若草日記

若草日記

PR

プロフィール

O-chike

O-chike

バックナンバー

2025年11月
2025年10月
2025年09月
2025年08月
2025年07月

カテゴリ

コメント新着

コメントに書き込みはありません。

キーワードサーチ

▼キーワード検索

2021年09月22日
XML
カテゴリ: 日常の出来事
昨日はジグソーパズルのことを書きましたが、小学生の時はまったことがもう一つ。

天文学

当時大阪に住んでいましたが、夏休みなど長期の休みには田舎の祖父母の家に遊びに行きました。
周囲は田んぼに囲まれ、高い建物もなく明かりも少なく、天の川がくっきり見えることに驚いたのを覚えています。
お話に出てくる人の手で書かれたディフォルメされたイラストではなく、本物の天の川。

それは確かに星の集まりで、ぼんやりとした道筋を作っていました。

白鳥座、琴座、わし座、理科の教科書に出てくる星座が、一等星だけでなく他の暗い星まで見えて教科書の通りに見えるのです。

それから星に関する本を読んだり、星座を覚えたりしました。
天体写真家、藤井旭氏の写真集もお誕生日に買ってもらいました。今も持っています。



けれど、昨日も書きましたが熱中することはお勉強の妨げ、将来の役に立たないこと、と決めつけてどこか手加減し、なんとなくブレーキをかけてしまう自分がいました。

そして数学が理解できないという理由で理系の大学を受けるのを諦めました。

天文学に興味がありながら、苦手を克服するということをしなかったのです。

好きなことをとことんやるという熱意がなかった、というより自分自身に禁じたような気がします。

社会人になったら会社に就職して結婚して、子供を産んで、家事をして、それが常識で、現実を見るということだと思い込んでいました。

しかし常識なんて言うものは人の価値観によって違うだろうし、そもそも現実って何?
実際のところ、私は50歳を間近にして結婚したことも子供を産んだこともありません。
たびたび転職してこれといった技能も身につかないまま。

そしてわかりました。

熱中しなかったからだ。

家庭を作るということにあこがれることなく、やりたい仕事に就くわけでもなく、


大学を出てから約25年、なるようになるだろうとなんとなく生きていましたが、なりませんでした。
少なくとも、何かを成し遂げた感はありません。

現実を見るという行為そのものが幻想で、それらのものはなんとなく得られるものではないんだと気づいたのです。

考えるにつけ、自分の浅はかさと視野の偏狭さに腹立たしささえ覚えます。

今から何かに夢中になれるだろうか。



しかし熱中し、夢中になり、集中してこそ何かが形になり、その何かがようやく自分のものになるのではないでしょうか。
私はこれをやった!
と言いたい。満足感を得たい。達成感を得たい。

そして幸福感を味わいたいのです。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2021年09月22日 19時12分32秒
コメントを書く
[日常の出来事] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: