで入り込んでいるそうで、1932年や1967年の地すべりでは大和川の川底や国道25号線を隆起させるくらいだったそうです。
 すみません、話がトンネルから外れていくし、この亀の瀬の地すべりの詳細は、11月にもツアーがあるそうなので、そちらに参加してもう少し詳しく聞いてみたいと思います。

 さて、地すべり歴史資料館から歩いてすぐのところに地すべり対策で掘った地下水排水のためのトンネルがあるのですが、その工事中に発見されたのが今回の亀の瀬トンネルの遺構です。説明の方の話では、この排水用トンネルの作業中に突如としてレンガ造りの壁が現れたために工事を中断。山の中に突如としてレンガの壁なんて出てくるわけないですからね。そして、そのレンガの壁を壊してみると・・・。



 こんな感じでトンネルが現れたということでした。(この写真の部分は、きれいに補修されていますが)そして、このトンネルこそ1892年に開業した大阪鉄道トンネルだったわけです。



 もう少し奥に入ってみると、このように馬蹄型の鉄道トンネルであることがわかります。明治時代の構築物ですからレンガ造りですね。



 レンガの積み方も特徴があって、下部の方(壁)はイギリス積みといってレンガの長手と小口を組み合わせたもの、上部の方はフランス積みといって長手方向を互い違いに組み合わせて積んでいることが分かりました。




 ちなみに、トンネルの壁面などの黒いものは、蒸気機関車の煙による煤でしょうね。



 ところで、明治時代の構造物ですから今の構築物と建築の方が違うところがいくつもあるようです。写真のこの孔は今回の発見当時からこのようになっていたそうで、何の意味があるのかわかりませんが、向こう側に見えているのは地山の岩ですから、このレンガのトンネルは地山と接続されていない独立されたものということなんですね。



 孔のあいたところはもう一箇所ありました。ここも発見当初からこのようになっていたそうです。
 レンガの積み方がわかる状況ですね。



 そういえば、説明の方の話でもう一つ印象に残っているのは、1932年に地すべりのよる崩落で亀の瀬トンネルは通行できなくなったため、トンネルの西側と東側に仮駅を設けてそのあいだを徒歩連絡にしたそうなのですが、当時はこのような崩落現場が珍しかったのかここを訪れる見物人が一日最大2万人も来たそうです。しかも、カフェやお土産物を売るお店も出たとか・・・。いやはやこの当時から商魂逞しいですね。

 このようなツアーに参加したのは初めてですが、自分が住んでいる街の状況を知ることができるものなので、また機会があったら参加したいと思います。





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最終更新日  2018年10月15日 20時37分48秒
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