わくわく★ライフバランス

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2007年09月11日
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カテゴリ: 日本文化


嬉しい一言が飛び出しました。

昨日、近所のママ友さん(仮にテツ子さんと呼ばせていただきます)を招待して、「ダシのとり方教室」を開催したときのことです。



使用したのは「煮干」

若手のママで毎日「煮干」を使って味噌汁を作る人は、かなりのマニアなのではないかと思いますが、手順は意外と簡単です。

1.頭とはらわたを取り除く

2.カラ炒りする

3.カラっとしたら「煮干」下処理終了。
   (荒熱がとれたら保存容器へ。このまま食べても美味しいけど、全部食べないように。)



5.加熱し、沸騰したらザルで濾す

6.野菜などの具を入れ、火を通す

7.味噌を溶いて出来上がり!




普段は4~7の作業で済むので、粉末ダシを使うのと手間はかわりません。
私は調理師免許を持っているとか、料理研究科だとか、その手のプロではありません。
だから、プロがこの手順を見たらアレコレ言いたくなるかもしれません。

でも、いいんです。美味しいのですから。


そんなこんなで出来上がりました。
そして、味噌汁をテツ子さんに味見してもらうと、全身で感動してくれました(私も感涙!)
その後のランチでは、おかわりまでしていただきました。

なんといっても嬉しかったのは、いっしょに下処理して持ち帰った煮干で早速夕食の味噌汁を作ってくれたこと。


素直に感動して、その気持ちをしっかり返してくれる。
テツ子さんがこのような方だから、このような試みをやってみようと思い、また、やってよかったと、思えます。



*****

ママになると、各地の保健センターなどの離乳食教室や育児雑誌などで、天然ダシが推奨されるのを見る機会が増えてきます。

でも、実際に天然ダシをとっている人はほんの一握り。


原因の一つは、新米ママを育てたおばあちゃん世代が既に「○○ダシ」や「味の○」世代だということ。
子どもの頃から天然ダシに親しんでいない新米ママには、敷居が高いのもトーゼンです。

人間、やったことも見たこともないものをやることは、実際の10倍くらいの精神的な労力が必要なんじゃないかな。

天然ダシをとらなくても、それに代わる商品にことかかない、日本という社会。
料理教室にいけば、食材と並んで既に「ダシ」もできています。
いまさら「ダシとったことありません」といいにくい雰囲気だってある。

「味の○」世代に育てられた新米ママが、
「天然ダシ」に触れ、味わう機会から完全にシャットアウトされている現実がそこにあります。
なんだか、さびしいです。


煮干ダシの味噌汁作ったことのない方、まずは騙されたと思って↑のやり方で試してみてください。
必ずおいしい味噌汁が出来上がります。
何杯でもおかわり出来ちゃう美味しさです。

誇るべき日本の食文化。
日本人ならだれでも出来ると、胸を張って世界中の人に言えるようになりたいものです。






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最終更新日  2007年09月11日 18時58分18秒
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