北国の遊び方 ~北海道の釣りブログ~

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2023.01.03
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カテゴリ: 小ネタ
先日ニュースで見た方が多いと思いますがコリノソーマと言う寄生虫が注目されています。

新たな寄生虫?ニシンやヒラメにコリノソーマ。



アニサキスに続く寄生虫コリノソーマ

ABEMAを見て何だこれ?と思った方が多数いらっしゃると思うのですが、アニサキスに続く寄生虫の名前は


​「コリノソーマ」​ と言うらしいのです。



ABEMAの映像で、北海道のさいわい内科消化器クリニックの院長は


5mmぐらいで白い 、トドやオットセイに寄生しているもので、人間が食する魚にも入っていることを述べられていました。
また、 腸管にからだを固定するために吻(フン)を言うものを刺し激痛が走る とのこと。
さらに、厄介なのがアニサキスと違い胃に寄生せず、小腸や大腸に寄生するため、小腸を見れる内視鏡を持っている施設が全国的に少ないため、見つかっていない可能性があるとのことです。
予防法は魚の腸を取り除き良く洗うことまた、焼いたり煮たりの加熱が必要 とのことでした。




コリノソーマの画像等は以下の論文から見ることができます(PDF)

J-STAGEから引用↓
コリノソーマ症:鰭脚類を終宿主とするあまり知られていない人獣共通寄生虫症
片平 浩孝 ,藤田 朋紀,中尾 稔,羽根田貴行,小林 万里

哺乳類科学 57(2):361-365,2017



このコリノソーマの一生は

卵はワラジムシ類(等脚目 Isopoda)やヨコエビ 類( 端 脚 目 Amphipoda)・ カ イ ム シ 類( 貝形虫綱Ostracoda)などの中間宿主に取り込まれ,それら小型甲殻類の血体腔において孵化し,アカンテラ期を経て成虫の原型となるシスタカンス期に至る.シスタカンス幼虫を保有する中間宿主が終宿主に食べられると,その消化管内で再び成長が始まり繁殖が行われ,生活史が完結する.

引用:​コリノソーマ症:鰭脚類を終宿主とするあまり知られていない人獣共通寄生虫症
片平 浩孝 ,藤田 朋紀,中尾 稔,羽根田貴行,小林 万里​
哺乳類科学 57(2):361-365,2017
とされており、




ワラジムシ類・ヨコエビ類・カイムシ類



終宿主(トド、オットセイ等)

となっているそうだ。


また、イヌからコリノソーマが得られた記録もあるほか、旭川や小樽等の北海道での症例も書かれています。

小樽の症例では腸閉塞の疑いがある患者に対して小腸内視鏡検査によって、虫体の回腸壁への穿刺を認めており、施術から一年後に下血症状を訴え来院、カプセル内視鏡で虫体の寄生が認められたと言う。

​発生の進んだ卵で体内が満たされているメス個体が含まれていた ​​ そうです。

このことは

虫体が患者に取り込まれたあとに、すぐには問題を起こさずに成長して、オス個体と交尾し,成熟するまで体内に潜伏していたことを示しているとのこと。


なんか、怖いですね(^^;

ニュースでは、ニシンやヒラメなんて言ってましたけど、うーーん、なんかどの魚も怪しいですね(笑)


特にトドやアザラシがウロウロしている海域はリスク的にアップしそうな気もしますが、 フィンランドの研究グループは不確定要素が多く、終宿主資源と規制レベルの相対は十分に示されなかった ようです。


まだまだ、未知の部分が多い寄生虫ですが、今後色んな研究が進んで明らかになっていくことでしょう!!!

研究者の皆様、貴重な報告資料ありがとうございました!!!

まとめ

アニサキスを何とかすれば生食OKだぜ!!!と思ってたアナタ!!あまい!!!(笑)
ま、私もなんですけどね、5mmぐらいで白い寄生虫見つけたら要注意です!!!

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Last updated  2023.01.03 09:33:40


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