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いや~、遅ればせながらこの映画をDVDで見ました。
日本にいる頃よく読んでいたマンガだったので、映画化されたときから気にはなっていたのですが、私の場合はDVD化されるまで待たなければいけないのと、DVDの入手が中々面倒なので、邦画に関してはどうも時期はずれになってしまいます。
まあ、映画の内容はそれなりに良かったというか、原作自体がこういう淡々としたほのぼのタイプのドラマなので期待通りといったところでしょうか。
私はどちらかと言うと内容そのものより、当時の風景をどれだけ再現しているかが見所でした。
先月あたりから、なぎらけんいちさんの著書を読んでいたせいか、当時の街並みや風景にやたらこだわっていたものですから、映画という動く画像で当時の光景に出会えたら嬉しいかななんて思いながら見ていたのですが、このブログでも散々取り上げました「霞町物語」の舞台そのまんまの映像には感動しました。
もちろんドキュメンタリーや記録映画ではありませんから、「再現」を超えるものではありませんが、この時代に育った私には充分に満足のいく映像でした。
欲を言ったらキリがありませんが、登場人物の体型とか顔立ちとか、こればかりはどうにもできませんね。(笑)
んか昔は全体的にもう少しこじんまりしていたような気がします。
現代人の体型と比べて当時の大人は、もうちょっと小ぶりで貧乏臭かったような気がします。栄養が行き届いていないみたいなね。(笑)
例えばオート三輪なんかもね、子供の目線というのもあるのでしょうが、もちょっと大きな存在感があったような気がします。
でも建設中の東京タワーを背にして大通りを堂々と走る都電や、平屋の商店街の街並みは私の子供時代そのまんまでした。
銀座の街並みも懐かしかったし、上野駅の暗い雰囲気の中に活気が溢れる独特の雑踏は当時の雰囲気がよく出ていたと思います。
子供のパラダイス「駄菓子屋」の感じも良かったですね。
今でも昔ながらの駄菓子屋が結構あるんですよね。売ってるものはだいぶ変わってきましたが、私も日本で駄菓子屋に遭遇すると、無理矢理子供を引っ張っていって自分が遊んじゃったりしますね。
昔はとんでもないもので結構1日遊び呆けたものです。
モノが無いってのもシヤワセのひとつだったのかもしれませんね。
モノが無いから遊びを創造していくので、想像の世界で戯れる快感というのは子供の世界独自の共同幻想だったですね。
もちろん今の子供たちだって創造性は持っているのでしょうが、もう私達の時代の脳や感性とは別なものになっているんでしょうね。
ただヒトツだけ言えるのは、私達の時代は目にするもの、手にするもの、その全てが新しい「存在」であったということではないでしょうか。
大人も子供も、新しいモノに出会うと言う意味では初体験という同じ衝撃をもっていたと思うんですね。だから創造性も膨らんだと、そんな気がします。
テレビの登場にしても、「テレビ」というモノを囲んで上は爺ちゃん婆ちゃんを筆頭に、お父さんお母さん、ねーちゃん、にーちゃん、そして鼻タレ小僧も、初めての体験を共有したわけですから、これもひとつの家族の絆みたいな名残だったのではないでしょうか。
今の子達は生まれた時からビデオがありますからね。
そう考えると、もう私らの時代とは完全に別の感性を持っている人種です。
ということで、ジジイのヘリクツでございますが、このところ邦画のDVDにハマっている道楽親爺です。懐かしの写真もまた少し手に入れましたので、そのうちご紹介させていただきますね。