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隣の区というよりも直前に住んでいた地区のニュースです。製薬会社でビタミンを製造した工場跡地になぜ、これほど高濃度のダイオキシンが検出されるのでしょうか。別の理由をあげていますが、疑問に感じます。製造過程でビタミン剤に混入していない保証はあるのでしょうか。東京都は26日、足立区梅田5の製薬会社「三菱ウェルファーマ」梅田工場跡地で、環境基準の30倍にあたるダイオキシン類のコプラナーPCB(ポリ塩化ビフェニール)が検出された、と発表した。敷地内の井戸水からはPCBも検出され、都は緊急の地下水調査を実施する。都環境局と同社によると、同工場はビタミンB2などを製造していたが、5月に閉鎖された際に土壌調査したところ、3地点から高濃度のダイオキシン類を検出。最高は土壌1グラム当たり3万ピコグラム(ピコは1兆分の1)で、国の環境基準(1000ピコグラム)の30倍。67年以前にコンデンサーなどの絶縁油を抜き取るときに漏れたと考えられるという。敷地内の井戸からは1リットル当たり最大0・0018ミリグラムのPCBも検出されたが、同社は「外部の地下水への流出もないと考えている」と説明している。
2003/11/30
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厚生労働省が食品の効果表示を許可・承認する特定保健用食品(トクホ)の第1号商品が1993年に誕生してから、丸10年がたちました。厚労省が、トクホとして効果や機能の表示を認めた品目は399(2003年10月7日許可分まで)を数え、推定で年間6000億円超の市場規模になるそうです。日本のトクホ制度は、消費者により役立つ制度への改革を迫られているそうです。薬事法という大きな壁があっても外圧なら比較的無理なく通りそうなので、役立つ外圧は歓迎したいと思います。最も科学的といわれている健康雑誌・日経ヘルス誌より■疾病リスク低減表示が近く国際標準に■最大の課題は、消費者がはっきりわかるように、病気を防ぐ効果を明示する「疾病リスク低減表示」への対応だろう。食品の国際的な規格基準を決める国連関連組織コーデックス(略称Codex、正式名称はFAO/WHO合同食品規格委員会)では、ヘルスクレーム制度の問題が熱心に討議されており、早ければ2005年にもヘルスクレームのガイドラインが決まる。現在のトクホ制度では認められていない「疾病リスク低減表示」が、このガイドラインに盛り込まれることがほぼ確実になっている。コーデックスでの議論は、EU(欧州連合)加盟国主導の形で進められているが、「疾病リスク低減表示」を最初に制度として実現したのは米国。1990年に成立、1994年に完全実施になった「栄養表示教育法(NLEA)」という法律に基づき、「大豆たんぱく質は冠状動脈心疾患(心臓病)のリスクを低減する」など、12種類のヘルスクレームが認められている。膨大なエビデンス・データ(厳密な試験によって人間で効果を検証した論文)を精査し、大豆たんぱく質の場合は、1日当たり25gを摂取すれば、心臓病のリスクを低減することが確認された。この4分の1量に相当する6.25gの大豆たんぱく質を含む食品(豆腐や豆乳など)には、低脂肪などのいくつかの条件を満たしていれば、「心臓病のリクスを低減する」と、商品パッケージなどに表示できる。日本では、食品には効果・効能表示が認められていない。これは、医薬品の立場から食品の範囲を定義している薬事法が高い障壁となっているためだ。このため、食品に「疾病リスク低減」を表示することは不可能。また、厳密なエビデンス・データが要求されるトクホでも、「疾病リスク低減表示」は認められていない。もし、コーデックスで国際的な基準が決まれば、トクホ制度も対応を迫られることになる。トクホは、世界に先駆け1984年から、東京大学や京都大学などの農学部系研究者らが開始したプロジェクト研究「食品機能の系統的解析と展開」の成果をもとに制度化された。栄養、おいしさ、に続く食品の第3の機能として「体調調節」機能を提唱し、「機能性食品」という新しい用語を定着させた。現在も日本は、食品の機能性研究のレベルは高い。しかし、試験管の実験や動物実験で効果を確認したり、効くメカニズムを解明する研究で先駆的な成果をあげているものの、人間で効果を検証するエビデンス・データの蓄積では、欧米に遅れをとっている。理由はいくつかある。例えば、せっかく人間で効果を検証しても、その効果を疾病の名称とともに食品に表示できない。お金をかけた研究の成果を、消費者に訴えられないのだ。薬事法によって「疾病リスク低減」を表示できないのはもちろん、そもそも「病名」も食品には表示できないのが日本の現状だ。農学部系が研究の中核になっているため、臨床現場にいる医師などの医療スタッフとの連携が十分でなかったことも、欧米に遅れをとった原因といえる。日本では、医師らが栄養の教育をほとんど受けていないため、食品への理解が低い。たとえ食品の機能性研究で最新成果が得られても、これを基にした人間のエビデンス・データをとるときに、医師などが積極的に協力する機運がなかったのだ。■忘れ去られた病者用食品制度の活性化を■確かにここ3年ほどの間に、生活習慣病に対応する商品が多数、トクホとして認められ、ヒット商品も増えてきた。高血圧や高脂血症、糖尿病といった病名は表示できないが、血圧やコレステロール、血糖値が高めの方に適した食品という表示が可能になった。実は、日本にも病名を明示できる食品の制度が存在する。1973年に制度化された病者用食品(medical food)だ。「厚生労働省は口をつぐんでいるが、病者用食品の位置づけをどうするのかは、今後の大きな問題」。11月25日に250人を集めて都内で開催された「『特定保健用食品』申請担当者講習会」で、「特定保健用食品の10周年」と題した基調講演を行った(財)日本健康・栄養食品協会(日健栄協)理事長の細谷憲政氏は壇上でこう語った。日健栄協は、厚生労働省の外郭団体として発足した業界団体で、97年からトクホの申請支援体制を発足させ、許可されたトクホの大半に関わってきた。細谷氏は、トクホ制度化の基となった「機能性食品の制度化についての報告書」を1990年にとりまとめた機能性食品検討会の座長を務めたが、その18年前の1972年に、東京大学医学部保健栄養の教授として栄養審議会(当時)に入り、病者用食品を立ち上げた人物でもある。病者用食品は、病気に対する予防や悪化防止に効果があることを表示できる食品。国があらかじめ定めた評価法に沿った許可基準型のみが認められてきたが、1998年5月にトクホと同様の仕組みの個別評価型が新設され、企業が独自に評価法を開発して、効果・効能を実証することにより表示許可を取得できるようになった。しかし、この個別評価で表示許可を取得した病者用食品はわずか2品目だけ。キリンビールが2000年3月に表示許可を取得し、同年7月に発売した潰瘍性大腸炎用食品「発芽大麦[GBF]」(プレーンとコーヒー味)だ。2001年4月から「保健機能食品」制度が施行され、個別評価型のトクホと、許可基準型の栄養機能食品の2本立てとなってからは、個別評価型の病者用食品は忘れ去られた存在になっている。「疾病者の栄養状態を評価・判定し、それに見合った食事療法や経腸栄養法、静脈栄養法を実施する栄養療法が臨床の現場で行われ、欧米では膨大なエビデンス・データが蓄積されている。日本はそれに太刀打ちできるのだろうか。日本で経腸栄養に用いられている製品は、医薬品が7社12品目、食品(濃厚流動食と呼ばれる)が15社94品目あるが、このうち食品については、病者用とか、何に効くとかを表示できない。病者用食品や疾病リスク低減表示に、もっと関心を持って欲しい。日本の保健医療はこれで大丈夫なのだろうか」。細谷氏は警鐘を打ち鳴らす。
2003/11/29
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01年5月の国際会議で世界を驚かせた日本のはしか復活がさらに加速していました。はしか対策で世界保健機関(WHO)は各国を3段階に分けていて日本は最低のCクラスで、はしか流行国に分類されています。さらに、アメリカからは「はしか輸出国」と非難されているそうです。日本のワクチン接種率は80%程度と低く、先進国でワクチン2回接種をしていないのは日本だけだそうです。米疾病対策センター(CDC)によると2回接種国は150カ国を超えるそうで、2回接種によって副作用の危険が増えることはないそうです。アメリカでは2回接種が80年後半に確立したそうで、ここにも大きく遅れている事実がありました。初回は1歳半、3~4歳で2回目をするそうで、免疫レベルが高いとのことです。日本の年間患者数は推定で10~20万人、アメリカの年間患者数は100人を切っているそうで、桁がまったく異なる流行ぶりです。過去の病気と思って馬鹿にしたシッペ返しのように感じます。予防接種対象のお子さんをお持ちの方は、予防接種をおすすめいたします。患者数減少になかなか持ち込めない結核。エイズ患者がいまだ増え続けている点では、先進国でも珍しい存在になっています。感染症対策でも世界から取り残されそうですね。はしか対策強化、接種「生後15カ月内」に28日の朝日新聞の報道を受けてか、すぐに見直しました。はしか(麻疹)ワクチンの予防接種について、厚生労働省は28日、予防接種実施要領を見直して、接種時期の目安を現行の「生後12カ月~24カ月」から「生後12カ月~15カ月」に短縮し、市町村へ通知した。早めに接種することで、はしかに最もかかりやすい1歳児の流行を減らす狙いだ。また、1歳児の接種率が実態を反映していないため、接種率の算定方法を近く改め、年齢別の厳密な調査を導入する。朝日新聞28日朝刊一面のトップ記事です。◆はしか、予防接種後にも発症 5年間に31自治体で確認 幼い時にはしか(麻疹)の予防接種を受けながら、小、中、高校生になってはしかにかかるケースが全国各地で広がっていることが分かった。朝日新聞社が、都道府県と政令指定市の計60自治体にアンケートをしたところ、31自治体が過去5年間で症例があったと回答した。かつて「終生免疫」と呼ばれたはしかの予防接種だが、ワクチンメーカーも「今は5年から10年程度」と認める。厚生労働省は、はしか対策の根本的な見直しを迫られそうだ。 アンケートは、各都道府県と政令指定市の感染症対策担当課などに対して、予防接種を受けたにもかかわらず、はしかにかかった例を把握しているかなどを尋ねた。 はしかの予防接種は予防接種法上、生後12~90カ月未満が公費負担の対象。勧奨のため、実際の接種率は推定80%前後とみられている。通常、ワクチンを接種しても何らかの理由で抗体が得られない第1次ワクチン不全の人が3~5%の割合でいるといわれる。しかし全国調査の結果、ワクチン不全だけでは説明のつかない例が数多く見られた。 札幌市の開業医は今年4月、予防接種を受けていた高校生もはしかにかかっていることに気付いた。市の要請を受けて調べると、患者の4割が接種済みとわかった。 長崎市では01年7月、長崎大学の医師が「高校の合宿参加者十数人が麻疹を発症」と県に連絡。市などが高校に調査を頼んだところ、39人中16人に接種歴があった。市保健所長は「ある年齢でもう一度ワクチン接種をする必要があるのではないか」と話す。 埼玉県岩槻市の小学校では昨年4~5月に流行。市の調査では54人中36人が接種済み。千葉市では今年6月から麻疹患者の全数調査を開始。9月までで134人中46人に接種歴があった。岡山県では昨年7月、奈義町の小学校で流行。53人中18人が接種していた。 専門家の間では、予防接種を受けた子がはしかにかかることは数年前から指摘されている。 専門家が一様に指摘するのは、流行状況の変化だ。以前ならワクチンで得られる抗体が減衰する前にはしかの流行に遭遇して抗体が再び上昇する「ブースター効果」が期待できたが、流行が減ったために、この効果が得られにくくなったというのだ。 さらに、(1)日本のワクチンは副作用を抑えるために欧米に比べ効果が弱いとされている(2)型が異なるウイルスの流行が増えてきたことなどが挙げられている。 全国調査の結果は、ワクチンを接種したにもかかわらず、麻疹にかかるケースがあることを示している。 はしかワクチンメーカーは国内に現在3社(昨年9月まで4社)あるが、各社は朝日新聞社の取材に、「早ければ5~6年で効果が落ちてしまう」「今では半生効くとさえいえない」「ワクチンだけの効果でしっかり防御できるのは5、6年」「感染・発症するケースが増えている可能性は否定できない」と、事実上、終生免疫は得られないことを認めている。 一般的にはしかワクチンは日本脳炎などと比べて副作用が少ないとされ、厚労省は接種率を1歳代前半で95%以上にあげ、流行を抑えたい考えだ。しかし、接種率を上げる具体策はない。同省結核感染症課は「これほど多いとは知らなかった。問題が現実的に突きつけられていると認識しなければいけない」と話している。 ◆「過去5年間に予防接種済みの人がはしかにかかった症例がある」と回答した自治体 (「小」は小学生、「中」は中学生、「高」は高校生、「大」は大学生。無記入はその他か不明) 【都道府県】 宮城、秋田、山形、茨城(中)、群馬(高)、埼玉(小)、千葉(小~中)、東京(中)、新潟(高)、富山(高)、石川、山梨(中)、長野、愛知、大阪、兵庫、島根、岡山(小)、愛媛(小~高)、高知(小~中)、福岡、長崎(高)、熊本(小~中)、宮崎(高)、鹿児島(大)、沖縄 【政令指定市】 札幌(高)、千葉(小~中)、名古屋、神戸(中)、北九州(大)
2003/11/28
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よく健康被害事件をおこす会社なので驚きもしませんが、またかです。昨年は腐ったアロエジュースを販売して約20万本を回収しました。(6月30日の日記に書いてあります。)この時に驚いたのは、ずさんな製造管理が原因で、殺菌温度が食品衛生法で定めた基準より10℃低い75℃で、30分加熱すべきところを15分しか行っていなかった。製造委託先の研究開発部は「殺菌温度や時間の製造基準があることを知らなかった」と報道されていたことです。今回、厚生労働省もズサンな消費者対応にあきれて社名を公表したそうです。私の知る範囲で「DHC」はこれで3度目です。ニッポン消費者新聞http://www.jc-press.com/bkmumber/030615.htm 健康食品の通信販売大手「DHC」(本社・東京都港区)が自社の健康食品で被害が発生したにもかかわらず、同じ名称の食品が多いことをいいことに事故当該品が自社商品でないかのように消費者に説明、同商品のキャンペーン販促を継続していたことがニッポン消費者新聞の調べでわかった。被害が報告された健康食品はダイエット用「メリロート」と疲れ目の人向けの「ブルーベリーエキス」の2商品。厚労省は最初は社名を未公表扱いにしていたが、厚生労働省は10月29日、健康食品による「健康被害事例」を公表し、肝機能障害との関連が疑われているダイエット食品「メリロート」と目の疲れをすみやかに解消と謳い販売されている「ブルーベリーエキス」が、ともに通信販売大手「DHC」の商品であることを明らかにした。同社が5月の発表以降、ズサンな消費者対応を展開してきたことが一つの要因であることがわかった。
2003/11/27
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セカンドオピニオンが定着するにつれ、その保険負担は増えていくので、受益者が負担しろと厚生労働省が動きました。それほど医療財政は大変だということなのですが、いまだ根本的な問題に手をつけていないのは「不作為の罪」だと思います。何事も予防に勝る治療なし、病気にならないように努めましょう。 病気の診断・治療に疑問や不安があるとき、他の医師の意見を聞くセカンドオピニオンが定着しつつある。病院によっては、セカンドオピニオン外来を設けているところもあるほどだ。セカンドオピニオンを求めた場合、今のところ医療費は一般診療と同じように保険が適用されている。ところが厚生労働省は、セカンドオピニオンの診療が30分以上の場合は「選定療養」に当たると判断し、2004年度から差額料を徴収する方針を固めた。「選定療養」とは、患者の選択に委ねて負担を求めてもよい、と厚生労働省が判断した項目。代表的な「選定療養」には、差額ベッド代や特別な材料を使った歯科診療費、紹介状なしで大学病院を受診した場合の初診料などがある。セカンドオピニオンもこれらと同じように、患者の個人的な希望で行われるものである、というのが厚生労働省の考え方である。「選定療養」に指定されると、患者は医療費の内、保険適用の自己負担分に加え、保険適用外分を全額自己負担しなければならず、経済的な負担が増える。おそらく、医療費の国庫負担を抑えることが、厚生労働省の狙いだろう。しかし、なぜ患者がセカンドオピニオンを求めるようになったのか、考えてもらいたい。誤診による医療被害が続出し、医療不信が高まっているからである。患者にしても、セカンドオピニオンを求めると時間がかかり、「選定療養」に指定されていない現段階でも、余分な医療費を支払わなければならない。一人の医師が適切な診断・治療を行ってくれるに越したことはないのである。医療費の国庫負担抑制は必要だが、セカンドオピニオンに対する負担が増えると、疑問や不安を抱えたまま治療を受ける患者が増えることになるだろう。
2003/11/26
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医療業界も顧客志向が芽生えてきました。医療はサービス業で、患者はサービスに対する対価を支払う側です。さらに医療の質が上がり、相互信頼が高まることを期待したいですね。 「医療の質や患者の満足度を高める」「病院経営を効率化する」。一見、両立しそうにない目標を、病院全体の取り組みで達成しようという試みが始まっている。患者を「顧客」ととらえ、企業の経営管理手法を応用する試みで、11月22日には学会も立ち上がった。待ち時間の短縮など様々な数値目標を示す病院版のマニフェスト作りも含まれており、病院選びの指標にもなりそうだ。 この経営管理手法は「バランスト・スコアカード」(BSC)と呼ばれ、90年代に米国で広まった。病院全体で大きな目標を立て、経営サイドや医療現場でどうすれば達成できるかを考え、それぞれ数値目標を設ける。達成度を定期的に評価して方法を修正、工夫を加えていく。医療の質や患者の満足度を上げるには、設備投資や人材の確保・育成が必要で、経営的な視点が欠かせないとする。 米国では病院経営に広く利用され、国内では三重県立病院、聖路加国際病院(東京都中央区)などで取り組みが始まっている。 熊本市の済生会熊本病院も今年度、BSCを採り入れた行動計画を作った。「選ばれる病院づくり」を目標に掲げ、「医療の質の向上」「人材の確保と育成」「財務管理と業務の再検討」などの観点で話し合い、「紹介状を持参した新規患者の待ち時間を18分から14分に」「診療に無関係な経費を10%削減」などの数値目標を立てた。「患者満足度の目標は9割ぐらいが達成できそう」と同病院。数値を示したことで達成に向けた意欲が高まったという。 22日には病院長や医師、事務長、経営学者ら34人が発起人となって「日本医療バランスト・スコアカード研究学会」が発足。今後、BSCに関する情報や意見を交換したり、医療機関の取り組みを発表した。 発起人の高橋淑郎日大商学部教授は「財務状況だけでなく、将来に向けた投資や患者の視点で考えるのがBSC。導入する医療機関が増えれば、全体的な医療の質も上がる」と期待する。発起人会の事務局長を務める聖路加国際病院の渡辺明良・人事課長は「数値目標は、患者にとって病院選びのマニフェストになるのでは」と話す。
2003/11/25
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11月4日の日記で「ガムたばこ」のことを書きました。私は2ちゃんねるに書き込むことしかしませんでしたが、集団告発された方達がおられました。素晴らしい行動力に敬服しました。ガムタバコ「FIREBREAK(ファイアーブレイク)」食品衛生法違反 集団告発サイトhttp://nosmoke.hp.infoseek.co.jp/gumtobacco/index.shtml 告発側のコメント日本歯科大の中久木一乗(なかくきかずのり)・非常勤講師は「国際的にたばこ規制が強まっているのに、認可する姿勢は理解できない。未成年者が口にする可能性もある」メーカー側のコメントボー・オーリン上席副社長は「紙巻きたばこのように煙を吸いこむ危険がなく、リスクが高いとの指摘は根拠がない。日本は喫煙率が高いが、今年から受動喫煙防止を義務付けた法律が施行されたこともあり、市場に選んだ。試験販売を続けた上で、本格販売するか決めたい」行政側のコメント厚労省監視安全課は「財務省がたばことして認可しており、食品衛生法に基づく規制は難しい」財務省たばこ塩事業室は「たばこ事業法では健康被害を理由に認可を取り消すことはできない」
2003/11/24
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高齢化が進んでいますので、今までの方針を変えない限り財政が悪化し続けるのを止められません。国民皆保険という護送船団に守られ権益を守ることばかり考えている医師会、製薬業界、自己責任意識の乏しい国民。健康・医療最先進国アメリカの変遷から学べば、根本的な対策ができます。病気治療から病気予防への大転換が待ったなしです。厚生労働省は19日、自営業者らが加入し、市町村が運営する国民健康保険の02年度財政状況(速報)を発表した。赤字補てんのために市町村が一般会計から繰り入れた分を除いた実質赤字額は2410億円。ただし、会計年度が変更されたため、02年度財政状況は02年4月~03年2月の11カ月分となっている。03年3月分を加えて12カ月分にすると、実質赤字額は4188億円(前年度比22・6%増)となり、過去最悪を更新。同省は、老人保健制度への拠出金が前年度比14・2%増となったことなどが影響したとみている。国保の加入者数は、高齢化や失業者数の増加により、政府管掌健康保険や企業の健康保険組合から移る人が増え、前年度より3・1%増の4006万人。保険料の収納率は90・39%と前年度より0・48ポイント悪化し、過去最低となった。厚労省の調査では、国保加入者世帯のうち自営業者と農家世帯の占める割合は、65年の62・4%から00年には22・3%まで減少。65年にはわずか6・1%だった無職者が00年には39・1%に増加している。しかも、無職者のうち56・7%は世帯主が70歳以上の世帯だった。同省も現状のまま小規模な自治体が単独で運営していては財政の安定化は難しく、国保運営を広域化するしかないと考えており、国保の再編・統合に向けた委員会を設置し、広域化の具体的な方法などを示した指針の策定作業を進めている。
2003/11/23
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昨日に引き続き、魚油:オメガ3系脂肪酸(DHA・EPA)の情報です。かなり大量に摂取していますが、ハードなスポーツをされている方には吉報だと思います。日本に市販されているもので、この量を摂るのはかなり大変です。運動後には誰でも息が切れるものだが、なかには気道がぐっと狭くなり、まるで喘息のような症状を示す人がいる。この症状は「運動誘発性気管支収縮」(EIB)と呼ばれるもので、スポーツ選手、特に一流選手になるほど合併率が高いことが知られている。このEIBを、魚油サプリメントで予防できる可能性があることが、米国で行われたプラセボ対照試験から明らかになった。研究結果は、American Journal of Respiratory and Critical Care Medicine(AJRCCM)誌11月15日号に掲載された。この研究を行ったのは、米国Indiana大学運動学部門のTimothy D. Mickleborough氏ら。同氏らは、EIBにはロイコトリエンやプロスタグランジンなどの炎症性メディエーターが関与しているが、これらはn-6系(ω-6系)不飽和脂肪酸のアラキドン酸(エイコサテトラエン酸)が代謝されて発生することに着目。魚油などのn-3系(ω-3系)不飽和脂肪酸を摂取すれば、競合的にアラキドン酸代謝を抑制できる可能性があると考えた。そこでMickleborough氏らは、トライアスロンやクロスカントリーなどの分野で活躍している一流のスポーツ選手20人に協力してもらい、魚油サプリメントのEIB予防効果を、「プラセボ対照無作為化二重盲検試験」という方法で調べることにした。協力選手の半数にはEIBがあり、平均年齢は23歳で、男女比はEIBがある10人、EIBがない10人のどちらも半数ずつだった。試験ではまず、いつも通りの食事を続ける中で、運動前後の気道の収縮度を努力呼気1秒量(FEV1)で評価。次に、EIBがある10人、ない10人をそれぞれくじ引きで2グループに分け、一方はまず魚油サプリメントを3週間毎日飲んだ後で運動前後の気道収縮度を計測、次に外観がそっくりなプラセボ(オリーブオイル入りサプリメント)を3週間飲んで、やはり運動前後の気道収縮度を計測した。もう一方のグループは、先にプラセボ、後から魚油サプリメントを飲んで、同じように呼吸検査を受けた。つまり、飲んだ順番が違うだけで、全員が魚油サプリメントとプラセボを服用した。ただし、実薬と偽薬のどちらを飲んだかは、本人も、検査を行った医師にも伏せて、検査結果が心理的な影響を受けないようにした。魚油サプリメントには、1日分としてエイコサペンタエン酸(EPA)が3.2g、ドコサヘキサエン酸(DHA)が2.2g含まれている。その結果、EIBがある10人では、何も飲まない場合は運動15分後のFEV1が運動前より17%低下するのに、魚油サプリメントを3週間飲んだ後ではFEV1の低下がわずか3%と、何も飲まなかった場合より有意に少ないことが判明。プラセボを飲んだ場合は、運動15分後のFEV1は運動前より15%低下しており、何も飲まない場合と変わらなかった。対照的に、EIBがない10人では、何も飲まない場合も運動前後でFEV1は変わらず、魚油サプリメントやプラセボを飲んだ場合も、やはり全く変わらなかった。さらに、魚油サプリメントを飲んだ場合は運動後の血中ロイコトリエン濃度などが低くなっていることもわかり、研究グループは「EIBを起こしやすい一流スポーツ選手の場合、魚油サプリメントでEIBの発症を予防できる可能性がある」と結論付けている。この試験はあくまで一流のスポーツ選手を被験者としたものだが、運動後に息があまりに苦しくなる人は、魚油サプリメントを試す価値があるかもしれない。
2003/11/22
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医療事情に明るく健康意識が高い私達が常識的に知っていたことを医療・健康最先進国の米国心臓協会が発表したホットニュースです。イヌイットの食生活は、ω(オメガ)-3脂肪酸の摂取が多いために心臓、血管系疾患がほとんどないことが知られていましたが、科学的な根拠が明確にされたことからの発表です。この声明は、AHAの学術誌であるCirculationの11月18日号に掲載されており、タイトルは、「Fish Consumption, Fish Oil, Omega-3 Fatty Acids, andCardiovascular Disease」。現在、全文をこちらで閲読できます。(リンク先の運営次第で変更になることがありますが、ご了承下さい)。http://circ.ahajournals.org/cgi/content/full/106/21/2747 ω-3が含まれているから・・、青魚は万人に良い・・・、とかの情報は、あくまでマスコミ的な知識情報です。ω(オメガ)-3脂肪酸の中に含まれるエイコサペンタエン酸(EPA)とドコサヘキサエン酸(DHA)は、血液を浄化 サラサラにする。循環器系の臓器によいといわれ、脳細胞の2/3を占める脂肪酸であり、胎児や新生児の脳の発育に影響が強く、妊婦、授乳期の母親は積極的な摂取が大切だといわれています。脳の構造から、妊娠前から2歳までのDHA・EPAの摂取量が脳を決めるとまでいわれていて、賢い子孫のほしい方には重要な情報だと思います。これらの脂肪酸の摂取の多い人は、うつ病になりにくいことや、アレルギー反応を押さえることもわかっています。『120歳の天寿まで健康で豊かに暮らす。』と決めている私は、新鮮な魚を材料として作られたことが明確なサプリメントで、エイコサペンタエン酸(EPA)とドコサヘキサエン酸(DHA)を1日3g以上摂って脳を含めた全身の健康に役立てています。日本で流通しているサプリメントは、玉石混合です。よいものを選ぶポイントは、①DHA・EPAを2g摂るためにはどのくらいの量のカプセル数が必要か、数量の少ない品が高純度と思って差し支えないと思います。 最も科学的といわれている健康雑誌・日経ヘルス誌にでていた日本の代表的なメーカーのものを計算したところ、143~13カプセルでした。 私が調べ抜いた最も少ないメーカーは4カプセルでした。②新鮮な魚が材料か 新鮮な魚ではなく、アラなどの廃材から抽出しているメーカーもかなりあります。 ふたを開けた時、飲む時の臭いの強いものは要注意です。 私の愛用品は臭いませんので、魚きらいの人も飲めると喜ばれています。③酸化防止剤としてビタミンEが配合されているか◆冠動脈疾患予防のためにω-3脂肪酸の摂取を、AHAが声明を発表米国心臓協会(AHA)は11月18日(現地時間)、冠動脈疾患予防のために、ω(オメガ)-3脂肪酸の摂取を推奨する旨の声明を発表した。ω-3脂肪酸に関する疫学的研究や、無作為化比較試験(RCT)の結果に基づくエビデンスが蓄積され、「ω-3脂肪酸が冠動脈疾患のリスクを軽減することが明らかになってきたため」(AHANutrition委員会のPennsylvania州立大学Penny M. Kris-Etherton氏)。具体的な推奨内容は、冠動脈疾患の人とそうでない人、中性脂肪値が高い人の3つのカテゴリーに分けて定められている。(1)冠動脈疾患を持たない人に対しては、様々な種類の魚(なるべく脂肪が豊富な魚)を少なくとも週2回食べることを勧めている。大豆、キャノーラ、クルミ、アマニのような植物油や、クルミやアマニのようなαリノレン酸を多く含む食品でも構わないとしている。脂肪を豊富に含む魚として、サケ、マス、ニシン、イワシ、サバ、マグロなどを提示した。(2)次に、冠動脈疾患を持つ人には、なるべく魚油からエイコサペンタエン酸(EPA)とドコサヘキサエン酸(DHA)を1日当たり合計1g取るように推奨。(3)最後に、高トリグリセリド血症の人(中性脂肪値を下げる必要がある人)には、カプセルの形でEPAとDHAを1日当たり計2~4g摂取するように勧めている。ちなみに、米国では、ω-3脂肪酸は1日当たり平均1.6g摂取しているが、このうちαリノレン酸が1.4gで、EPAやDHAは0.1~0.2gに過ぎない。なお、レストランやファーストフードなどでよく見かける、市販されている調理済みの魚のフライ(多くの場合、冷凍)は避けるべきだとしている。ω-3脂肪酸が少なく、体に良くないとされるトランス型脂肪酸が多いため。
2003/11/21
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かぜを治す薬がないということを知っている人は少ないようです。熱を下げる、せき止めとか症状を押さえる薬はあっても、かぜそのものを治す薬はないことを公表したことになります。熱が上がりすぎるとまずいですが、身体は熱を上げて自己免疫力を上げてかぜと戦っているのに、熱を下げて免疫力を下げてしまっては何をしているのかわかりません。医療事情に明るく健康意識が高い私達の常識だと思っていたことを日本呼吸器学会がまとめたという画期的なニュースです。自宅安静も安易に市販かぜ薬に手をださない方が無難なようです。今から、かぜの予防に市販かぜ薬を飲むという人がいるらしいですが、信じられません。私は免疫力を高く維持する方法を駆使していますので、かぜとは無縁です。何事も予防に勝る治療なしです。医師がカゼをひくと患者に処方することと違うことをしているのを知っている人は少ないと思います。ビタミン剤の効能を知っている医師は抗酸化ビタミンがたっぷり入った点滴をするようです。ハーブの効能を知っている医師は免疫を上げるハーブサプリメントを摂るようです。漢方を知っている医師は免疫を上げる漢方サプリメントを摂るようです。これらの代替医療を知っている医師はこれらを組み合わせて治すようです。私はカゼなら、カゼにかかったかなと思った日の一晩で治す自信があります。カゼを早く治すには自己免疫力を上げることがポイントで、コツをつかめば簡単です。◆軽ければ自宅で安静に木枯らしが吹くようになったら、かぜにも要注意。かぜを引くと、すぐに薬局や病院に駆け込む人がいる。しかし、「かぜは薬で治すものではありません」という治療指針を日本呼吸器学会がまとめた。かぜの“新・常識”を紹介する。 かぜの診療指針「成人気道感染症診療の基本的考え方」は、開業医などへの啓発のため、冊子やチラシでも配布されている かぜを医学的に言うと、急性上気道炎。のどから鼻までの部位が、主にウイルス感染で炎症を起こした状態だ。発熱、鼻汁、のどの痛み、せきなどの症状が現れる。成人なら平均して年に3、4回はかかる。日本呼吸器学会がまとめたのは、診療指針「成人気道感染症診療の基本的考え方」。普通のかぜと、初期症状が似たインフルエンザや細菌感染との違い、それぞれの治療の科学的な根拠を明確にするために作成した。このうち普通のかぜについてのポイントは以下の通り。ガイドライン作成委員長の川崎医大呼吸器内科教授の松島敏春さんは「急激な症状がなければ、3、4日間は医療機関へ行ったり、薬を飲んだりする必要はない。自宅での安静を心がければ、大抵は自然に快方に向かう」と説明する。かぜの常識(「成人気道感染症診療の基本的考え方」より)〈1〉自然に治るもので、かぜ薬で治るのではない。〈2〉普通は3-7日で治るが、14日程度かかる場合も。〈3〉ほとんどがウイルス感染。ただし、インフルエンザを除いて、有効な抗ウイルス薬は存在しない。〈4〉抗菌薬(抗生物質)はかぜに直接効くものではない。〈5〉抗菌薬を乱用すると、下痢やアレルギーの副作用や薬が効かない耐性菌を生み出す危険がある。〈6〉かぜ薬は、症状の緩和が目的の対症療法にすぎない。〈7〉多くのかぜ薬、特に総合感冒薬は、連用すると発疹(ほっしん)や発熱、胃腸障害など副作用の危険がある。〈8〉発熱は体がウイルスと戦っている免疫反応で、ウイルスが増殖しにくい環境を作っている。〈9〉解熱・鎮痛薬は、症状が激しい場合にのみ頓服として使う。アセトアミノフェンなど作用が穏やかな薬が推奨される。〈10〉十分な食事が取れない時や消化性潰瘍(かいよう)がある人、アスピリン喘息(ぜんそく)、腎不全の人はアスピリン、イブプロフェン、ナプロキセンなどの解熱・鎮痛薬は飲んではいけない。〈11〉症状の持続(4日以上)や悪化が見られる時は医師の診断が必要。〈12〉予防にはうがい、手洗いが有効。うがいには殺菌効果があるポビドンヨード(イソジン)が望ましい。〈13〉発症時、特に発熱時に最もウイルスをうつしやすい。◆抗菌薬乱用に歯止め日本のかぜ治療には問題が指摘されてきた。抗菌薬(抗生物質)は原因の9割を占めるウイルス感染には効かない。ところが医療機関を受診すると、患者の半数以上に抗菌薬が処方される。患者の側もそれに慣らされ、抗菌薬を希望して医療機関を受診する傾向がある。松島さんは「弱った体への細菌感染を予防する目的で抗菌薬が処方されているが、効果があるという科学的な根拠はない。逆に抗菌薬の乱用が耐性菌の増加を招き、院内感染にもつながっている」と指摘する。診療指針を作った目的の一つは、抗菌薬の乱用に歯止めをかけることにある。かぜにかかったと思ったときには、普通のかぜか、治療薬に効果があるインフルエンザ、細菌感染かを、区別することが対処を決める上での第一歩になる。自宅療養で治すか、医療機関を受診するかは、症状の違いで決める。ただの軽いかぜなら、薬なしで自宅療養で治せる。症状がつらければ楽にするために対症療法の薬も役立つ。インフルエンザや細菌感染なら、医療機関にかかり、抗インフルエンザ薬や抗菌薬の投薬を受けるのが効果的だ。かぜのめやす発熱:38℃以下鼻汁:透明感ありのどの痛み:軽いせき:軽い今回の指針は大人を対象にしたもので、子供については、小児呼吸器疾患学会と小児感染症学会が、指針作成の検討中だ。ガイドライン委員長で千葉大名誉教授の上原すゞ子さんは「小学校高学年以上になれば大人用の指針に準じて考えてもいいと思う。しかし、子供の場合、症状の変化が早く、特に乳幼児は自分で症状を訴えられないので肺炎などの危険な兆候を判断しにくい。注意深く子供の様子を見て、ぐったりしているとかいつもと違う様子があれば、早めに小児科医に相談することが大切だ」と話している。
2003/11/20
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素晴らしいニュースです。足の切断を余儀なくされていた方が、本人の血液を使った血管再生治療でよくなった症例です。他にも応用できると思います。鳥取大医学部付属病院(米子市西町)はこのほど、糖尿病や高血圧など生活習慣病による重い動脈硬化症の患者に本人の血液を使った血管再生治療に山陰地方で初めて成功した、と発表した。従来の骨髄を使う再生治療で必要な全身麻酔が不要となり、患者の肉体的負担が軽いのが特徴という。同大大学院遺伝子再生医療学講座の久留一郎教授(46)と、山本康孝助手(36)が担当。患者は山陰地方に住む男性(74)で、右足の慢性閉塞性動脈硬化症で血行が悪化し、かかとに長さ約10センチのかいようができ、別の病院では足の切断を勧められた。2月、患者から採取した約10リットル分の血液中にある白血球の「単核球細胞」を分離し、すぐに患部付近の60カ所に同細胞を0・3CCずつ筋肉注射した。単核球細胞は、患部で血管に成長する働きがある。2週間後、正常部分より体温が1度低かった患部が同じ温度となり、血管の再生で血行が十分回復したことを確認。その後、約半年間の観察でも異常がなかったという。血液採取時間は約4時間、筋肉注射は約30分間、入院期間は4カ月間だった。患部には自分の皮膚を移植し、歩行も可能になった。血管再生には骨髄の方が効果的とされているが、山本助手は「今回の方法の安全性が確認され、治療の幅が広がった」と話している。同病院によると、閉塞性動脈硬化症の患者のうち、全国で年間5000人以上が切断手術を受けているという。
2003/11/19
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伝統的地中海食のよさは伝えられていましたが、大規模な調査で裏付けられました。歴史を重ねて定着したその地の伝統的な食事は、深い意味を持っています。私達が捨ててしまった伝統的な日本食は世界から認められた長寿食です。伝統的な日本食、狭義では長寿地区の伝統的な食事が長寿の秘訣を教えてくれます。伝統的な日本食・地域食を大切にしていきたいものですね。イタリア料理を好む女性に朗報だ。たっぷりの豆や野菜、魚、そしてワインといった伝統的な地中海食を好む人では、好まない人に比べて虚血性心疾患(IHD)の発症率が約46%と大幅に低い--30歳から69歳までのイタリア人女性3万2578人を対象とした前向きコホート研究から、こんな調査結果が判明した。Panico氏らの研究は、欧州10カ国が共同参画している前向き調査研究フレームワーク「EPICスタディ(European Prospective Investigation into Cancer and Nutrition)」の一部で、イタリア内の5カ所のEPICセンターの共同研究プロジェクト「EPIC ITALY Collaboration」として実施された。コホートはイタリア全土から、EPICセンターの北部のTorino、Varese、中部のFirenze、南部のNaporiとRagusaの5地域で1993年から1998年にかけて集められた女性3万2578人と男性1万5171人の計4万7749人で、4年間の追跡が行われた。本報告ではこのうち女性についての分析結果を取り上げている。統計解析にはデータ欠損のない3万1332人のデータが用いられた。期間中、128件の虚血性心疾患イベント(心筋梗塞、冠動脈血管再建)が発生した。Panico氏らは、伝統的な地中海的食生活を表すMEDINと呼ぶ指標を考案した。これは、9分類の食材摂取のパターンを表すもので、調査対象者全体の調査から明らかになった食材の摂取量の中央値と比較して多いか少ないかを1または0の2値で示す。伝統的な地中海食で豊富な食材を多く摂っていれば1、逆に伝統食では好まれない食材は多く摂っている場合を0とした。伝統的食材は、不飽和脂肪酸、穀物、果物、野菜、豆類、飲酒、魚類の7分類、逆に肉類と乳製品は多く摂っている場合が0となる。たとえば平均以上に野菜を食べていればMEDINスコアに1点が加わるわけだ。このようにして得られた全分野のスコアを加算した総得点(0~9)をMEDINスコアとした。解析の結果、MEDINスコアが高くなるほどIHD発症は統計的有意に低下することが明らかになった。MEDINスコアは喫煙、年齢、肥満、軽症IHDイベント発症などとは独立したIHDの危険因子であることが明らかになった。MEDINスコアによって3群に分割した場合、最も伝統的地中海食を好む群は最も好まない群に対して、IHD発症は約46%少なかった。イタリアでも日本と同様、食生活には大きな地域差がある。南部の住民は魚、野菜と果物、パスタなど伝統的地中海食を好み、イタリア中部では肉、ワイン、オリーブオイルと脂肪の多いドレッシングをよく摂取する、北部はいわゆる「コンチネンタル」のバターと乳製品たっぷりの食生活を好む傾向があるという。Panico氏らは、この地域差についてもMEDINスコアによって解析を進めているという。
2003/11/18
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高度肥満者向きのダイエット情報です。正しいダイエットは体脂肪を減らすことです。一番重要なことは1週間、口に入れた飲食物すべてを記録して太った食習慣を見直しのための原因を探すことですね。大好きな○○は別腹とか、これを食べてからとか、いい訳が多い人は成功しない傾向があります。低炭水化物食(ローカーボダイエット)は、高度肥満者の脂質代謝改善に好結果をもたらすようだ。132人と比較的大きなサンプル数の無作為介入試験で既存のカロリー制限食と低炭水化物食による1年間の介入を実施した結果、トリグリセリド(TG)とHDLコレステロール(HDL-C)について、低炭水化物食の方がより好ましい結果が得られることが分かった。Pennsylvania大学のFrederick F. Samaha氏が発表した。Samaha氏らの研究グループは、BMIが35以上の132人を無作為に2分し、低炭水化物食群と、脂肪と摂取エネルギー量を制限した一般的な低カロリー食群のいずれかに組み入れた。低炭水化物食群は、炭水化物を1日30g以下に制限した。通常の低カロリー食群には、1日当たり500kcalの摂取エネルギー量低減と、脂肪からのエネルギー摂取を30%未満にするように指示した。1次エンドポイントとして体重減少を、2次エンドポイントとしては、動脈硬化要因となる代謝リスク要因を設定した。1年間の介入の結果、体重減少は、低炭水化物食群では平均5.1kg、通常低カロリー食群では平均3.1kgだったが有意差はなかった(p=0.16)。ただし、低炭水化物食群では最初の2カ月間で急速に体重が減少し、6カ月目以降はやや体重が増加した。2、4、6カ月の時点では通常低カロリー食群に比べて有意に体重が減少している。一方、TGとHDLコレステロールでは、両群に違いが見られた。通常低カロリー食群では、開始時に平均176mg/dlだったのに対して、介入1年後には179mg/dlと変化が見られなかったが、低炭水化物食群では、開始時が188mg/dlだったのに対して、1年後には147mg/dlと減少し、両群で有意差が見られた(p=0.014)。またHDLコレステロールは、通常低カロリー食では開始時の41mg/dlから1年後には37mg/dlとわずかに減少したのに対し、低炭水化物食では、開始時に41 mg/dl、1年後には40 mg/dlと変化がなく、両群には有意な差が見られた(p=0.028)。他の脂質やインスリン感受性などには有意差が見られなかった。
2003/11/17
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健康に関心が高まり(≒不健康の自覚がある!?)、様々なものが開発されています。自宅でできる健康管理機器もそのひとつです。私は、体温計、高精度体重計、体脂肪計、体重体脂肪計、血圧計、エアロバイクなどを持って活用しています。予防に勝る治療なしですが、早期発見にも活用できますね。 オムロンヘルスケアが開発した血管の硬さを測る機器 成人病予防への関心が高まる中、家庭で比較的簡単に健康をチェックできる機器が、高度化、多様化し始めている。体脂肪や骨の量まで測定する機器の販売が好調など、家庭用健康機器の市場は拡大する兆しがあり、メーカー各社は最新技術を駆使し、中高年のきめ細かいニーズに応えようと、新製品の開発に知恵を絞っている。 ■メーカー、新製品に本腰 オムロンの子会社、オムロンヘルスケアはこの夏、血管の硬さを測る新技術を開発した。高精度センサーが40個ついた帯を手首に巻き、心臓から血液が流れてくる時にかかる血管内圧力の変化を測り、その波形をもとに、動脈硬化の進み具合を分析する。座ったまま数分で判定でき、心疾患、高血圧などの予防や治療に活用できそうだという。04年夏、医療機関へ販売し始め、家庭用にも広げていく予定だ。 家庭用計量器大手のタニタは10月から、体重体脂肪計の新製品「インナースキャン」シリーズを売り出した。両足から全身に弱い電流を流すことで、体脂肪率のほか、内臓脂肪、筋肉量、骨の量まで測るという。価格は8000円から1万円程度で「月5万台以上と、予想を上回る売れ行き。生産が追いつかない状態」(広報室)という。 松下電器産業、オムロンヘルスケアも体重体脂肪計を売り出している。両手両足を使って測る方式で、より正確に内臓脂肪の水準などがわかる、と宣伝する。 フィットネス機器でも、成人病対策への応用が進む。松下電工は9月、名古屋大学総合保健体育科学センターとの共同研究で、00年から販売している乗馬型フィットネス機器「ジョーバ」に糖尿病改善の効果があったと発表した。 くらに座って揺られることで、太ももや背筋で糖の代謝が促進され、30分座れば1時間散歩したのと同じくらいの消費量になるという。腰痛などを抱えて運動するのが難しい人たちに向き、医療機関でリハビリ用としても取り入れられている。同社では「今後、糖尿病の運動療法に役立てたい」と話す。 家庭用健康機器の利用について、大阪府立健康科学センターの内藤義彦・健康度測定部長は「体脂肪計の測定値は、体内の水分量などで変動するなど、健康機器の精度はまだ十分でないところがある。専門家の指導を受けながら利用するのが望ましい」としている。
2003/11/16
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自立した生活を強く望む欧米では当たり前のように行われていることのようで、広く普及してほしいものです。筋肉系、神経系はいくつになっても鍛えられますが、衰え始めて入院などして歩くことが少なくなると、あっという間に寝たきりになります。寝たきりになってから歩けるようになるのは大変です。日頃からの運動がとても大切です。■眠ってしまった筋肉と神経を呼び覚ます医療用のトレーニングマシンを使って運動する「パワーリハビリテーション(パワーリハビリ)」が、話題を呼んでいます。体が弱っている人や介護が必要な人が、活動的になる、要介護度が下がる、などの効果があります。老人保健施設などでの通所リハビリのほか、今年度から国の補助金が出るようになったため、自治体が開く講座も急増しています。■医師・専門家の指導が必要大阪府枚方市の小森康子さん(60)は4月から週2回、近くの老人保健施設「ふじさか」にパワーリハビリに通っています。7年前に脳内出血で倒れた小森さんは左半身にまひがあり、つえが手放せません。しかし、3か月で歩くスピードが速くなったほか、握力、バランス感覚なども向上。「マシンでの運動は楽しい。リハビリをした後は心身ともに爽(そう)快(かい)です」と話します。年齢とともに体が動きにくくなるのは、筋力の衰えが原因と考えがちです。しかし、パワーリハビリテーション研究会会長で日本医科大教授の竹内孝仁さんは「筋肉と神経の両方が、使わないうちに“冬眠”してしまうからで、筋力の問題ではありません。パワーリハビリは、眠っている筋肉と神経を呼び覚まして活動させるためのものです」と説明します。対象となるのは、要支援以上の高齢者。要介護2ぐらいまでなら、自立に戻ることを目指し、要介護3―5の場合は、要介護度を下げ、つかまり立ちなどができるようにして介助の負担を減らすことが、目標になります。マシンは、専用のもので、6種類あり、負荷(重り)が2・5キロ刻みで細かく調節できるのが特徴。体の状態に合わせて、狙った筋肉だけを動かし、適切な動きが確実に行えます。負荷は7・5キロぐらいから始め、20キロぐらいまでで十分です。「筋力強化が目的ではないので、重すぎると失敗します」と竹内さん。一つのマシンで10回を三セット(計30回)、六機種で180回を週に二回、3か月間行うのが基本です。ただし、自己流は危険。医師ら専門家の指導で行うようにしましょう。総合南東北病院(福島県郡山市)リハビリテーション科長の山口和之さんは「あんな重いものは動かせない、と敬遠する人がいますが、大丈夫。逆に、そういう人にこそお勧めします」と話します。パワーリハビリで自立に戻った方について、その元気を維持するため、竹内さんは暮らし方のアドバイスをしています。一昨年から取り入れている川崎市では、要介護認定者41人のうち、31人の要介護度が下がり、うち15人は自立に戻るという結果が出ました。▽階段の上り下りが速くなった▽寝返りが打てるようになった▽まひで動かなかった腕が上がるようになった――などの声もあがりました。■自治体の講座急増2年ほど前から老人保健施設や病院などを中心に広がってきましたが、今年度から市町村が行った場合、国の補助金が出るようになったため、3か月程度の講座を開く自治体が急増。現在、行っている施設や自治体は、昨年末から74増えて164団体。ほかに、実施が決まっている団体が、190あります。★情報収集法★▽市町村が開く講座がないか、居住地の自治体に尋ねる。▽パワーリハビリ研究会(事務局・日本医科大付属第二病院内=044・733・5181)への問い合わせは、「○○県内で行っている施設は」という形で、なるべく電子メール(ykhm@nms.ac.jp)で。★ポイント★〈1〉頑張る必要はない マシンや手足の位置、向きを、痛みなく動かせる範囲に調節してもらう。負荷は、楽に動かせる重さが目安。〈2〉動作はゆっくりと マシンは2―4秒かけて動かし、戻す動作も同じくらいの速度で行う。
2003/11/15
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医療・健康の最先進国アメリカでは、伝統的な日本食は世界最高の長寿食と評価されていて、77年の歴史的な健康政策の原典・マクガバンレポートに『日本人を長寿食を捨てた愚かな国民』と書かれているそうです。またひとつ、よさが発見されました。みそ、納豆などの大豆、発酵食品を好んで食べるようにしましょう。 みそ汁を毎日3杯以上飲む女性は、ほとんど飲まない人よりも、乳癌になる確率が4割少ない--。そんな興味深いデータが、日本人の中高年女性約2万人を前向きに追跡したコホート追跡研究から明らかになった。みそ汁などの大豆食品に含まれる「イソフラボン」という成分に、乳癌を予防する効果があるためとみられている。この研究を行ったのは、国立がんセンター研究所がん情報研究部の山本精一郎氏ら。厚生労働省の多目的コホート研究「JPHC」(Japan Public Health Center-based prospective study on cancer and cardiovascular diseases)の参加者データに基づき、みそ汁や豆腐、納豆などの大豆食品の摂取量・頻度と乳癌発症率との関連を調べた。対象者は、日本の4地区に住む40~59歳の女性2万1852人。1990年1月に、大豆食品を週にどれくらい摂取しているか、自記式のアンケートに回答してもらった。その後、1999年12月まで追跡したところ、179人が乳癌を発症した。アンケートでは、大豆食品を「みそ汁」と「大豆、豆腐、油揚げ、納豆」(みそ汁以外の大豆食品)に分けて、週当たりの摂取頻度を調査。みそ汁については、「ほぼ毎日」と答えた人に、1日何杯飲むかを尋ねた。大豆食品をたくさん摂る人は、あまり摂らない人よりも高齢で、食習慣にも違いがあったため、解析は年齢や食習慣などを補正した上で行った。その結果、みそ汁を1日3杯以上飲む中高年女性では、1日1杯未満の人よりも、乳癌の発症率が4割低い計算になることが判明。みそ汁とその他の大豆食品を合わせ、含有イソフラボン量で4群に分けて解析した場合も、最大摂取群は最小摂取群より乳癌発症率が54%低くなる計算になった。一方、みそ汁以外の大豆食品については、「週2食未満」より「ほぼ毎日」の人で乳癌発症率が2割低い計算になったが、この差は統計学的には誤差の範囲だった。大豆食品の中ではみそ汁だけに乳癌の予防効果がみられたとの結果だが、研究グループは、この違いが食品の差ではなく設問の違いによって生じたと考えている。みそ汁の「1食」(1杯)の量にあまり個人差はないが、他の大豆食品は、食品や料理の種類によって「1食」の量にばらつきが生じ、データが不正確になりがちだからだ。日本人は米国白人よりもイソフラボンを700倍多く摂取しているが、日本人の乳癌発症率は米国白人よりもはるかに低いことが知られている。また、イソフラボンには女性ホルモン様の作用があり、動物実験で乳癌を抑制する効果が示されている。調査開始時に閉経前だった人と閉経後の人とで分けて解析すると、閉経後の人で乳癌予防効果がはっきり現れており、研究グループは、今回みられた予防効果は主にイソフラボンによると考察している。
2003/11/14
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このような検査方法が広く普及することはもちろん、他の病気の早期発見につながる検査方法が次々と開発されていくとうれしいですね。 東京都の会社部長(54)は2年前、出張中の新幹線車内で胸の痛みを感じた。数日後、検査を受けたところ、心電図に異常はない。だが、心筋梗塞(こうそく)かどうかを判定するマーカー検査で「陽性」と出た。すぐに精密検査をしたところ、心筋梗塞と判明。狭くなった血管を広げ、ステントと呼ばれる金属の筒を入れる治療を受け、一命を取り留めた。「簡単に判定できるマーカーがなかったら、仕事で無理をして助からなかったかもしれない」と胸をなで下ろす。◆血液取るだけ心筋梗塞は、心臓の筋肉に栄養を送る冠動脈にコレステロールなどの脂質成分がたまり、この部分が破れて血栓(血の塊)ができ、血管が詰まる病気だ。冠動脈の血流が途絶えて心臓の筋肉が死んでしまう。突然死の原因で最も多く、死者は年間約5万人に上る。早急に診断し、治療することが重要だが、運ばれた医療機関に専門医がいるとは限らない。精密検査では心臓の血管に細い管を入れる冠動脈造影を行うが、体への負担が大きく、手軽にはできない。そこで、最近広がってきたのが、血液を取るだけで検査できる「心筋梗塞マーカー」という補助診断法だ。専門医でなくても実施可能で、短時間で判定できる。マーカーといえば、がんの経過や再発などを見る「腫瘍(しゅよう)マーカー」がよく知られている。血液中に流れ出たがん細胞特有のたんぱく質や酵素の増え方を薬剤で見る。心筋梗塞マーカーも同じように、心筋細胞から血液中に出た特殊なたんぱく質の増加をとらえる。同じマーカーでも、がんの場合は、診断が数日遅れても命の危険に至ることはまずない。短時間で判定できるマーカーは、一刻を争う心筋梗塞の治療に威力を発揮する。◆2種併用が有効ここ数年で精度の高いマーカーが登場した。「トロポニンT」は、発症6時間以降から1週間程度までの長期の判定に有効だ。心筋梗塞でないのに陽性になる間違いは少ないが、発症直後の心筋梗塞は見つけにくい。これに対し、昨年発売された「H―FABP」は、発症2時間以内の診断に優れ、病気の見落としが少ない。ただ、狭心症や心不全でも陽性を示す場合もある。いずれも血液を取り、診断キットにたらすだけ。15分程度で判定できる。結果が陽性なら、すぐ精密検査や治療に取りかかる。欧米の心臓学会は合同で、2000年に急性心筋梗塞の診断基準を改定し、トロポニンTを使うよう勧めている。日本でも厚生労働省研究班の診療指針で推奨している。これら新型マーカーの開発や評価にかかわった日本医大(東京・千駄木)第一内科助教授の清野精彦さんは「両者それぞれに一長一短がある。現時点では心筋梗塞が疑われる場合は両方を併用し、見落としがないようにすべきだ」と言う。冒頭の会社部長のように、心電図では異常が見つからない場合にも有効だ。従来は一過性の狭心症と判定されていた中に、マーカー検査でごく小さな梗塞が見つかった人が3割いたとの報告もある。両方とも保険が適用されるが、日常的に使っている医療機関は多くないと見られる。「診断に迷ったらマーカーで判定し、異常があれば専門医に送る体制作りが望まれる」と清野さんは話している。
2003/11/13
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ブームの焼酎は蒸留酒ですね。お酒の好きな方は飲みだすと、深酒する傾向にありますので、何でもほどほどに。 大腸癌は米国で最も一般的な癌で、米国対癌協会(ACS)によると年間5万7000人が死亡し、今年新たに診断される人は推定で14万5000人を超える。ストーニーブルック大学(ニューヨーク)の研究では蒸留酒の週間摂取量が9杯を上回る人の大腸癌リスクが約3倍高いこと、ワインに予防効果があることが判明し、先ごろボルチモアで開催された米国消化器病学会で発表された。同研究はアルコールを摂取する人に対して大腸癌スクリーニングの勧告方法を変更する必要があるかどうかを調査したもので、平均年齢57歳の男女2000人近くを対象に大腸鏡検査を行うと同時に、アルコール摂取歴、体重、家族歴、食事、喫煙歴、教育、運動に関する情報を収集した。その結果、ウォッカやウイスキーなどの蒸留酒を週に9杯以上飲む人では、大腸鏡検査中に癌または疑わしい病変が見つかる可能性が全く飲まない人に比べて3.3倍高かった。またビールを多量に飲む人に約2倍のリスクがあること、ワインによってリスクが減少することも明らかになった。蒸留酒によるリスク上昇の理由について専門家の1人は、製品加工に関与する化学物質またはアスピリン服用歴など参加者に一般的な他の要因を総合したものがあると考えている。なお本研究ではアルコールの週間摂取量が9杯を上回る人が66人と少なく、確かな結論には至らなかったが、アルコール摂取を含めた「ライフスタイル」が大腸癌リスクに影響するという最も重要な点が再確認された。
2003/11/12
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先進国では、飛び抜けて高い喫煙率ですが、少しずつ喫煙率は下がってきています。死因の最大要因だということが解明できた今、義務教育で徹底した禁煙教育が望まれます。成人でたばこを吸う人の割合は今年8月現在、前年比0.6ポイント減の30.3%で、8年連続で過去最低を更新したことが10日、日本たばこ産業(JT)の調査で分かった。 調査は全国の成人男女1万6000人に実施。1万790人(67.4%)から回答を得た。 男女別では、男性が前年比0.8ポイント減の48.3%と12年連続で減少し、女性は0.4ポイント減の13.6%。これを基に喫煙人口を推計すると、男性が前年比27万人減の2387万人、女性が17万人減の721万人になる。 最も喫煙者率が高いのは男女とも30代で、男性が59.9%、女性が20.9%。地域別は男女とも北海道が最も高く、北陸甲信越が低かった。 「毎日吸う」と回答した人の1日平均の喫煙本数は、男性が22.9本(前年比0.4本減)、女性が17.2本(同0.5本増)だった。 JTは喫煙者の減少について「健康に対する意識の高まり、長期化する景気低迷などが影響している」としている。
2003/11/11
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これから脚光をあびる抗加齢医学をアップしました。加齢現象の防止と若返りを総合医療の観点からめざす医学です。http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/003022 文明が発達すればするほど知識をつけて防衛しないと心身の健康を害してしまいます。ファーストフード、欧米化した食事、グルメの誘惑に負けると身体をこわし、ゲーム、テレビの誘惑に負けるとIQ、EQが下がるようです。アメリカの調査ですが、日本も同じだろうと推察されます。(CNN) 米国の6歳以下の子どもたちがゲームやテレビの画面の前で過ごす時間は1日平均2時間と、外遊びと同じくらいの長さになっていることが、米民間機関の調査で明らかになった。読書や読み聞かせの時間の3倍近くになるという。 米カイザー・ファミリー財団では、生後6カ月から6歳までの子を持つ親1000人余りを対象に、電話での聞き取り調査を実施した。調査をまとめたビッキー・ライドアウト氏は、「現代の子どもたちは電子メディアに浸りきって育っていることが分かった」と話す。 この傾向は、2歳未満のグループでも変わらなかった。米小児科学会では子どもが2歳になるまではテレビをなるべく見せないよう指導しているが、調査では約3分の2の子どもが、1日に2時間も画面の前に座っていることがわかった。 テレビの視聴は、子どもの読み書き能力の発達に大きな影響を与えるという。調査によれば、子ども部屋にテレビが置いてある家庭や、テレビをつけっ放しにしている家庭で育つと、6歳までに文字を覚える可能性が低くなる。そうでない家庭で育った場合、4歳から6歳までの間に字を読めるようになる子が56%いたのに対し、これらの家庭では34%にとどまったという。 この調査ではほかに、子どもたちの3人に1人が自室にテレビを、4人に1人がビデオやDVDのデッキを持っていることが明らかになった。自室にコンピューターがある子も7%いて、4歳から6歳までのグループのうち約4分の1が1日に1時間以上コンピューターを使っていた。 ライドアウト氏は「親は子どもがテレビやコンピューターに費やす時間と、スポーツや音楽などほかの活動をしている時間のバランスを改めて見直してみるべき」と呼び掛けている。
2003/11/10
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私も過去に30年間腰痛に悩んでいましたので、この神経ブロック注射を何回もやりました。脊椎、大腿部に違和感があり、効果が感じられなくてもやりました。手術してもダメでしたが、今の知識で考えると手術はやらなかったと思います。 03年6月までの3年9カ月間に、腰痛治療に頻繁に用いられる「神経ブロック」により、3人が死亡、5人が両足マヒになっていたことが分かった。日本整形外科学会安全医療推進委員会アドバイザーの山崎典郎医師が8日、東京都内で開かれた日本腰痛学会で発表した。 賠償を求められた整形外科関係の事故316例をもとに分析した。神経ブロックは、痛みのもとになっている神経の近くに麻酔薬を注射する治療法。 死者のうち2人は注射を受けた後、全身マヒに陥り、呼吸困難などを起こして死亡。1人は注射器を体内に埋め込む方法の神経ブロックを受けた後、埋め込むための切り口から細菌に感染し、体内に毒素がまわる敗血症で死亡した。 山崎医師によると、麻酔する部位を誤ると、全身マヒが起こる。しかし、早い段階で足を高く上げて心臓に血液が回るようにし、気管内挿管で酸素を送るなどすれば、後遺症を残さずにすむという。2人の場合は、担当医があわててしまい、対応が遅れたらしい。 敗血症で死んだ患者の例では、通常の埋め込み期間の3日を過ぎても注射器を取り出さなかったためとみられる。 両足がマヒした5人のうち3人は、注射の仕方が悪かったことによる。2人は注射に伴ってできた血の塊(血腫)が神経を圧迫してマヒにつながった。 山崎医師は「死亡事故まで起きている事実を直視すべきだ。簡単だと思い込んで医師が安直に実施する傾向を改めなくてはならない。万一に備えて治療に臨む必要がある」と警告している。 神経ブロックは、整形外科的な治療だけではなく、がんによる痛みを抑えるためにも使われる。
2003/11/09
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昨日、上野献血ルームで50回目の献血をしました。同時に心電図をとられましたが、全く異常なく、血液、血圧などの数値の変化も全く異常なく日頃の健康管理が的を射ていると実感しました。マイナスイオンを発生させる方法は大別して、①電気スパークで出す、②水しぶきで出す方法があり、電気スパークはマイナスイオンの残留時間が短く、有害なプラスイオンも同時に発生させるので効果がないのは当然です。装置が複雑になりますが、水しぶきで出す優れものも存在します。「マイナスイオン」効果をうたう製品を購入した消費者の多くが、思ったほどの効果を実感していないことが国民生活センターの調査で分かった。効果を科学的に裏付けていない製品も多く、センターは効果の根拠となる情報を消費者に開示するよう業界団体に要請した。センターが今年2月、東京都と神奈川県の消費者1000人を対象に「マイナスイオン製品」についてアンケートした。回答者(232人)の47・8%に購入・使用経験があったが、「効果がなかった」4・2%、「ほとんどなかった」6・8%、「分からない」という回答を加えると計56・8%と、半数以上が効果を実感していない実態が浮かび上がった。マイナスイオン製品は家電や衣料品、ふとん、アクセサリーなどさまざまな分野で増えている。「リフレッシュ」「疲労回復」「快眠」「保湿」「除菌」のように人体への直接の効果をうたうものが多く、消費者の関心も高い。ところが、センターが企業に聞き取り調査をしたところ、効果をうたいながら、裏付けをきちんと確かめていないか、確認が不十分な製品が全体の約4割あった。各社からは「マイナスイオンの個数をもとに商品化しているが、生体への効果は確認するのは困難」「人体への影響は明確でない。イメージ商品として展開するしかない」「一般的にリラックス効果があると言われている。検証はしていない」といった回答が寄せられた。マイナスイオンの発生量の測定方法も各社ばらばら。表示をしていない製品もある。専門家からは「イオン量の公的な測定方法を作るべきだ」(中江茂・東京理科大教授)、「マイナスイオンと人体への効果との因果関係は十分に究明されていない」(安井至・東大教授)と言う声が上がっている。センターは「効果が確認できないのなら宣伝すべきではないし、もし効果があるなら、その根拠を消費者に分かりやすく提供すべきだ」と日本電機工業会など9団体に要請した。さらに、景品表示法の不当表示にあたる恐れもあるため、調査結果を公正取引委員会に提供して指導を求める。
2003/11/08
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先進国とは思えないほど医療レベルが遅れているといわれていて、医師も少ないとは踏んだり蹴ったりです。裕福層が欧米、アジアに治療に行くというのもうなずけます。何事も予防に勝る治療なしです。全国の4分の1の病院で、医師数が医療法の基準を下回り、特に、北海道・東北地方では半数近くの病院で基準を満たしていないことが、厚生労働省が6日集計した2002年度の立ち入り検査結果で明らかになった。 地方の医師不足が依然、深刻な実態が判明したため、厚労省は11日に総務、文部科学両省と連絡会議を設置し、〈1〉大学と民間病院の連携〈2〉地方での新人医師の養成方法――などを検討し、来年1月にも医師の確保策をまとめる。 立ち入り検査は、各都道府県が毎年実施し、厚労省が集計している。医療法は、患者数に応じて配置すべき医師数を定めており、一定数を確保していない場合、医療機関に支払う診療報酬が減額される。 昨年度の検査によると、全国の8641病院のうち、医師の配置基準を満たしていたのは75%の6480病院。残る25%の2161病院が基準を下回った。厚労省は長年、医療機関のない「無医地区」の解消対策を進めており、基準以下の病院は前年度比2・4ポイント減少した。 基準を下回っていた病院の地域別での割合は、北海道・東北が48%で最も高かった。以下は北陸・甲信越が33%、四国、中国は各26%の順で、地方の医師不足の深刻さを裏付けた。東海、関東、九州は各21%、近畿は11%だった。 北海道・東北では、実際は診療していない大学病院の医師が他の病院に名前を貸す「名義貸し」が相次いで発覚。昨年度の検査などでは、北海道大、札幌医科大、旭川医科大で計500人以上の医師が200以上の病院に名義を貸していたことが明らかになっている。
2003/11/07
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相次ぐ医療ミスの発覚など医療に対する信頼がとても揺らいでいます。健康意識、自己責任意識が高まってきていますので、主治医以外の意見も聞いて納得のいく治療法を選ぶ「セカンド・オピニオン外来」を設ける病院が増えてきたそうです。大切な自分の人生、命のことなので当然のことだと思います。さらに定着していくことを願っています。◆全科でスタート「今、受けている治療法が正しいかどうか迷っている患者が多い。そういう患者の要望に応えたい」と東邦大学医学部付属大森病院(東京都大田区)の小山信彌(のぶや)病院長。今年8月から、小児科など全28科でセカンド・オピニオン外来を始めた。患者は事前に電話で予約し、指定日に各科の担当医師が相談に応じる。患者は主治医の紹介状と検査データを持参する。料金は保険の適応外で30分まで1万円(以後30分ごとに3000円の追加)。これまでの相談者はPR不足もあり、7人にとどまっている。◆嫌な顔する医師は落第セカンド・オピニオンは米国では患者が治療法を選択したり、医師に勧められた治療法に同意するインフォームド・コンセント(十分な説明に基づく同意)を支える制度として定着している。小山院長は「セカンド・オピニオンを受けたい患者に、嫌な顔をするような医師は落第だ」と医師側の意識改革の大切さを指摘する。東京都は昨年から、セカンド・オピニオン外来の普及に取り組む大学病院などで協議会をつくり、推進を図ってきた。その結果、これまでに東邦大付属大森病院をはじめ、国立がんセンター中央病院、日本医科大付属病院、帝京大付属病院の4病院で実現した。都の医療政策課は「さらに増やしたい」と意気込む。◆大阪、山口など続々大阪府でも今月から、府立の5病院に導入した。成人病センター▽急性期・総合医療センター▽呼吸器・アレルギー医療センター▽母子保健総合医療センター▽身体障害者福祉センター付属病院で完全予約制。約30分間、専門医が答える。料金は1回7400円。このほか、山口県防府市の県立中央病院や、静岡市の静岡県立こども病院、大分県別府市の国立療養所西別府病院でもセカンド・オピニオン外来を始めた。セカンド・オピニオンは制度化されていないため、料金は病院により健康保険が適用するケースもあり、まちまちだ。◆8割が要望セカンド・オピニオンの普及活動などを行っている市民団体「医療消費者ネットワークM(メ)EC(コ)ON(ン)」の清水とよ子代表世話人は「医師が『ほかの医師の意見を聞いてはどうですか』と話す姿勢が必要」とした上で「患者も医師任せの姿勢を改めなければいけない。2番目の意見が正しいとは限らないので、患者の責任も重くなる」と話している。
2003/11/06
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現代医療は病原菌を殺す医学がルーツで、病原菌のない生活習慣病は不得意分野です。生活習慣病は根本原因を改善しないまま、検査数値のコントロールのために医薬品を使い続けますので、医療費が上がるのだと思います。増え続ける医療費が国庫と家計を圧迫する中、東京大学大学院薬学系研究科の津谷喜一郎客員教授(医薬経済学)が率いる研究チームは、病気ごとにかかる年間医療費の総額を推計し、順位付けを行ったことを明らかにした。 高血圧性疾患と脳梗塞(こうそく)がそれぞれ1兆円を突破するなど、生活習慣病が上位を占めた。病気別の医療費を詳しくまとめた調査は珍しい。調査は、1999年の旧厚生省の公開データを用いて、119種類の病気について1日当たりの医療費と年間の医療機関の利用日数を推計、病気ごとの年間医療費を算出した。
2003/11/05
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作る会社も輸入する会社も資本主義に毒されていると感じます。こんな製品の許可が税収重視の財務省というのも納得ができません。認可取り消しになれば、日本もまんざらではないと思います。日本向けに商品化されたスウェーデン製ガムたばこが、先月中旬から東京、神奈川の一部地域で試験販売され、波紋が広がっている。 財務省の認可を受けた正式な「たばこ」だが、見た目はガム。「子供が手を出しやすく、危険な商品」と医療、教育関係者らは反発しており、歯科医師らで作る日本口腔(こうくう)衛生学会と日本口腔外科学会は4日、財務省に対し認可の取り消しを求めて緊急申し入れを行う。 このガムたばこは「ファイアーブレイク」。スウェーデンの会社が、喫煙人口の多い日本向けに開発した商品で、1箱(10粒入り)280円。小田急線沿線の駅売店やたばこ店、一部のコンビニエンスストアで、たばことして大人に試験販売されている。 「1粒にニコチン1ミリ・グラムを含み、通常のたばこ1本分に相当する」と表示され、「吸えない時の代用品」がうたい文句だ。 これに対し、子供の禁煙外来を開く医師の高橋裕子奈良女子大教授は「お菓子と同じ格好をしていて抵抗感が少ない。口をクチャクチャしていても、普通のガムと区別がつかない。ニコチン依存から喫煙に至る引き金にもなる」と言う。 また、国際歯科連盟禁煙推進委員会の市来英雄幹事は「かみたばこは口腔がんとの因果関係が指摘されている」と警告。歯科の両学会は「煙が出ないため安全だという錯覚を、成人にも与える恐れがある」と、認可取り消しを申し入れることにした。 たばこ製品は薬事法や食品衛生法の対象ではなく、厚生労働省の管轄外。それでも同省監視指導課は財務省に「未成年対策に配慮すべきだ」と要請しているが、財務省たばこ塩事業室は「問題が出れば、その時考えたい」とそっけない。 ◆輸入元は「問題ない」 輸入販売元の会社は「国から正式にたばことして認可されている。ガムではなく、たばこ製品であって未成年の使用は禁じられていることを明記したチラシも作成し、誤って使用されることのないよう注意を呼びかけている。自動販売機での販売もしない」と説明している。 ◆かみたばこタバコの葉を口の中でかんだりしてニコチン成分を吸収する。インドなどで好まれているほか、スウェーデンの若者の間では、タバコの葉をパックに詰めて歯茎にはさむたばこが流行し、問題化している。
2003/11/04
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若者の食生活には目を覆いたくなります。缶コーヒーとお菓子しか食べないとか、とても信じられませんが、20代前半での脳血管疾患が珍しくないそうです。大切な食べ物の野菜、果物は全然食べていないようです。かつて野菜を沢山食べていた日本人は、今やアメリカ人の半分も野菜を食べていないのです。長命だけど不健康、寝たきりの方がアメリカの約5倍いるそうです。◇毎日200グラム食べるのが望ましいミカン、リンゴ、カキ、ブドウ――。日本の秋を代表する果物が、高血圧や動脈硬化などの生活習慣病、がんの予防に高い効果のあることが次々と明らかになっている。愛媛大学の研究では温州ミカンや伊予カンの果肉を包む内皮に、肥満予防の働きがあることも分かり、肥満に悩む現代人にとっては、まさに強い味方。医学、食生活指導、生産農家などで構成する「果物のある食生活推進全国協議会」座長の坂本元子・和洋女子大大学院教授(栄養学)は「健康のため、少なくとも200グラムの果物を毎日食べるように」という。◇栄養バランス良く、素早いエネルギー源にも果物に含まれる栄養素は、がんや老化予防に効果のあるビタミン(C、A、E、B類)、血圧を正常に保つカリウム、コレステロールの上昇を抑え腸内の有害物質を排せつする食物繊維、血管を強くし生活習慣病の予防に効果のあるポリフェノール、清涼感を与え貧血防止などに効く有機酸(リンゴ酸、クエン酸など)――など。温州ミカン、リンゴなどには、これらの栄養素がバランス良く含まれており、豊富に含まれる果糖やブドウ糖は吸収されやすく、素早くエネルギー源となる特性を持っている。「朝の果物は金(きん)」といわれるのも、そんな特性からだ。◇ミカン、ダイエットに作用--がん抑制、骨も形成果物パワー。これからが旬のミカン、リンゴ、カキを例に紹介すると――。まずミカン。果物の持つがん予防効果で、いま最も注目を集めているのが温州ミカンから見つかったβ―クリプトキサンチンだ。体内でビタミンAに変わるカロチンの一種で、京都府立医大や金沢医大、岡山大などの動物実験で大腸がんや肺がんの抑制効果があることが確認された。静岡県立大のラット実験では骨形成を増進し、骨粗しょう症の予防に効果のあることも分かり、いずれも今年9月、東京都内での学術研究会で発表されている。温州ミカンと伊予カンにはダイエット効果があることも分かった。愛媛大総合科学研究支援センターと、ポンジュースを製造しているえひめ飲料(松山市)の共同研究で明らかになった。果肉を包む内皮の抽出成分を使いラットのすい臓や脂肪細胞への影響を調べたところ、肥満の原因となる脂肪の吸収を抑え、生活習慣病の元凶となる内臓脂肪を分解する働きがあった。内皮に含まれる食物繊維の一種、ペクチンが作用していると推測され、この研究成果は11月に千葉市で開かれる日本肥満学会で発表される。◇カキ・リンゴ、血圧を降下リンゴは天然の抗酸化物質を多く含み、腎臓のナトリウム排せつを促進して血圧を降下させるほか、血糖値を下げるなど糖尿病改善に効果があることが知られている。カキに多いビタミンCは、がん予防やストレスを和らげる作用があり、渋の元となるタンニンには血圧降下作用がある。手あれの改善など美容にも効果があり、豊富な食物繊維が善玉コレステロールを増やす。葉に多く含まれるカテキンには抗アレルギー作用があり、柿の葉茶などで利用されている。◇若い世代の消費量、不足健康志向の時代にピッタリの果物だが、その消費量は1人当たり1日117グラム。トップのギリシャに比べ3分の1、世界でも37位と低い。00年の国民栄養調査では、50~59歳の人が1日当たり144グラムなのに対し、20~29歳の若い世代は75グラムしか食べていない。20代の食べない理由の第一は「皮をむくのが面倒くさい」。この傾向に需要促進を図る中央果実基金(東京都港区)の細谷隆部長(54)は「外食やコンビニ、スーパーで手軽に買って食べられるように、カットフルーツにするなどの工夫が必要になってきた」という。◇ミカンなら2個、リンゴ・カキなら1個--200グラムの量米国がん研究財団などによる報告(97年)では「果物の摂取によってリスク減少効果が確定できるのは肺がん、胃がん、食道がん、咽頭(いんとう)がん。ほぼ確実に効果があるのはすい臓がん、乳がん、膀胱(ぼうこう)がん、喉頭(こうとう)がん」とされており、「毎日くだもの200グラム」運動を推進する坂本教授は「200グラムといえばミカンなら2個、リンゴ、カキなら1個。家庭の食卓に果物を添える食習慣を定着させてほしい。それが、がんなどの病気予防の第一歩になる」と話している。
2003/11/03
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18~65歳の若年性痴呆症は、何と10万人いるそうです。そして、若年性健忘症が増えているとの指摘です。脳を活性化するための努力をし続けようと改めて思いました。◇用件はメールで、調べものはネットで、休みの日はテレビゲーム大切な顧客や同僚の名前を思い出せない。予定を覚えられず、仕事や日常生活に支障が出る。ひどい時は手帳にメモしたことも忘れてしまう――。ぼける年齢でもないのに物忘れがひどい健忘症の若者が近年、増えているという。「若年性健忘症」と名づける専門家もいる。いくつかの原因が考えられているが、「頭を鍛えなくても生活できるIT(情報技術)社会」の到来が要因の一つになっているのは間違いなさそうだ。◇言われたことや予定を忘れる「最初は信じられなかった」と第三北品川病院(東京都品川区)の築山節医師(脳神経外科)は話す。「物忘れのひどい若者」の増加に気づいたのは5、6年ほど前のことだった。パソコンが個人に普及し、インターネットが一般化した時期と一致する。大手電子メーカーの男性(31)は5年前、「自分がばかになったのではないか」と思い、同病院で受診した。男性は「上司や同僚から言われたことを全く覚えられない」「スケジュールを覚えられず、大切な用件でもすぐに忘れてしまう」などと訴えていた。男性はシステムエンジニア。会社ではパソコンに向かい、プログラミングに没頭していた。毎日同じ人と顔をあわせ、同じような会話をし、日常の買い物はコンビニエンスストアですませる。ある意味で「単調な繰り返しの日々」(築山さん)を過ごしていた。物忘れはひどかったが、検査では、脳が傷ついていたり、脳細胞が死んでいるなどの異常はなかった。築山さんは男性に入院してもらい、治療として「新聞の1面のコラムを毎日、手書きで書き写す」「その内容について看護師と会話する」ことを課した。男性の物忘れは徐々に軽くなり、約2カ月後には回復したという。こうした物忘れを築山さんは「若年性健忘症」と名づけ、次のように定義した。▽20~30代なのに社会生活に支障が出るほど、物忘れの程度がひどい▽ただし、外傷や痴呆のような「脳の変性」はなく、脳機能そのものは正常――。従って「病気」ではなく、努力すれば「正常」に戻る。築山さんは1カ月で約500人の外来患者を診察するが、そのうち10人前後はこの定義に当てはまる。多くは、仕事上でも私生活でも他人との会話が少ない点が共通しているという。「用件はメールで済ませ、知りたいことはインターネットで調べる。休日はテレビゲームをして過ごす。人と会わずに生活でき、思考が深まらない。この症状の増加は、そんな現代の若者の生活実態を反映しているのではないか」と築山さんは話す。◇「記憶する努力」放棄が一因聖マリアンナ医科大の山口登・助教授(神経精神科学)も、物忘れのひどい若者を診察する機会が増えたという。「モノを記憶する努力をしなくてすむIT社会」が主な原因だと推測する。記憶には(1)記銘(覚えこむ)(2)保持(覚えたことを保つ)(3)再生の3段階がある。とくに「記銘」では「繰り返し覚えようとする」ことが大切だが、現代社会は、その記銘が不十分ですむことが多いという。キーボードをたたけば漢字が表示され、計算も電子機器が瞬時に答えを出す。電話番号は携帯電話に登録され、ワンタッチでかけられる――「若いうちからこうした生活に慣れ、覚える努力が不必要になると、よく忘れるようになるのは当たり前ではないか」と山口さんは語る。一方、うつ病や強いストレスが健忘症の原因となることもある。東京都老人総合研究所言語・認知・脳機能研究グループリーダーの辰巳格さんによると、記憶するための記銘には「集中力」が必要だが、心理的な問題を抱えていると、どうしても記銘や保持の能力が落ち、結果的に「物覚えが悪くなる」という。◇読み、歩き、話して予防--脳を鍛えよう健忘症の若者も「本人に物忘れがひどいという自覚があるなら、問題はほとんどない」(山口さん)。しかし、周囲からみて問題があるようなら、専門医で脳機能を検査した方がいいという。脳機能に異常がないなら回復可能。その原因を探り、対処することが大切になる。うつ病が原因なら、そのための治療を受ける。ストレスなら、それを取り除く。予防のためには、適度な運動や十分な睡眠なども重要な要素だという。そしてIT化の影響で「脳が苦労していない」ことが原因ならば、脳を鍛えないといけない。築山さんによると、脳を鍛えるには「情報の入力と出力」の両方が必要だ。例えば手で文字を書くのは「入力」、考えていることを整理して人と話すのは「出力」にあたる。築山さんが治療した男性の入院患者は、まさに入力と出力で脳を鍛え直し、回復したケースだという。面倒くさがらずに本を読み、街を歩き、人と会話する。必要なら、メモに残す。築山さんは「脳の本質はこうやって考え続けること。日々、脳に刺激を与え、働かせる必要がある」と指摘する。
2003/11/02
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5月1日施行された健康増進法の一つ、喫煙に関して宮崎県の取り組みが進んでいます。交通事故の13倍の死者と推計していますので、喫煙の総被害は計り知れません。先進国並にもっと積極的に取り組むべき課題ですが、税収、権益重視の体質が変わらないとだめなのでしょうか。 宮崎県は、喫煙による健康被害の防止を目指した「宮崎県分煙推進ガイドライン」を公表した。世界保健機関(WHO)の試算に基づき、県内で1年間に交通事故死の13倍に相当する870人が喫煙と受動喫煙の影響で死亡していると推計、2010年までに県内の分煙化100%達成を目指す。県内の病院や学校、事業所などで禁煙や完全分煙化を達成した施設や機関を県ホームページで公表するほか、分煙推進リーダーを公募・養成し、分煙化の達成を急ぐ。分煙推進ガイドラインでは、03年5月に施行された健康増進法と、同月に厚生労働省が発表した「職場における喫煙対策のためのガイドライン」に基づいて、分煙のレベルを5段階に規定し、上位のレベル1(禁煙)とレベル2(完全分煙)を分煙達成基準に設定している(表)。分煙の実施を徹底するため、病院や学校、事業所などの施設ごとに分煙推進計画の策定や進行管理を行う分煙推進リーダーを任命するほか、大規模な組織や施設では、必要に応じて、喫煙者、非喫煙者を含む分煙推進プロジェクトチームの設置を求めている。分煙推進リーダーは県が募集、認定する形を取り、保健所などが分煙についての研修会を実施するなどの養成を行う。分煙推進によって、分煙レベル1、2を達成した機関・施設には分煙達成表示プレートを配布するほか、希望する施設については、県が発行する広報誌やホームページで公表するという。
2003/11/01
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