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2006.11.26
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カテゴリ: 恋愛
それから様々な出来事と葛藤がありました。

食べれない、眠れない、泣いてばかりでただ生きているだけで精一杯の一日。
胸にこびりついた焼けるような痛みを感じるたび、永遠にこの痛みは消えないのだろかと途方にくれ絶望していました。全てが夢なら、出会ったことさえ夢だったら、この記憶を消せるなら、どんな犠牲を払ってもいいと思った。

それでも私は、その時点で自分にとって一番厳しい選択をしました。

辞めずに会社を続ける。
逃げない。今、現状から逃げたら私はまた同じことを繰り返す。全てを受け止め、乗り越え、本当の強さを身につけた時、私は誰にも依存せず、自分の人生に責任を持って立つことができる。

考えに考え抜いた末、そう決断しました。
それがどんなに辛いことだとしても。

それからが本当の自分の弱さとの戦いでした。


二人でいる所を目の当たりにする日々。
二人が付き合っている事実より、それを見て私がどう感じるのか、思い至らない彼への絶望感の方が大きかった。それ程に、私は彼を信頼していたから。
やり直そうと言う、あまりに私にも彼女にも無責任な言動。あんなに長く時間を共有していたのに、私の全く知らない彼の一面。分かっていても、どうしても感じてしまう男性への不信感。

会わずに済めば、もっと早く忘れることができるのに、平気になれるのに・・・そう思う日もありました。かさぶたを何度もはがされる出来事が重なるたび、「それでも私は逃げないと自分自身で決めた。全ては自己責任だと認めてみせる。負けない、逃げない、今日も笑顔で生きる。」そう自分に言い聞かせ続けました。

でもやはり、なによりも大きかったのは、周囲の支えと優しさでした。

事実を知っても何も言わず受け止め、あたたかく「あなたに対する信頼は、なにも変わらないよ」と微笑んでくれた友人達。
「なんでもっと頼らないの!甘えなさい!」と怒ってくれた家族。
正直、私は彼と付き合っていた7年間、どちらかというと友人をないがしろにしていました。だからとっても驚いた。もう私にはなにも残されていないと思っていたから。

彼と付き合う一年前に、4年間の結婚生活にピリオドを打ち、古風で厳しい両親に勘当当然を言い渡されていた私は、家族とも疎遠でした。

全ての責任から目を背け、彼との無責任なモラトリアムの中に逃げ込んでいた7年間。
それでも、無条件でボロボロの私を受け入れてくれた周囲の優しさ。


笑顔を取り戻せる。
人をもう一度信じようと思う。
今度は私が、優しさを返していこうと、心から思った。






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Last updated  2006.11.26 19:19:01
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Comments

バウ2 @ ただいまです(^^) shonanyoonaさん! 本当にお久しぶりです…
shonanyoona @ おかえり~♪ ずっと待ってたよーーー\(^o^)/ ママ…
radishbear @ Re:アナタの人生の地図(09/02) 手垢で汚れたガイドブック、何度も開いて…
ココロ0925 @ Re:アナタの人生の地図(09/02) 今までの自分の人生を思い返しながら読ま…
ほのか777 @ Re:アナタの人生の地図(09/02) 本当に素敵な文章ですね 何かを掴みかけ…

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