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2007年01月10日
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感動というとちょっと大げさかも知れませんが、ビビっと心に飛び込んできたものとか、どーんと体に激震が走ったみたいな、そんな感覚です。
その衝撃っていうのは、たぶんその後の人生を左右するほどの大きな核になっていると思うんですね。悪く言えばトラウマとも言えなくもありません。

そんなインパクトでも、意外と幼少時のことは記憶に残っていない場合が多いですね。
いわゆる潜在意識のような中に包み込まれていて、本人は無意識のうちに趣向として生活に現れてくることがあります。
色の好みなんていうのは典型ではないでしょうか。
好きな色、って特に理由もなく趣向が決まってますよね。
それを前世まで遡るのか(笑)、幼児の頃まで遡るのかはわかりませんが、感覚の中枢に位置する色彩が存在しています。

人間が生きていく上で、これらの本質的な嗜好が自分を無意識のうちにコントロールしています。何故かわからないけど、惹かれてしまうなんてことよくありますよね。


まあ、大概の人は、この個人的嗜好というものを極力押さえ込んで、日常生活に迎合しているわけですが、時々、頑なに譲らないヤツも出てきたりします。(笑)

「誰がなんっつってもオレはこれが好きなんだぁ~」とか言ってダダこねるヤツです。

それでも子供のうちは面倒みてくれる親や大人たちが居ますから、ほどほどのところでワガママも通りますが、これが一旦社会にでると、そう易々と自我を通させてくれるほど世の中甘くはありません。

そこら辺が、一般大衆庶民として生きるか、どーしても自我を通してはみ出し野郎になるかの瀬戸際です。そうですね、年齢的にも22歳ってとこですか。いわゆる大学を卒業する年頃ってあたりでしょうか。
たぶん、おおかたの人は大学と趣味の二股かけていて、卒業までの半年で答えを出すわけですが(笑)、すでに成人前にこの選択をしてしまった人は、少々早めの悟りを啓いていたりします。

「ふん、人生なんてどうせ一度限りよ」なんて嘯いて突っ張ったりしてますが、内心はドキドキ、ハラハラ、これから先どーなるんだろ、なんてのが本当のところですね。

でもって、この嗜好を心の中に押さえ込んで大人になられた方々は、その嗜好を趣味の世界で発散させようとします。かたや、嗜好だけを拠り所にして大人になった者たちは、社会との適度な妥協をしなければ生きていけなくなります。

前者は、学生時代JAZZ喫茶やライブハウスの常連客として、ちょっといい顔だったことが自慢の、某大手企業支店の中間管理職。
後者は、高校中退してミュージシャン目指したものの、夢破れてカラオケ・パブのマスターとなったおっちゃん。
そしてこの二人の現在の関係はというと、中間管理職のおっちゃんは、ミュージシャン崩れのマスターが営むパブの常連。
そんなどっちもどっちのハンパ者の夜が今夜も深けていきます。


(おまえ等オレを誰だと思ってんだ。いいかオレの歌をよーく聴けよ)

「おお、さすが課長、歌も上手いけど、よーく知っておられますねー」
(そんな爺臭い音楽誰も聞きたかねーんだよ。特にテメェの歌じゃ尚更だぜ)

「おっ!今日は最初から飛ばすねー、いつも渋いよね」
(あーあ、またこの音痴の調子っぱずれな歌聞かされんのかよ。カンベンしてくれよ。客連れて来てくれるから我慢してるものの、これで金払いが悪かったら最悪だね)


(どうせおまえ等にゃわかんねーだろけどな、オレはそこらへんの中年とはちょと違うんだよ)

「課長、昔バンドかなんかやってたんですか」
(どうせハンパな趣味でギターかなんかかじっただけだろ)

「はいはい、キーはGね、ちょっと待ってね」
(ってか、オメーのキーはCだよ。ってか、どうせ音はずすんだからキーなんていらねぇっつーの。カラオケだっていらないくれぇだ)

「なあ、おまえ等も少しは遊びを覚えなきゃだめだぞ。そんなんじゃ良い女にもめぐりあえねーぞ。オレの若い頃はなぁ~、銀座のクラブをハシゴしたもんだ」
(ったく、最近の若造は遊びにポリシーもねぇし、銀座で飲んだこともねぇんだからな)

「いやいや、課長を見習いたいもんです。今度粋な遊び教えて下さいよ」
(そんな古臭い遊びなんか誰もしたかねーんだよ。大体遊んでてあの程度のカミさんなら、遊ばない方がましだろ)

「さあ、入りましたよ、Smoke gets in your eyes、渋い声聞かせて下さいよー」
(ああ、またあの調子っぱずれな歌が始まるのかぁ~。これはある意味拷問だなぁ~)

この物語はフィクションです。
登場する人物、団体等は実在のものとはなんら関係がありません。(爆!
遊びのセンスは千差万別、人それぞれですから、決して押し付けてはいけません。
くれぐれも注意しましょう。(笑)





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最終更新日  2007年01月10日 11時01分30秒
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