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2011年06月19日
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カテゴリ: オペラ
 MET来日公演の大幅なキャスト変更に伴い、結構な騒ぎになってるようですね。

 ジャパンアーツの経緯説明はこちら。
http://www.japanarts.co.jp/MET2011/message0611.htm

 まぁ、キャスト変更で不利益を被るのは、払い戻しが無い限りは一方的にお客の側なので、文句が出るのは仕方ないとは思います。
 更に申さば、私は今日のボエームしか買っていないという、恐らくこの件で最も発言権が無い人間の一人(笑<だって、無関係どころか、一般的には「利益を被った」と看做されるであろう層ですからね)なのですが、それはそうなんだけど、今後起こるであろう事態に向けて、備忘録的に。

 そもそも、なんでこのMET、ボエームしか買っていないかというと、はっきり言って高いから。先行発売とかで出遅れたのもあって、安いとこ買えなかったんですよ。でね。METのドン・カルロも、ダムラウのルチアも、興味ない訳じゃないけど、MAX S席で62,000円、買えるチケットでも3万円以上払って観たいか?となった時に、まぁそこまででは、ということで買わずにしまったというのが本音。私が買ったのは、だから、ネトレプコのボエームだけ。日程の関係もあるにはあったけど。
 今回のドン・カルロやルチアに6万円出す気が知れない、とかいう意味ではありません。ただ、お金が無いのと、費用対効果で消費者としてそこまで出す気がしなかった、ということ。正直、あぶく銭が100万円あっても、出したかどうかは分からない。1000万円あったら買ってるかも知れないけど。批判的な意味でなく、だから、分からんのです、私には、買った人の気持ちは。そりゃそうだ、だって買ってないんだもん。
 私の基準は、そういうこと。費用対効果。それ以上でも以下でもない。

 で、今回、震災理由にせよ、ネトレプコはキャンセル。ある意味これは私にとってはがっかりな話で、というのは、代役がフリットリであろうが、目当てのネトレプコは聞けないのだから。これは、フリットリがどうか、という話とは別。正直に言って、フリットリが出るなら喜んで観に行きます、というのが本音。でも、それは元々の期待通りではない。


 コンサートなんて、人間がやってることだから、何があるか分からない。まず自分が行けるかどうか分からない。行けても、コンサート自体をやるかどうかが分からない。やったとして、予定通りの内容で出来るかどうか分からないし、出来たとしても満足の行く内容かどうか分からない。演奏が良くても、他のお客とか諸々の不安定要素の結果、満足して聞けるかどうか分からない。分からないことだらけ(笑)

 その上で、チケットを買っているので、何かが起きてもある程度諦めることが出来るのです。言い換えれば、諦めがつくものしか買っていない、ということでもある。
 考え方は色々あります。だから、この考え方を押し付ける気もしません。ただ、6万円を越えるチケットを買わない理由はそこにあります。そこまで突っ込む気がしないんだもん。一日中パチンコ台の前に座る気がしないのと同じ。でも、この馬だったら万馬券になるかも、と思って、千円分買ってみる、くらいのことはする、というところでしょうか。
 うーん。ヘタレだ(笑)

 でも、そういうことを承知で言えば、今回の対応ってそれほど酷いのでしょうかね。
 相次ぐキャンセルそれ自体は、お客にとってはたまらん話ではあるけれど、今の事態にあっては已むを得ない所ではないかと思います。よしんばそれを理由にしていない「体調不良」であっても、最終判断の中に「そこまでして今の"日本"に行く理由無いよね」という見方も無いではないのではないかと。
 だから、興行側で人為的に発生させたのは、フリットリの振替だけ。
 その上で敢えて申すのですが、私の今回のプログラムの評価は、上述した通りなのです。

 METのドン・カルロ。
 ダムラウのルチア。
 ネトレプコのボエーム。


 ドン・カルロは、確かに踏んだり蹴ったりです。レヴァインにボロディナとカウフマンがキャンセルの挙げ句、フリットリまで振り替えられた。振替先のキャストも、ルイジ以外はちょっとね、という感じ。確かに酷い。でも、ホロストフスキーのロドリーゴと、Wキャストのフィリッポ二世は健在ですよね。であれば、私にとってのドン・カルロの魅力は、それほど落ちていない。結果どうだったかは知らないですが。
 ルチアは、カレーヤがキャンセルで、代役を立てただけですよね。看板のダムラウは不動。で、結果結構良かった訳でしょ?
 ボエームは、看板のネトレプコと、ロドルフォのカレーヤがキャンセル。で、ボエームというのは、結局、幾らオケが頑張ってみても、歌手に左右されてしまう演目です。

 と考えると、ボエームに最大限手厚くフォローを入れるのは妥当な優先順位だと思うのです。フリットリを振り替えちゃうのは、流石にやり過ぎだとは思うけど。

 こういう興行を打つ以上、相当のコストはかかります。であれば、何らかの形で上演するなら、そうそう返金は受けられないだろうし、返金するなら公演自体をキャンセルするしかない。キャンセルすれば、どちらも民間の団体であるMET、ジャパンアーツ共多額の負担は避けられない。であれば避けたいだろうし。じゃぁ、興行を維持する上で、最良の策は何か?最大多数の最大幸福を求めるならば、何が最善か?

 くどいようですが、お客の側が一方的に不利益を被るのだから、文句が出るのは仕方ない。でも、そこまで眦決して非難するほど余裕の無いギャンブルは俺はしないなぁ、と、他人事モードで思ってしまうのではあります。


 で、あのドン・カルロは、そんなにつまらなかったのかしら?引越公演を中止して返金するべきだった、というくらいに?







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最終更新日  2011年06月19日 11時42分15秒
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Re:MET来日公演のドタバタについての雑感(06/19)  
ちゃむ♪♪  さん
ドン・カルロ・・・おっしゃるとおりホロストフスキーとルネ・パーペで十分満足しました、私は(笑)。
ヨンフン・リーもそうは言っても、結構めっけものの新人だと思います。
「払い戻し」説が、まだ健在とは知りませんでした。。。
(2011年06月20日 23時42分35秒)

Re[1]:MET来日公演のドタバタについての雑感(06/19)  
Verdiさん  さん
ちゃむ♪♪さん、こんにちは。
うわぉ、一ヶ月振りの返事......(^^;

>ドン・カルロ・・・おっしゃるとおりホロストフスキーとルネ・パーペで十分満足しました、私は(笑)。
>ヨンフン・リーもそうは言っても、結構めっけものの新人だと思います。
>「払い戻し」説が、まだ健在とは知りませんでした。。。

 健在っつーか、気に入らん人は結局最後まで気に入らない、とそういうことみたいでしたね。
 正直、ホロストフスキーとパーペで十分でしょう?まぁ、個人的にはパーペはこの役にはどうなのか...ごにょごにょ....

(2011年07月22日 23時08分03秒)

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