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2006年07月30日

スーパーおばあちゃんになりたい！　－１－

カテゴリ：介護

　１０年間、介護施設で要介護のお年寄りを見続けてきて、私の人生観はかなり悲観的なものになりました。
　「こんな老後はいらない！」「長生きなんてするもんじゃない！」
家族との軋轢、家族の苦労、お年より自身の身体状況。どれを見ても、悲しくつらいものがほとんどでした。

　時々、TVでスーパー老人が取りざたされますが、私が身近で見るお年寄りとの格差！。お年寄り自身の努力とか、意欲とか、心構えの違いなんでしょうか。

　ひとつ、わかったことがあります。何でこんな風になっちゃったの？と思う人の過去を聞いてみると、病気や骨折などで長く寝込んだ後が問題のようです。筋力低下は否めないし、意欲低下もとめられないようです。そのまま、改善されることがないと、徐々に歩きは悪きなる、何もする意欲がなくなるのですね。

　私の母も例外ではありません。昨年暮れに糖尿病の悪化で壊死が始まり、足の指の切断と人工血管の移植手術を受けました。幸い手術は成功し、長く悩まされてきた足の痛みもほとんどなくなりました。が、意欲は低下したままでした。このままじゃいけないと、いろいろ考えた結果、母に手仕事をしてもらうことにしました。それも時給２００円という報酬つきで。
これがよかったですね。母は意欲を取り戻しました。朝起きて、「さあ、今日は何からやろうかな」と思い巡らすんだとか。私のもくろみは大成功！。

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