春眠遊戯

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2007年11月15日
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水曜日に、前から観たかった映画 スターダスト を観てきました。
色んなメッセージが込められている映画だな、と思いました。


※かなりネタバレしています。
 これから観に行く予定の方は、映画を観てから読まれることをお奨めします。
 「あ~、先に読んじゃったからぁ~・・・」等のクレームは一切受付けません。(笑)



この映画は、ある夜、天(宇宙)から地球に落ちて来た「流れ星」イヴェインと、
イギリスの田舎で育った純朴な青年トリスタンが出会い、
二人で色んな障害を乗り越えながら次第に成長し、互いに愛し合うようになり、
最期はハッピーエンド、というファンタジーものです。

この映画の舞台はイギリスの片田舎、「ウォール村」という場所です。
「ウォール(Wall)」とは「壁」のことです。


この壁は一体何なのかというと、魔法の世界(高次の世界)と
人間の世界(三次元物質世界)を隔てる「境界」なのです。


この壁の前には80年もの間、そこで24時間番人を続けているおじいさんがいます。
(何ともご苦労様ですなぁ・・・)

村(人間の世界)から「壁」を越えてあちら側(魔法の王国)へ行こうとする
不届き者(番人の目から見れば、だけど)がいないかどうか、
常に厳しく監視しています。

この番人さんによると、今までこの壁を越えた者、
越えようとした者は一人もいなかったらしい。
18年前、トリスタンのお父さんが越えていくまでは。
トリスタンは、この時お父さんが壁の向こう側で出会った女性



これは現実世界でも同じですね。
自分達が「壁」に囲まれて暮らしていても、その状況を誰も疑問に感じない。
何故なら、生まれた時から「壁」に囲まれて生きるのが当たり前だったから。
親や周りの大人が子供達に「決して壁を越えてはいけない」と教え込んでいるから。
村の住人にとって「壁」の向こう側に行く事は「最大のタブー」なんですね。


いなかったのです。

「壁」の向こう側には一体どんな世界が広がっているのか?
もしかしたら、自分達の想像を絶する世界がそこには広がっているのかもしれない。
と、こういうことを想像してワクワクする者すら
このウォール村には今までいなかったようです。


「そこ」に行くには、ほんのちょっとの知恵(番人をうまくかわす為の)と、
ほんの一歩を踏み出す勇気さえあれば、誰でも簡単に行けるのです。
しかし、その気持ちはやはり純粋でないといけないようです。


映画では、トリスタンのお父さんはおそらくは純粋な好奇心から
「壁」の向こう側に行きたいと思い、番人に頼むのですが通してもらえません。
そこで一旦諦めて帰るフリをして番人をやり過ごし、
番人が気を抜いて後ろを向いた瞬間に、走ってあっさりと壁を越えてしまいます。

息子であるトリスタンは、自分の父親が村で初めて「壁」を越えた人だなんてことは
知らないのですが、憧れの村一番の美女ヴィクトリア(イギリスだし、女王陛下への
皮肉とか入ってんのかも・・・w)への「幻の愛」の為に一歩を踏み出しました。


ヴィクトリアが本命の彼から求婚されている、と知ったトリスタンが、
何とか彼女を自分の方に振り向かせたいと思っていた時、
二人の見ていた夜空に突如「流れ星」が落ちてきます。
流れ星は壁の向こう側へ落ちてしまいます。
それがイヴェインでした。

流れ星を見たトリスタンは、あの流れ星をヴィクトリアへの愛の証として
持ち帰ることを約束し、その為に「壁」を越えようとするのです。


そこには、ヴィクトリアにいいところを見せたい、という「見栄」や
ヴィクトリアの彼に負けたくないという「競争心」もありました。
何より、本人が「本物」だと思い込んでいるヴィクトリアへの愛そのものが、
実は違うものだったのですが、当の本人はそんな事、この時は考えもしません。

だから、本人は至って真剣に、ヴィクトリアの為に(本当は自分の為なんですけどね)
「壁」を越えようと番人のところに行き、知らず、自分の父親と同じ方法で
番人の目を欺こうとするのです。


しかし、一度同じ方法で突破されている番人は学習していたらしく(笑)、
一旦騙されたフリをしながらも、トリスタンを見事に叩きのめして
追い返してしまいます。

トリスタンの「壁」を越える為の動機が不純で、純粋ではなかった為に
一回目は失敗したのではないでしょうか?


二回目は直接自分の足で「壁」を越えるのではなく、ある特別なアイテムを使って
一瞬のうちに「壁」を飛び越えて魔法の国へ行く事になります。
それは「バビロンの蝋燭」という魔法の蝋燭で、火を付けて行きたい場所、
会いたい人のことを想うと瞬時にそこへ連れて行ってくれる、というものです。

その蝋燭は、母親からトリスタンへの贈り物でした。
「この蝋燭を使って自分のもとに来て欲しい」と
母親からの手紙には書かれていました。


そこで、それを使って母親の所へ行こうとしたトリスタンですが
母親ではなく「流れ星」イヴェインの所へ飛んで行ってしまいます。
母親を想う一瞬前に、ヴィクトリアと流れ星の事を想ってしまったのです。

親不幸者ですね。(笑)
親不幸者でも「あちら側」に行ける、ってことでしょうか?(笑)


何はともあれ、こうしてトリスタンは無事、魔法の国
「ストームホールド」へ到着しました。

(「ストーム」は「嵐」でしょ。「ホールド」は「固定する」かな?
「定着した嵐」「常に荒れた国」という意味ですかね?)


この国では前国王が亡くなって、4人の王子達による相続争いが始まったばかり。
王には7人の王子と1人の姫がいました。
7人の王子達は互いに兄弟で殺し合い、生き残っているのが4人だけなのです。
たった一人の姫ウーナは、実はトリスタンの母親で、
十数年前から魔女サルに捕まり、奴隷としてこき使われています。

(何故王女が魔女の奴隷にされたのかは不明。
つーかさっさと探しに行けよ、王子達)

王(この人も12人兄弟で、自分の父王の前で他の兄弟を皆殺しにして王位に就いた)
は死ぬ直前に後継者を指名しませんでした。
その代わり、王の証であるルビーのネックレスを空に放ち、
「このルビーを手にした者が次の王だ。」と言い残して亡くなります。

このルビーが、何故か地球を越えて宇宙にまで飛んで行き、
星として輝いていたイヴィンにぶつかって、イヴェインが地球に落ちてくることに。


今日、 シリウス文明がやって来る というブログを読んでいて
気付いたのですが、この物語も「女神の降臨」を表しているのだな、と思いました。

何故ならイヴェインは「金星」だからです。
つまりイヴェインは「女神ヴィーナス」だということですね。


実際に「壁」の向こう側、魔法の国へ落ちた「流れ星」は
みな美しい女性の姿になります。
しかし、人間の世界に落ちた場合はただの「星屑(スターダスト)」
になってしまうのです。
つまりそれは「星」にとっての「死」を意味します。


これも面白い設定だな、と思いました。
現実に私達の世界に落ちて来る流れ星はみんな隕石(石)ですものね。
本当は、別の世界では美しい女性の姿をしているのかもしれませんね。

「星」にとっても、落ちるところが「壁」の中か外かで
その後の運命が大きく変わってしまうということですね。


あと、どこで読んだかは忘れてしまったのですが、
「人の魂の究極の進化の姿は星(恒星など)である」
というのを読んだこともあります。

今私達が住むこの地球や太陽は、元は私達と同じ、一人の人間だったというのです。
その一人の人間の魂が途方もない時間をかけて進化し、
幾度も輪廻転生を繰り返し、やがては「星」として、他のあらゆる生き物達を
産み、育む存在となった、という考え方です。

この考え方でいくと、私達もいずれはそうなる可能性がある、ということですね。
あまりに壮大すぎてイマイチ想像できませんが。(笑)
でも、「魂の進化」という点で考えていくと、可能性としては
それも有りかな、と思います。



※長くなったので続きます。







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最終更新日  2007年11月16日 01時04分01秒
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