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Nov 25, 2006
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 先日の「いじめの責任」を読んだ方からメールをいただきました。

 その方が言うには、
「理屈はわかったけれど実際にどう対処したらいいかがたいへんなんだ」
とのこと。

 たしかにそのとおりです。
なぜなら、自分を変えられるのは自分だけですから。

 そもそも、『対処して  その力で  周りを変えられる』
と思うこと自体が間違いだといえます。


『対処しても 周りが変わることはない』
ということではありませんよ。

 人を変えるということにおいては、
私たちができるのは対処という変化の きっかけ なんです。

 そして、その中でも効率的な対処というのがあります。

 それは共依存、コントロールドラマをある程度知っていればわかることですが、
それは、それぞれの親への現状の共依存的な認識を深めることです。

 いじめた、いじめられたという表面的な認識ではなく、
それぞれの子供が自己肯定感をなくしていて、
共依存、コントロールドラマのパターンで行動しているということです。


ふだん感じている
「自分は価値がないんではないか」という怖れを
たとえば、いじめたときだけ強くなった気がして感じないで済むから、
恐れから逃れるためにいじめを繰り返しています。

 そして、その怖れを与えているのがたいていの場合、親なんですね。

その怖れは怖れる必要のないものだと理解させることでしょう。


 いじめで表面上一番困っているのは、いじめられているほうです。
そちらの側での対処も親に対する認識強化です。
子供に対しては、
「美味しんぼ」58巻「いじめを許すな!」に出てくるせりふが参考になります。

いじめを見た山岡がやめさせようとすると
いじめられていた子が
「やめてください!
そんなことをしたら、
あとで僕はもっとひどい目に遭わされてしまう!」(P11)

 ここからわかること、
それは、いじられる子がそこまでのいじめを受け入れている、許可している、
ということです。
そして、いじめる側は
相手がいうことをきかないと、
さらにいじめ(脅迫)を強化していしことをきかせようとしている
ということです。

ここにコントロールドラマの脅迫者のパターンがあります。

 いじめられる側は、
いじめ(脅迫)を許可するのをやめることが必要です。
無視するか、立ち向かうか、
いじめ(脅迫)に屈しない態度をしめすことが必要です。

 私の子供も幼稚園のときに、なぐられたり、いじめられていたことがあります。
そのとき、私は自分の子供の手を噛んで訊いたんです。
「どうだ、痛いか?その子がぶつのと、どっちが痛い?
お父さんがぶつのとどっちが痛い?」
「今噛んだほうが痛い、お父さんがぶつほうが痛い」
「じゃあ、たいしたことないじゃないか、
今度やられたら、相手がやめるまでやり返せ
そうしないとまたかんじゃうぞ」
「わかった」
ということで、後日、
子供がにこにこして
「○○と仲良くなった」
と言ってきました。

 美味しんぼでも、いじめられていた子が立ち向かっていき、いじめをやめさせるというストーリーになっています。

 まあ、幼稚園とマンガだからうまくいったということもあると思います。
中学生くらいだと暴力もすごい場合がありますからね。
その場合は、周りをうまく味方につけることです。

 ただ、勘違いしないで欲しいのは、
ポイントは、
いじめられている側が気づかないうちに
いじめを許可しているのだから、それをまずやめることだ、
ということです。

 そのためには、覚悟が必要です。
山岡は
「いじめられているのではなく、闘うか逃げるか(転校)」
を選ばせます。

 美味しんぼの中でいじめられている子がこう言っています。
「自殺するくらいなら、
その前に闘ってみる!」(P37)

 実は、ヒカリズム的に見ると、
このセリフは非常に大きなターニングポイントなんです。

 マンガの中では、
いじめっ子と闘う、という意味ですが、
それは自分のコントロールドラマのパターンを自ら変えようとしていることだからです。

 仮に転校していじめを回避できても、
そのパターンはそのままですから、
一生同じような体験を繰り返すことになるはずです。

 でも、自分が気に入らない結果をもたらすパターンを変えることで、
これからの自分が変わるのです。

 自分の人生は自分で創っている、
それはこんなところからも始まっているんですね。


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最終更新日  Nov 25, 2006 09:01:59 AM
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