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でもさ、きっとこの書体読みにくそーなんで、すぐ元に戻るかも。

それより終わったっ!!! 終わったっ!!! 終わったぁ～♪
もう二度とTax Returnはやりたくないと思うし、去年も思った。来年はどーするかな？
きっと戻ると思う。未確認だけどEnrolled Agentの受験資格を得るためには、確か５年間の実務経験と、どこかTax関係の団体に所属していなくてはならなかったような... あとでしっかり確認しておこう。

オフィスを去る時、一人ひとりのTax Proに挨拶をする。私はたった一人の二年目ペーペー。皆にお世話になって勉強させてもらってるんで、ホントーにありがたいざんす。ザキアがハグしてくれ、来年も帰って来いと言う。思わず涙が出そうになるさ。

まぁ私が知識がないのをよく知っているんで、暇な時は目が合うと皆来てくれる。まぁ、どれだけ信用がないか...　そんな中で、ザキアが一番きつかった。まったく容赦なかったさ。んが一番頼りになるし、信頼している。

今シーズン、小部屋にこもること３回...　いや、今日で４回か... 怒りや落ち込みを何とかコントロールする。

今日最初のクライアント。
夫はとても忙しいと、自分が必要な箇所にサインをしたらとっとと帰る。んで、残った嫁と一緒に仕上げ作業をする。んが、この嫁とどう接していいのかわからない。と言うのも。気に入らないことがあると、目に涙を溜めて思いっきり抗議してくる。

サインをしている段階で、気に入らないとサインを拒否する。夫が何度も嫁の耳元で囁く「いいかい、揉め事を起こすんじゃない。黙ってサインするんだ」と。んが気に入らなければ意地でもサインしない。気に入らない内容は、ＩＲＳのルール。私がどーこーできる問題じゃないざんす。

ここまではいいの、こーいったクライアントは結構いたんで。問題は、鼻を赤くし泣いたかと思った次の瞬間、何事もなかったかのようになること。いやそれ以上に、まるで友達のように接してくる。泣いて一度はトイレに駆け込んだ。んで次の瞬間、笑いながら話し出す。まるで猫の目のような落差に、どー接していいのかまったくわからなかったさ。

次が４ヶ国語を話す通訳・翻訳者。いろいろ聞いてみる。
夢の中では基本的には母国語で、次が二番目に得意な言語で会話するそうな。へぇ～
んで、海外に永住して外国語の環境で何十年も過ごした後ボケた場合の言語は？ ← 何気に自分のことを心配してる？

彼女は言語学者ではないんで身近な例でしか話せないがと前置きをして、やはり何十年経とうが、その間外国語の環境にあっても、ボケると母国語に戻るそうな。ただ外国に住み始めた年代と母国語の習得の度合いもある程度関係しているとな。
う～ん、やはり老後は日本のケアホームか... 　彼女に質問の理由を聞かれて答えると、大笑いされた...　結構真剣なんすけど

んで最後のクライアント。これがクセモノでさぁ。最後の最後でこんなオチが待ってるかい？って感じさ。

オフィスに来た時から興奮していた。言っていることが要領を得ない。
Tax Returnをファイルする必要なない。ただ1040のコピーが欲しいだけ。お金はいくらかかる？資料を見ながら、おおよその金額を提示する。ただのコピーだけなんで高すぎると文句を言う。ファイルをする必要がないんだから、もっと安くしろとな。

とりあえず他のTax Proに確認をとる。ケーススタディ扱いで処理をするようにとな。その場合、料金はチャージできない。オマケにプリントアウトした1040には“Practice”の文字がデカデカと入る。それでＯＫとな。

ファイリングステータスがＭＦＳ（Married Filing Separately）だと。
夫婦別々にファイルすることはよくある。理由は別居中であったり、還付金や節税であったりとイロイロである。んが彼女の場合は、別居中でも節税でもない。

ＭＦＳだと夫の情報も必要である。すると、次にはシングルにファイリングステータスを変更してくれだと。あのぅ～、離婚してない限りシングルではファイルできないざんす。

彼女の意図がまぁったく見えないざんす。何がしたいのやら。

んで時間をかけてよく聞いてみると、ビジネスオーナーの夫はケチで、２人でＭＦＪ（Married Filing Jointly)をしても、戻って来た還付金を一切妻にあげようとしない。妻も働いているんで、還付金があって返してもらってとーぜんとな。

んで、弁護士にその交渉を頼んでいるんで、その証拠となる彼女一人分の1040のコピーが欲しいとな。まぁ彼女分の還付金額を見せろってこと。なるほど。

出来上がった1040のコピー。あれだけ料金は払いたくないと言い、あれだけ“Practice”の文字が入っていても良いと言ったにも関わらず、ゴネ始める。

ゴネ内容は、ケーススタディにホンモノの彼女の個人情報を入力したと。んで個人情報は本社でないと消えないことが気に入らない。矛先は、料金でも文字の問題でもない。とりあえず気に入らないのね。んで何とか自分の思い通りの物を手に入れるため、いちゃもんをつけるってか。

私「だいたいさぁ、弁護士に渡す書類に嘘の個人情報を入れたら証拠として使えないじゃん。コピー作った意味ないじゃん」

振り上げた拳を下ろせない彼女は怒って帰るが、５分後、舞い戻ってくる。弁護士に確認したとさ。少々料金を払ってでも1040の正式版を持って来いだとよ。もうアンタのファイルは扱いたくねぇよ。ここでアンジェラが彼女の世話をするとさ。好きにしてくれ。オレは帰る。

この彼女も、コピーを手にするまではホントーにフレンドリーだった。一旦手に入れた途端、態度が急変よ。まぁ、もらうものをもらったんで、後は情報は消してねっと都合のいいことばかりを並べる。気に入らなければ大声でギャーギャー言う。どーしてこんなクライアントばかりよ？最後の最後まで... 小部屋にこもる私...

それよりシーズンは終わったざんす。後はこんなクライアント達の顔を見ることもないだろうし、しばらくは思いっきりのんびりするぞぉ～♪