北国の遊び方 ~北海道の釣りブログ~

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2021.05.20
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カテゴリ: 小ネタ
​​​​​あまり聞きなれない食中毒なんですが、クドア食中毒ってご存知ですか?
近年ヒラメの食中毒で注目されいる食中毒です。
今回はどんな食中毒でどんな予防方法があるか?そんなお話です。

ヒラメで食中毒?クドア食中毒とは?



クドア食中毒

魚の食中毒でも色んな食中毒がありますね。
一般的にはアニサキスであったり、腸炎ビブリオであったり、ヒスタミンであったり。
わりと耳にするのはそんな食中毒だと思います。

しかし、2003年前後から瀬戸内海を中心に鮮魚が原因だと思われる食中毒が増加したそうなんです。


国立医薬品食品衛生研究所が中心となり、調べるうちにヒラメに寄生する新種の寄生虫「 クドア・セプテンプンクタータ(ナナホシクドア) 」だという事がわかりました。





生食用生鮮食品のヒラメ及び馬肉の摂取に関連した有症事例について、特定の寄生虫の関与が強く示唆され、食中毒発生リスクの低減を図るためにも必要な処理等を行うよう提言がなされたところである(別添)。
ついては、今後、当該寄生虫を起因とすると考えられる有症事例が報告された際には食中毒事例として取り扱うとともに、関係事業者等に対し食中毒の発生防止に努めるよう指導方、特段の対応をお願いする。
引用:厚生労働省ホームページ


と通知を出しました。



この寄生虫はどんな寄生虫かと言うと、10μm程度の大きさでクラゲなどの刺す胞動物に近縁とされている寄生虫とのこと。




衛研ニュースNo.158 2013年9月発行 生食用ヒラメによるクドア食中毒


ちなみにどんな食中毒の症状かと言うと、口に入れてからの ​発症時間が短く下痢や嘔吐などの症状​ になるそうです。
愛媛県で数百名を超えるヒラメを原因とした食中毒では 下痢が79.7%、嘔吐が57.6%で、24時間以内の下痢回数は中央値が3回で潜伏期の中央値は5時間 とのこと。
また、喫食量は中央値で66.7gだったそうです。






また、神奈川県衛生研究所の研究では 15検体のメジマグロから4検体ものクドア属粘液胞子虫を検出した とのこと。

このうち3検体が食中毒になる基準を上回り、残りの1検体も基準に近い値だったと報告がありました。

何だか、マグロすらも安心して食べられないじゃんと思ってしまったのは私だけでしょうか(^^;


クドア食中毒の予防方法は?


このクドア食中毒の予防方法は1日以上冷凍させたり、加熱調理をすれば予防できるようです。(-20℃以下で4時間いじょう、75℃以上5分以上)

なので、今どんな処理をしたら良いのか?と言う研究が進んでいるとのこと。

また、ヒラメを冷凍すると食感が悪くなることは以前記事で書いたとおりです。



それでも、上手に冷凍して解凍できる方は、冷凍してからの生食をオススメします!
まぁヒラメなんでふっくら唐揚げにしてみたり、ド定番のムニエルなんかも美味しいですよね♪


まとめ

釣りと言うのは、釣る前のポイント選びや道具選び、釣り方から釣りあげて食べるまでの知識などと~っても奥が深いです。
色んな角度から「釣り」を見ると人生何年あったも時間が足りないですね!

​​​​​





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Last updated  2021.05.20 09:36:45


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