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2025.10.06

喪が明けて

(2)

テーマ：お葬式・法事(258)

カテゴリ：日々の出来事

あれから1年、と考えると引っ越しも含めて色々な事が起きたと
思う。

途中で娘をピックアップして、家族3人で夫の郷里に帰った。
行きはもうかなり激しい大雨。
しかも、前を走っていた車がどうも先のトンネルで事故を起こした
らしくて。

後ろからパトカーが続々とやってくるが、高速で片道1車線。
路肩もほとんどない道なので、「うわ、どうしよう」と焦ってしまった。

事故を起こした人も、たいしたことがないといいのだが。

そして、一周忌の日もかなりの大雨。
参列者の中には、義父が昔可愛がっていたという姪御さんがいらっしゃる。
この人は足が悪くて杖をついている。

「足が悪いのに、大雨なんて気の毒。何とか雨が止むと良いのに」
と祈っていると、雨がピタッと止んで日がカッと差してきた。
「おお！」と驚きつつ、調子に乗った私はこうも願った。
「あまり日差しがきつくても、年寄りには厳しいし日焼けも心配。
丁度いい感じの曇りがいいな」

すると雲が出てきて太陽は隠れてしまった。
そんな感じで、雨も降らず日差しもきつすぎず。ちょうどいい曇り空で

「おじいちゃん、すごいね」とお寺から帰る車の中で話していると、
もうお役目ごめんとばかりにまた大雨が降ってきた。
いかにも優しい義父らしい、穏やかな一周忌だった。

名古屋に帰る日は晴天。しかもかなり暑い。
夫の郷里の海も、キラキラと光って美しい。

あげられなかった。
いつも心の中で「ごめんね」と詫びている。
たぶん一生ずっとそう思うのだ。

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最終更新日 2025.10.06 18:41:59
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■コメント

Re:喪が明けて(10/06)

桃太郎715 さん

一周忌お疲れさまでした。気持ちよく過ごせるよう、お義父さまのご配慮あってこその天候でしたね。
移動も大変だったでしょうからお疲れが残りませんように。
私は父の臨終には立ち会いましたが意識が戻ることはありませんでした。前日に行っておけば話せたのにと思うと悔いが残ります。父は意識のなくなる直前に付き添ってくれていた看護師さんたちに「ありがとう」「ありがとう」を繰り返していたときいて、意識がなくなる直前まで感謝の言葉を忘れなかったと聞いて誇らしく思うと共に私がそばにいてあげられなかったことを本当に悔やんでいます。亡くなるときというより、意識のあるうちに話せておければこんなに後悔しなかったかもしれません。 (2025.10.06 23:21:24)

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Re[1]:喪が明けて(10/06)

沙絵子さん

桃太郎715さんへ
どんなお別れでも、何かしら悔いは残るのかもしれませんね。
実母は突然死で、きちんとお別れできなかったのが今でも
心残りです。
そうして優しい桃太郎さんのお父様は、最後まで素敵な人だった
のですね。そういう最後でありたいと思います。 (2025.10.08 22:34:58)

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