1
目黒区の体育館で行われるフットサルクリニックに参加。その名も、「Fリーグ選手によるワンデーフットサルクリニック」。自分は下手なので、とてもじゃないけどFリーグ選手に教えていただくレベルではないのですが。小学生にでも教えてもらいたいくらい。 でも、インターネットで見つけて。抽選なので、まず当たらないだろうとタカをくくっていたら。当選しちゃいました。教えてくれるのは、横江怜さん。怜と書いて、レオと読むんですね。日本フットサルリーグ、FリーグのASVペスカドーラ町田に所属する選手。Fリーグ初年度の2007シーズンには得点王。プレイの特徴は、「チーム最大の得点源。常にゴールを意識したプレーでチームに勢いを与える」。こんなスゴイ選手に教わるというのに、参加費は驚きのワンコイン、500円。 横江怜さんは目黒区出身で。日頃は、目黒区の子供たちにフットサルを教えているとか。今回は中学生以上が対象。募集要項には、「フットサルをやってみたい」という未経験者の方から「フットサルが上手になりたい」「技術の向上のためにFリーグ選手の指導を受けたい」という初心者・経験者の方まで、どなたでも気軽にご参加いただけます、とあるけれど。「フットサルをやってみたい」という未経験者と「技術の向上のためにFリーグ選手の指導を受けたい」という経験者の間には、天と地くらいの差があると思うんだけれど。はたして、どうなることやら。 今回のテーマは判断力。「自分で考えて動くこと」「自分で選択・決断をする力」を養うことが今回のテーマ。場面ごとに「パス」「ドリブル」「シュート」など、どのプレーを選択するべきかを自分で考え、決断できるように練習をするとか。自分のような判断の遅いプレイヤーには、まさにぴったりのテーマ。「良い判断は、ゲームにおいて非常に有効なプレーに繋がります」。ふむふむ。まさに、そうなんですよ。 「Fリーグトップレベル選手から判断力について学び、プレーやテクニックを生で見て、フットサルの技術を磨いてみませんか?」。そそられるセリフのオンパレード。始まる前から、ドキドキしちゃいます。 朝から、粉雪が舞う天気。体育館に着くと、参加者では一番乗り。雪が降っているので、参加者は少ないかと思っていたんだけれど。定員の40名に近い人数。参加している人は、中学生からおばさんまで。いろいろな人がいて。みんなフットサルのウェアを着ていて、いかにも上手そう。 横江怜さんは雪のために遅れていて。横江兄弟の長男の塁さんと三男の亮さんがアップを指導。2人1組でボールを手に持って、ピッチ内で動きながらのハンドパス。最初は両手で。次は利き手1本で。次は利き手じゃない方の手で。次はワンバウンドで。最後は足でパス。周りをよく見て。人とぶつからないように。スペースを探して、パスをする。 アップが終わったところで、 横江怜さんが登場。参加者を2つのグループに分けて。ある程度できるという人と、女性と初心者グループに。 横江怜さんはできる人のグループを指導。自分は、当然、初心者グループに入ることに。こちらは、塁さんと亮さんが指導。 まずは、アップ。2人1組で、スキップしながらのハンドパス。次は、バックステップしながらのハンドパス。3人1組になって、動きながらのハンドパス。次は足でパス。最後はダイレクトでパス。ダイレクトでパスを繋ぐためには、パスの出せる所にいないといけない。出す方も、出し先が見えてないとパスが出せない。 次は、ハンドパスでの2対1。2人でハンドパスをし、残った1人がディフェンス。守備が寄せてこなければ、無理にパスを出す必要はない。守備が寄せてきたところでパスを出す。パスのもらい手は、パスの出し手に近づかない。近すぎるとパスが出せない。次は足を使っての2対1。 判断力を上げるために必要なのは、周りを見ること。周りを見て、味方がどこにいるのか、相手がどこにいるのかを「認知」する。次が、何をどうすべきなのか「判断」する。そして、それを「実行」するという3ステップがある。まずは、見る。判断する。 マーカーでエリアを作って。エリアの中の人はドリブル。エリアの外の人にパス。パスを受けた人は、ドリブルでエリアの中に入る。エリアの外にいる時は、お休みではなくて。次にパスをもらう準備をする。声を出して呼ぶ。次は、ディフェンダーが入って、同じことを行う。ディフェンダーにボールを触れられたら交代。 パスを受ける時に、ただトラップするのではなく。ディフェンダーを見て、トラップする。相手のいない方向にトラップ。スペースが空いていれば、足下ではなく、スペースに出してドリブルした方がスピードに乗れる。パスを出す側も、ディフェンダーに寄せられてからパスを出すのではなく。早めにパスを出す。あるいは、ディフェンダーを引きつけておいて、逆側に出す。ディフェンダーを引きつけて、ヒールで出す。 見なければならないポイントは、5つ。ゴールが、どこにあるか。敵がどこにいるか。味方はどこにいるか。ボールは、どこにあるか。スペースはどこにあるか。ゴール、敵、味方、ボール、スペースの5つを見る。この5つを見ることができていれば、判断をミスすることはない。5つを見ていながら、それでもミスしてしまうのは、判断のミスではなく技術のミス。 最後はゲーム。9人対9人で、人数が多すぎると思っていたら、ボールは2つ。常にどこにボールがどこにあるのか、何が起きているのかを判断しないといけない。 ボールが来たからといって、ただボールを蹴らない。それなら、小学生でもできる。失敗してもいいから、自分で判断してプレイすること。そうしないと、上手くならない。 練習メニュー自体は、新しいメニューではなく。どれもやったことのあるものでした。ハンドパスも、2対1も、ドリブルしてのスイッチも。でも、いつも漫然と練習していて。特に判断とかを意識してはおらず。ただ、練習のための練習になっていたんじゃないかな。改めて、基本の大切さを感じた1日でした。-----------------sent from W-ZERO3
2011.02.12
閲覧総数 251