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2021.07.29
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カテゴリ: 学校教育

​​  ​​ 「なぜ人を殺してはいけないのか」
 ​​
​​
と聞かれたらなんと答えますか?​

 日本の法律には殺人罪があり、もちろん人を殺すと罰せられます。でも実は、殺人罪について規定した条文では「なぜ人を殺してはいけないのか」については明記されていません。

つまり、人を殺すと罰を受けますが、その罰の理由については書かれていないのです。

 そうなると、「罰さえ甘受すれば人を殺すのは悪いことではない」などの考え方も出てきますが、やはり「人を殺してはいけない」という認識は多くの人が納得するところでしょう。学校の教員をしていて、もし、担当生徒が上記の質問をした場合、なんと答えたら相手を納得させられるか非常に難しいと思います。もちろん、私は殺人を否定したいですが・・・。

 この理由を考えることこそが真の勉強だと思います。

 よく「当たり前のことはしっかりやりなさい」という指導があります。が、私は異議を唱えたいです。当たり前や例年通り、同様にという言葉は非常に恐ろしいものです。そこに疑いの目を向けることがなくなるからです。

 人助けは美徳とされています。それも一つの常識として受け入れられています。
 しかし「自殺の人助け」はステキな行動としてほめたたえてくれる人はいないでしょう。

 この違いを考えることが大切です。ルールだから、そういう制約だからと言って、相手を納得させることはスポーツや試合における場面であって、人間社会において絶対に正しいルールとは何かを考えることは大変難しいものです。

 皆さんの周りでも受け入れているけれども、よく考えると不思議なことってたくさんありませんか。
 集会での体育すわり(健康に悪いといわれている)
 学校でのスマホ禁止(時代に合っていない、授業でも活用できる)
 学校にはジュースを持ってきてはいけない

 こういったことに違和感を覚えて、当該校の生徒たちとそれについて話し合うことこそが大切です。なんでもかんでも大人の都合で決めつけるのではなく、主体である生徒の声を聴きながら、助言を与えていくことでルールを作成していくことが必要です。

 今の学校教育では「なぜ」について考える作業が欠落しています。「AはBだ」と教える授業ばかりです。自分で考えて、自分で学ぶことが本当の学びだと思います。









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最終更新日  2021.07.29 10:30:06
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