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2006年10月19日
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これはサイパンのケーブルTVではよくあることで、CNNとかNHKなどの衛星放送以外はすべてVIDEOコピー(ダビング)を流しているので、録画テープが終わると自動的に次のテープが回るようになっています。
しかも、時間に関係なくダビングしてあるものですから、放送日や時間なんてまるで無視ってな感じで、とにかくいい加減さは世界でも指折りのケーブル局ではないでしょうか。(笑)

以前にもハワイの日本語放送などを流していたことがありましたが、その時などは、数十年前の日本の連続ドラマを毎日連続放送、悪く言えば垂れ流し状態で、順番がデタラメでした。先に最終回が流れてしまったり、第十回の次がまた第二回あたりに戻ってしまったりとか、とにかくそのいい加減さは尊敬に値しますね。(笑)
まあ独占企業だからこそ成り立つ商売です。
なんとSAIPANにテレビ局はひとつしかないのです。しかも電波は飛んでません。ケーブルだけ。

話は戻りますが、息子の見ていたアクションドラマは、突然古い映画のシーンにワープしてしまいました。
あーあ、と言ってテレビゲームに戻った息子ですが、親爺はそのままだらだらとテレビを見ておりました。
画面は何となく懐かしいシーンが流れています。

しかもシーンはクライマックスの殴りこみに出かけるロバート・デ・ニーロです。

マーティン・スコセッシが一躍脚光を浴び、デニーロが名優と賞賛された名作「タクシー・ドライバー」、委員長も映画、VIDEO合わせるとすでに二十回は見ていると思います。
ニューヨークを舞台にJAZZとバイオレンスと狂気が交錯する素晴らしい映画でした。
そういえばこの映画をパクッた邦画に「野獣死すべし」(松田優作主演)ってのがありましたね。確か優作さん、デ・ニーロのファンで、「レイジング・ブル」でデ・ニーロが実際に体重をコントロールしたことに役者としての闘志を燃やしていて、この作品では自ら減量で体重をムチャクチャ落としたことが話題になりました。

映画音楽もJAZZを使い、全体のトーンも狂気とバイオレンスが錯綜するようなつくりでした。でも、大藪作品は小説だから面白いので、映画にしちゃうとリアリティに欠けますね。
まだまだ日本は拳銃ドンパチが日常的ではありませんから、あまり派手な銃撃戦はやはりつくりものとしか捉えられません。
最近の日本製ホラーが受けているのも、こうした日常性の中で非日常的な恐怖が描かれているからではないでしょうか。ごくありふれた日常生活の中に恐怖がある、みたいな。

話は脈略なく飛びますが、さんざん見尽くしたタクシー・ダライバーですが、なんと今まで気が付かなかった事実を昨晩発見してしまいました。
デ・ニーロ扮する主人公のタクシー・ドライバーが何故モヒカン頭にしたのかが、ずーっと気になっていたのですが、その理由がようやくわかりました。
モヒカンはタクシーのデフォルメなんですね。(今頃遅いですか?)
デ・ニーロが乗っているタクシー、屋根の上には三角のTAXIサインが立っているんですが、この車を正面からみると、まさしくこれはモヒカンではありませんか。

(古い話でゴメンね)

しかし、委員長はマーティン・スコセッシ監督は大好きで、一連のアウトローシリーズはもちろんのこと、問題作といわれた「最後の誘惑」も大変面白い作品でした。
キリストが十字架にかけられるその瞬間、彼に襲い掛かる最後の誘惑、って話なんですが、これはスコセッシ監督の宗教観が如実に現れていました。
もともとローマンカソリックとは縁の深い監督、デビュー作「ミーン・ストリート」でも宗教と現実のギャップに悩むイタリア系移民の若者・不良のお話だったし、「グッドフェーローズ」にもマフィアとカソリックの教義が絡んできて良い味を出していました。

そういえばデ・ニーロも「ブロンクス・テイル」で信仰心に厚く厳格な父親と、街を仕切るマフィアのドンをうまく交錯させながらハレムの青少年の姿を描いていましたね。これも秀作でした。デ・ニーロの自伝的映画とも言われています。


話はまたまた飛びますが、委員長は未だに、スコセッシ監督の「ミーンストリート」がサタデーナイトフィバーの原型ではないかと疑っています。
プロットも良く似ているし、テーマも非常に似ています。
最後に仲間がカソリックの教義との葛藤から死んでしまうあたりも似ているし、NYに住むイタリア系移民のお話、大人版、子供版ってな感じです。

イタリア系といえばコッポラ監督もローマンカソリックとマフィア、あるいはイタリア民族との心の葛藤を素晴らしい手法で見せてくれた偉大な監督の一人でもあります。
委員長も日本の黒澤監督と並んでコッポラ監督が好きです。
コッポラ監督の初期の頃の作品は実験的で特に興味があります。
デビュー作「ディメンシャ13」はホラーだったし、白黒映画でした。
でもこの映画、今見ても十分に見ごたえのあるサスペンスになっています。
最近撮った「ドラキュラ」も個人的に好きですね。映像がね、すばらしくエロチックでした。(笑)恐怖映画っていうのはエロチックと背中合わせじゃないとつまらないですよね。
それは、それが共に非日常空間であるからだと思います。

コッポラ監督の娘、ソフィア嬢も映画監督になっちゃいましたが、日本の東京を舞台にした「ロスト・イン・トランスレーション」も中々の佳作だと思います。
過去、外国人が描いた「日本」でこれほど的確に「東京」を見せた監督は居なかったんじゃないですかね。全体のトーンが時代とマッチしていて、親爺としても結構満足でした。
そのうちデビュー作の「ヴァージン・スーサイズ」も見てみようと思っています。

ということで、今日はくだらねー映画評みたいなどーでもよい話になりました。





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最終更新日  2006年10月19日 12時35分59秒
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