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う、うぅ・・・・ど、どうしたの?二人とも・・・・?仮面ライダーWを見てたんですけど・・・・感動したというか、かんというかで・・・・こいつ・・・マジで涙流してんぞ・・・・か、感動するものは感動するんですよ・・・・お前もかよ・・・・[と言うわけで、2週分溜まってた仮面ライダーWを視聴。そして感涙。(何)いや、なんかもう・・・・Wは良い作品だなぁ、と。ちゃんと終わりそうだし・・・・・・・・いや、でもオーズと世界観がつながっているらしいから、終わり・・・なのか?オーズを支援しているの謎の財団が財団Xだとかなんとか・・・・とりあえず、オーズは半分期待しながら待ちます。(ぇ)そして来週はWの最終回!これで終わりだ!!]えーっと・・・なんで突然、夜空の散歩なんか・・・・?まぁ、たまにはいいじゃないですか。そうですよ。日ごろの修業のお返しだと思ってください。・・・・まぁ、良いですけど・・・・[割とこの二人、大分仲が良いようです。]
2010.08.23
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~~♪何やってるんだ?PSPなんて珍しい。この間買った『Project DIVA2nd』?いえ、『Fate/EXTRA』ですよ?・・・・・買って来たの?はいっ!それはまた唐突だね・・・・[と言うわけで、今頃購入『Fate/EXTRA』。新品が売っていなかったのでやむなく中古をば。まだようやくセイバーを召喚したところと言う序盤も序盤。一番最初ですけども。これからちまちまやって行きませう。・・・・時間を忘れてやりそうで困る・・・・最初のチュートリアル部分?の構成が面白いわ・・・・]・・・そういや、灰ロワにコメント貰って何の返答もしてないよな・・・・駄目な管理人で本当にもう、すみません。これから書く事があったら、どうかよろしくお願いします・・・・・・で良いのか?こっちに訊かないでください。[雑種さん、倉麻るみ子さん、投下した灰ロワにコメントありがとうございます。遅ればせながら出本当に申し訳ありません。(汗)]
2010.08.22
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・・・どーもみなさんこんにちはー・・・・みっちゃんでーす・・・・・テンションとか言動とか色々おかしくなってるよ?!そりゃ、ここまで放置されてりゃテンションや性格の一つや二つ・・・・変わらないでください。・・・はいっ!と言うわけで始まりました。いつもの雑談おんりー劇場!!さて、今日は一体どんな雑談ネタが出てくるかな?・・・・・・・・あれ?意味の無さ加減ではいつも通りだと思いますよ?意味が無いのは認めるけどさ・・・・・次はもっと違う方向性でやってみたらどうですか?俺の歌を聴けェェェェェェェッ!!・・・・・何やってるんですか?皆さん?[と言うわけで、久々の更新がこれです。・・・わ、忘れたわけじゃないですよ?!いつものノリを忘れたわけじゃないです。(大事な事なので(ry )さて、灰ロワを挟んだ故にFC更新は久方ぶり・・・・次の更新は有意義なモノに!!・・・・いや、いつも非有意義な気がする。(汗)]・・・・俺等、遭遇したな。させられた、っていう感じもしますけどねーまぁ、そういう話は置いておいて・・・・この頃の私達って、まだ会って無い頃・・・ですよね?そうだな。トーナメント終わって大分経ってからヒメルがここに来て・・・・それが初対面でしたからね。灰ロワに参戦してる私は、それより大分以前の時期ですし・・・・これから、どうなりますかねーなんか、これからは無関係、見たいな空気出すんじゃねぇよ・・・・[投下されたものも読みつつ、また書かせていただきたいと思いまする。]
2010.08.19
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最悪の襲撃者と刀少女物語1 2 3 4宣言から二週間かかってしまった上に、読む側とするならば、長い、読んでてダレるかもしれないと言うパターンかもしれません。見せ場もあまりないかもしれません・・・・展開としてはそれではダメなんですけども・・・・本当に申し訳ございませんでした。題名に関して、もう少し良い題案があればご指摘ください。orz
2010.08.08
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―――――――――――――――――――――――――奴がかなり遠くにいるころから、神経を研ぎ澄ませている。どんどん加速度的にこちらに近づいてくる。様子を察するに戦闘中。姿が見える。バチバチの発生源とジーナが戦っている。自分が知っているジーナと明らかに違う点は、彼女が刀を持っている、という点。どこかで調達してきたのだろう。剣と剣が拮抗しているが、少々距離がある。足を狙い撃つには難しい角度と、距離である。突如、男の体が炎に包まれ、ジーナの背後に立ち、さらにその背後から何者かの襲撃を受けていた。視線を送るとそこには一組の男女。一人は銀髪の少年、一人は赤髪の少女。少女が怯えたとたん、男の体が再度炎に包まれた。ジーナが割り込んだお陰で少女に傷がつく事はなった。が、少女は急にふらつき始めた。ゲイザーとジーナがもう一度拮抗する。今度は、自分のほぼ真下。狙い撃つには絶好のポイント。『拙者、ヒメル殿を守る為、先に出陣させていただくでござる。その体で勇神を扱うのは少々難があると思うので、拙者の『夜皇』をお貸しいたす。拙者もヒメル殿も騎士故、飛び道具の扱いには慣れてはいないでござろうが・・・・無いよりは幾分かマシというものでござる。追伸、本来、妹の大切な物の為、大事に扱ってほしいでござる。』ヒメルが目を覚ました時、そんな置手紙と黒い玩具――ビーダマンが残されていた。そのビーダマン・夜皇を携え、二階のベランダでずっと待っていた。そして、今がその時。ゲイザーの足を、狙い撃つ。ズドン!!ゲイザーの右太股を撃ち抜き、動きを止める事には成功したかのように見えた。しかし、彼はそれでも止まらなかった。「次から次へと邪魔邪魔邪魔邪魔・・・・・」また、ゲイザーの体が炎に包まれた、目指す先は上方、ベランダ。中までは視認できない為、柵の上に姿をあらわす。「どうやら、最初に逝くのはお前みたいだな・・・・・」「くっ・・・・・」「ヒメル殿!!」軋む体に鞭を打つようにして、ゲイザーの放つ雷を転がりよける。ベランダの床に穴があき、そこからヒメルは下に降りた。真上にはゲイザー。まともにやりあうような気力は今はもう、無い。負ける。あきらめる気は無くとも、直感がそう告げる。「そんな体で、逃げられるとは思ってないよな?」ゲイザーがベランダから、ジーナ達とヒメルの間に割入るようにして飛び降りてくる。手甲をつけた右腕を掲げる。振り下ろされた時がヒメルの最期になるだろう。ゲイザー自身が確信を持ち、ヒメルが、ジーナが感じ取った。―――――――――――――――――――――――――絶対に、嫌でござる。守れないのは、もう、嫌でござる。ジーナの心は、そんな気持ちでいっぱいだった。『大切な者を守りたい』『大事な者を失いたくない』そんな信念が、ジーナの中を駆け巡っていた。「ヒメル殿の命は、拙者がお守りいたす!絶対に死なせないでござる!!」ジーナの想いがあふれ出た時、突如として緑色の光が彼女を覆った。そして、その光はオーラとなって、彼女の持つビーダマン・白騎に収束されていった。ジーナは無意識に刀を捨て、白騎を構えた。彼女に支給された『白騎・夜皇』。一見何の能力ももたない武器に見えるが、その本来の持ち主であるクロードの持つ『螺旋力』を放出する事が出来るように変化する。螺旋力とは気合・信念によって発動する力。その力の大きさは計り知れない。白騎はその螺旋力の発現を促す効果が付加されていた。そして今、ジーナの信念により、螺旋の力が、回り始めた。つける狙いは迷い無く。構える腕はブレる事無く。この数時間の中で、ジーナは少なからず銃撃主としての進化を遂げていた。緑のオーラはどんどん増幅し、やがて白騎はオーラの渦を形成していた。ジーナは白騎のトリガーに力を込め「ギガァァァドリルゥゥゥゥッバァァァストォォォォッ!!」ビー玉を核として強大な螺旋力によって形作られたドリルを、ゲイザーに撃ち出した。―――――――――――――――――――――――――「勝った・・・・でござるか・・・・・?」緑の極光が収まった後、そこに残っていたのは、地面に刺さったディブレードの刃。周囲からは敵意や殺意といったものは感じ取れない。ゲイザーは緑の極光に飲み込まれ、このゲームから退場した。結果は出ても、結果を出した本人達にはピンと来ていないようである。「やった・・・みたいですね・・・・」「なんか、良くわからんが・・・・良かったな。」「・・・・・・・・・。」ヒメルが、アージェントが僅かながらの歓喜の色を浮かべていた。セーラに関しては、少々釈然としていなかった。「・・・・ほんとうに・・・・よかったで・・・・ござる・・・・・・」「お、おい・・・・」「ジーナちゃん!?」ぽっとつぶやいたと思うと、ふらふらしながらも立っていたジーナが崩れるように倒れ、間一髪でアージェントが受け止める。体の不調もかまわずに、ヒメルは駆けだした。螺旋の力は強大な力。強大故に、使用の度合いによって身体への負担も変化する。満身創痍の身体で、あれほどまでに絶大な螺旋力を使用したジーナの疲労は、限界を超えていた。「ジーナちゃん!?しっかり!!ジーナちゃん!!」「ヒメルどの・・・・あとのことは、おねがいいたす・・・・」「そんな・・・・」「ぜったいに・・・・まけちゃいけないでござるよ・・・・」【ゲイザー@紫色の月光 死亡】【ジーナ@T.C UnionRiver 死亡】―――――――――――――――――――――――――セーラは、この戦場での初めての死を目にして、泣き出してしまった。直接会話した相手でも無いのに、これだけ悲しむことが出来るのは、それだけ心優しい、と言う事なのだろう。ヒメルもまた、感情を大きく出してはいないものの、しばらく黙って俯いたままだった。アージェントは、悲しむ二人の少女を目の前にして、何もすることが出来なかった。【東 学校の南 民家/2日目/朝】【ヒメル=シュナイド@Vulneris draco equitis・basii virginis】 [状態]:疲労(大)・全身打撲・精神疲労(大) [装備]:勇神(T.C UnionRiver@レイチェル) & 騎士甲冑 [道具]:支給品一式 [思考・状況] 基本:弱者を護る、ゲームには乗らない 1:兄さん・・・ 2:殺し合いに乗った人間の無力化 3:弱者の保護をする 4:仲間と合流したい 5:首輪の解除・ゲームからの脱出案を練る 6:自分の不甲斐なさを悔やむ【アージェンナイト・クロノクル@INACTIVE OF SAFEHOSE】 [状態]:負傷(浅い切り傷数か所 )[装備]:黒血刀 月之焔@アスフェルレイト・クロノクル(INACTIVE OF SAFEHOSE) [道具]:支給品一式 [思考・状況] 基本・『殺し合い』と言う催し自体に参加する気持ちは現状無し 1:セーラを守る 2:とある男との合流(一方的) 3:戦いになったら何とか避ける 4:ひとまず、二人を宥めて話がしたい5:セーラにリットが死んだという事実を知られたくない(備考) 参戦時期は灰楼杯終了数ヵ月後。 月之焔、白騎は回収済み。【セーラ@Tower Of Babel】 [状態]:精神消耗(中)、体力消耗(小)、全身打撲 [装備]:ベルト@走馬闘志(吼えろ走馬堂) [道具]:支給品一式 [思考・状況] 基本:殺し合いに乗らず、仲間を集める 1:『命のやり取り』に釈然としない2: 誰も死なせずに、ここから出たい(備考) クレイジーソプラノを使った事により、疲労増加 。カティとリットの死に関してはまだ何も知りません。
2010.08.08
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―――――――――――――――――――――――――「くっ・・・・・」「どうした?守っているだけでは、ただ死ぬだけだぞ?」ゲイザーのディブレードによる乱撃。それを受けるアージェント。完全に受けきる事も出来ず、その刃はアージェントに傷を作っていった。時折、放電と放電がぶつかり、大きな音を立てる。アージェントを押すゲイザー、その進む先は今彼が通ってきた道そのものである。セーラから危険を遠ざけられる。アージェントとしては都合のいい方向。しかし、その先に危険を避けてホッとしていた少女がいる事を彼は知るよしもない。止まぬ乱撃、受けきれぬ斬撃。安心反面、危機反面のアージェントは、ゲイザーの剣撃を受け止めきれなかった。月之焔が、宙を舞う。「げっ・・・・・」「どうやら、これでおしまいだな。つまらん・・・・・」月之焔はどこかの植木に飛んで言ったらしい、ガサッという音を立てて、見えなくなった。とりあえず、後退するアージェント。ゲイザーはゆっくりと歩みより、ディブレードを構えた。「・・・・・・死ね!!」ディブレードが振り下ろされ、終わった。彼がそう思った時、小さな影が突然割り込み、ゲイザーの剣を受け止めていた。「・・・・・・・・刀、でござる・・・・・」「・・・・・・は?」「刀でござるっ!!」見知らぬ少女が、なにやら危機から救ってくれた。―――――――――――――――――――――――――どうやら、先ほどのバチバチがどこかの誰かと戦闘を始めたのだろう。そして、それがこちらに戻ってきた。最悪のタイミング。ようやく戻ろうとしたその瞬間にこれである。とりあえず、植木の中に身を隠して様子をうかがう。白い髪をした紫色の男と、銀の髪をした青い男二人が刃を交えていた。銀色の方が押されている。さっきちらっと確認した時、自分達を狙っていたのはおそらく白い方。「このままだと・・・銀色の方が負けるのは時間の問題でござる・・・・」剣士であるジーナから見て、明らかに銀色の方は剣の扱いに慣れていないようである。自分の危険をしばし忘れ、二人の戦いを見守っていると、案の定、銀色の剣が弾かれた。「?! た、助けるべきでござるか・・・・?」命を落とそうとしている者が目の前にいる。それは助けなければいけない、騎士として。しかし、それがもし、ゲームに乗っている者だったら?もし、乗っていなかったら?思考がさらに思考を呼び、少々混乱気味になっていたジーナの前に、何かが突き刺さった。「な、なんでござるか?!」彼女の眼の前に刺さったのは、黒い刀身の、刀。黒血刀・月之焔。ジーナの物ではないが、彼女が求めた、刀。「か、かたな・・・・・」ジーナの手が、無意識に柄へとのびる。「かたな・・・・かたな・・・・」刺さっている刀を抜き、その刀身に指を這わせる。「あぁ・・・・・」今までの疲労?「・・・・・・・・刀、でござる・・・・・」ボロボロになった体?「刀でござるっ!!」そんなものはどうでもいい。なんでもない。「刀、刀刀刀刀刀刀刀刀刀刀ァッ!!」気付けば、体が動いていた。白い男の剣を受け止め、銀色の命を助けていた。今は、この手に刀がある。それだけで、良い。―――――――――――――――――――――――――目の前に、なにやら小さいなにかが飛び出してきた。あろうことか、自分の剣を受け止めて。見れば、それは――その少女は傷だらけ。どうやら、さきほどまで自分が探していた『獲物』なのであろう。「お前か?さっき俺に向かって何かを撃ってきていたのは?」「それがどうかしたでござるか?」「もっと弱々しい小動物だと思っていた・・・・よッ!!」「それはご期待に添えず申し訳ないでござるっ!!」ゲイザーの剣撃を的確に、全て裁きつつ、更にこちらにダメージを入れようとしてくる。きっと、剣の扱いに慣れている、いや、それ以上の使い手なのだろう。さっきの地点からさらに東へと押されている。ちょうど、こいつのであろう血の匂いを感じ取った、住宅街。その場所に。―――――――――――――――――――――――――「アージェントさん!!」「セーラ?!なんで・・・・・」「だって、隠れてちょっとしたらもう見えなくなってて・・・・一人じゃ・・・その・・・・」「・・・・・・悪かったな」セーラの頭に手を置きながら、アージェントは謝った。だが、今はそんな場合では無かった。「・・・・って、姉貴の刀!!俺の武器!!」「と、盗られちゃったんですか?!」「追いかけるぞ!!」「へ?あ、は、はい!!」二人は、東に向かって走って行った。―――――――――――――――――――――――――二人の刃が拮抗する。ジーナが弾き、距離を詰める。ゲイザーが弾き、距離をとる。片や刀で、片や雷でのダメージを狙いながら、東へ進んでいた。単純なやりとりの繰り返しだが、そのスピードはかなりの速度で行われていた。既に十数分間続けている。二人からは疲労もそこまで見えなかった。ギィンッ!!何度目かの鍔迫り合いが開始され、二人は言葉を交わした。「お主、一体何が目的でこのゲームに参加しているでござるか?」「目的?」「ゲームに乗っている事はこの際目をつぶるとして、何かしらの目的があるのでござろう?」「目的が無ければ、他人を殺しちゃいけないとでも言うつもりか?」「目的があろうとなかろうと、殺生はいけないものでござる!」「言っている事が滅茶苦茶だな・・・目的を聞いておきながら、それを否定するなんざ」「拙者達はゲームに乗った人間を無力化するために戦っているでござる。無駄な死者を出さぬように・・・・」「そして、死者を出さずに一日経って、全員死亡でゲームオーバー、か?」「そ、それは・・・・」「俺は、あの男を・・・カイトを殺す・・・・その為なら、誰だろうと、何人だろうと殺してやる!!」その一言は、ジーナの心に火をつけるのに十分だった。一人の男を殺す為、他の犠牲はどうでもいい。「絶対に・・・・許さないでござる・・・・・」「別に許しを乞う必要は無い!!」「お主は・・・今ここで止めるでござる!!」「そうか、それは残念だったな・・・・」「何・・・・?」不敵な笑みを浮かべたゲイザーの体が、突如、紫色の炎に包まれた。ジーナは驚愕した。この男の能力はバチバチ――つまり放電能力。そう思っていたが、そうではなかったのか?思考しているその最中、目の前の炎が消えたその跡に、ゲイザーの姿は無かった。「一体、どこに・・・・・」「それじゃあ、さよならだ・・・・」バチバチ、という大きな音の狭間で、ささやくような声を聞いた。ジーナが振り向いたその時、ゲイザーはディブレードを構えていた。瞬間移動。把握はできても、理解が出来ない。放電能力と瞬間移動。二つの能力を持つ、一人の人間。考えだけが駆け廻るも、敵の襲撃は止まらない。驚愕故に反応が遅れた。やられる、そう思ったその時。「クレイジーソプラノ!!」「がっ・・・・・」ゲイザーの背後から、女性の声が聞こえた。―――――――――――――――――――――――――セーラとアージェントは走った。放電男と刀少女を追いかけて。ずっと走り続けて既にセーラは疲労の色を見せている。ふと視線を上げた先に、先の二人が剣を交えているのが見えた。「見つけた・・・・けど、どうするか・・・」こちらは武器らしい武器を持っておらず、あそこに割って入る訳にはいかない。打開の案を練っていると、突如、男の体が紫色の炎に包まれた。すると突然、刀少女の背後に現れた。放電の、大きな『音』と共に。男は剣を構えた。その姿をみたセーラは不意に、叫んだ。「ク、クレイジーソプラノ!!」男の発生させた雷の『音』を刃に変え、男の背中に向かって飛ばした。その行為を見て、驚いたのはアージェントだった。「セーラ?!」「な、なんだか居てもたってもいられなくて・・・つい・・・・」「ついってお前・・・・・」そんなやり取りをしているうちに、放電男、ゲイザーの視線が、セーラへと向いた。恐怖。刺すような視線を受けたセーラは、蛇に睨まれた蛙のように、身動き一つ取れなくなっていた。「今邪魔したのはお前だな・・・・・?」「ひっ・・・・・」息をのむのと同時に、ゲイザーの体が炎に包まれ、消えた。今度は、セーラを襲う為に。「いけないでござる!!」ジーナはゲイザーが現れるであろう位置、セーラの背後まで走った。アージェントは、そのままセーラの前に警戒を置いた。そして、ジーナの読みが当たる。ギィン!!二つの剣がまた、交差・拮抗する。両者一歩も引かず、押せず。また延々と同じ行為が繰り返されるかと思ったその時ズドン!!斜め上空から、ゲイザーの足を何かが打ち抜いた。
2010.08.08
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―――――――――――――――――――――――――【中央 病院南の住宅街・民家】「そうですか、カティさんはもう行っちゃったんですか・・・・」「あ、あぁ・・・よろしく伝えておいてくれ、だそうだ」気絶していたため、幸か不幸か、セーラは定時放送を聞いていなかった。故に、アージェントはセーラの連れであったであろう人物の事を誤魔化してしまっていた。『気絶していたセーラをアージェントに委ね、彼女は先に進んだ』概ねそんな内容である。そして、彼女たちが病院を目指していた事、その理由を聞いた。アージェントとしても、悪い提案では無いとは思った。しかし、逆もあるんじゃないか、と言う考えが頭をよぎる。即ち、”近寄る悪者が、負傷者目当てで襲撃してくるのではないか”と言う、安直な考え。負傷者を介抱したとしても、結局、この戦場ではいつかはやられる可能性が高い。自分が治療した相手が倒された事をもし知る事があれば、ショックはさらに大きくなる。相手によっては立ち直れなくなるかもしれない。そんな不安要素を増やす為の行為を、彼女にさせるわけにはいかない、そう思った。「・・・・と、俺は思うんだが」「でも・・・」最後の2行を心の中に留め、アージェントはセーラに意思表示をしたが、彼女としては、理解はできても、あまり納得できないでいるようだった。「俺としては、もう少し東・・・学校あたりを目標にしたいんだが」「学校・・・・?何でですか?」「いや、別に学校じゃなくても良いんだけどよ・・・・」とにかく、今はこの場を移動したい。ずっとここにいても、何も始まらない。下手をすれば終わるだけだ。しばらく前に、遠くの方で大きな音が聞こえたような気がする。"どこかで何かが起きた"その事実が、なんだか動かなきゃいけない、そんな事を考えさせ始めた。それに、カティの眠るこの場所に、セーラを長居させたくない。行き先に関しては、自分が最初に目指した場所、それを提案したのは、ある種の彼の我儘か。「・・・・分かりました。東に向かいましょう」「・・・良いのか?」「アージェントさんが提案したんじゃないですか?」「そうだけどよ・・・いや、とりあえず、出発するか」「はい!」数分間、民家内を探索して必要そうなモノを拝借し、二人は出発した。―――――――――――――――――――――――――【東 学校の南】最初の襲撃からどれだけの時間が経っただろうか、数分?数十分?そんなことは関係ない。今はただ、未だ見えぬ獲物を狩るだけだ。放電はそのままに、走る早さは段々速く。敵意を投げかけられた、その先に向かう。獲物は、どこだ―――――――――――――――――――――――――「行った・・・・でござるか・・・・?」ほんの数メートル先を、バチバチとした何かが走り去った。十中八九、今まで自分を狙っていた何者かであろう。高速で大きな音を立てた物が近づいてくれば、馬鹿でも気付くだろう。こちらが気付いたのならば、あとは相手に気づかれないように、やり過ごすだけだ。しばらくこのまま、奴がもっと離れてくれるまでは静かに潜んでいるべきだろう。ジーナは急に動かしたボロボロの体を休ませた。―――――――――――――――――――――――――【中央 住宅街 東側】アージェントとセーラの二人は少々速足、駆け足で東へと進んでいた。もしかしたら、セーラ達を襲った人物がまた戻ってくる可能性もあるかもしれない、そう考えたからだ。時間が経ち過ぎているのも確か、既にやり過ごしていたかもしれないが、念には念を。それが、アージェントの考えだった。「アージェントさん・・・少し・・はぁ・・早い、ですよ・・・・」「・・・そうか?悪ィ悪ィ・・・」それなりに鍛えているアージェントの身体能力と、ほぼ無縁のセーラの身体能力は、結構な差があったようだ。先ほどから駆け足と歩行を繰り返している。まるで持久走大会のようである。「なんだかんだで結構時間経ってるか・・・・?」「そ、そうですね・・・多分・・・・一時間弱くらいは・・・・はぁ・・・・」まさに持久走大会並みの時間配分だった。本当なら休みたいところだが、この『世界』で安全に休むのはそうそう簡単ではない。いくら無人とはいえ、何度も何度も他人の家に上がるのも気が引ける。「少し、休むか?」「い、いえ・・・完全に止まっちゃうと、そこから疲れがどんどん来るって、前テレビで見ましたから・・・・」「・・・・・そうか?じゃぁ、少し歩くか・・・・」さっきから何度も似たような会話を繰り変えす。それ以外、特に話をするわけでもない。セーラからしてみれば、アージェントが自分に好意を持っているのも既に知っている。知っているが故に、話を振り辛くなってしまっているのかもしれない。セーラがどうしようかと迷っていると、少し前を歩いていたアージェントが立ち止った。考え事をしていた故に、それに気づかずその背中にぶつかってしまった。「わぷっ・・・ど、どうしたんですか?止まっちゃうと・・・・」「静かにしろ・・・・何か、聞こえないか・・・・?」耳をすませると確かに、静かだからこそ、聞こえる。バチバチ、バチバチ何かがはじける音が、聞こえる。―――――――――――――――――――――――――おかしい、いくらなんでも、ここまで追いかけて影一つ見えない。敵が何かしらの、高速移動の類、自分のような瞬間移動能力を持っていると考えれば不自然ではないが、そんな可能性の話をしていたらキリがない。「どこか・・・途中で隠れやがったか・・・・?」ゲイザーは疾走を止め、後ろを振り返った。まさか、自分が手負いの獲物の、血の匂いを感じ取れなかった?いくら気配は消せたとしても、そこまでは無理だろうと思う。少々熱くなり過ぎたか、少し冷静になりかけたその時―――「ん・・・・・?」前方からこちらに近づいてくる気配を感じた。不可視距離ではあるが、確かに感じる。さっきまで追いかけていた相手は手負い、見つければいつでも狩れる。今、前方にいるのは無傷であろう、敵。この二つの武装に関して、実験をするチャンスであろう。ゲイザーは、前方の気配へと、走って行った。―――――――――――――――――――――――――「セーラ、離れてろ・・・・・できるだけ動かずに、だ」「あ、アージェントさんは・・・・?」「なんか、向こうはこっちに先に気づいて近づいてきてるみたいだからな・・・誰もいなかったら不自然だろ?」「そんな、だったら私も・・・・」「いいから、隠れてろ!!」語気を強め、渋々ながらセーラを物影へと隠れさせた。本当にこんなことで彼女を隠し通せるかなんて事は、この際考えなかった。今は、自分が囮になって、近寄ってくる相手をやり過ごす。遠くからの物音ははっきりと、バチバチと聞こえてくる。そして、その音の根源の姿が、はっきりとした。「よぉ、怖い顔して、どうした?」「何、ちょっと嫌な事があってな、少し八つ当たりさせてもらえるか?」「それはちょっと勘弁願いたいところだが・・・・・無理なんだろ?」「理解が早くて助かるな・・・・」アージェントは『黒血刀・月之焔』をゲイザーは『ディブレード』をそれぞれの剣を抜き放ち、互いの刀身が、ぶつかり合った。―――――――――――――――――――――――――【東 学校の南】バチバチが走り去ってから数十分が経っていた。どうやら、蓄積された疲労が祟って寝てしまっていたらしい。もし、例の相手が戻ってきていたら、既に命はなかったかもしれない。そんな最期だったら、きっと死んでも死にきれない。逆に考えれば、危機は去った、と言うことだろう。少し休んだおかげで体も幾分か動かせる。「早く・・・ヒメル殿の所へもどらねば・・・・」そう思いながら、体を起こそうとしたその時バチバチ、バチバチ「こ、この音は・・・・」西――先ほど、奴が走り去った方からバチバチが戻ってきた。しかも・・・・バチバチ、バチバチバリバリ、バリバリ2倍になって、帰ってきた。
2010.08.08
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耳を疑った。今、何て言った?声がもう一度、復唱する。【リット】あいつが、死んだ?おいふざけんな―――――――――――――――――――――――――【中央 病院南の住宅街・民家】時計の針が6時を指したその時、女性の声が突然響いた。アージェントは、『定時放送がある』と言う事を完全に失念していた。ばっ、と音がするほどの勢いで、彼はセーラの方を振り返った。よほどの疲労だったのだろう、彼女は幸いまだ寝息を立てており、放送に気付いていないようだった。ほっと胸をなで下ろしたその時、これまでの死亡者リストが読み上げられた。その中に、あってはならない、名前があった。この”戦場”で自分の信じられるであろう男。勇気の騎士――リッター=シュナイドその名前が読み上げられた時点で、彼の頭は真っ白になった。自分の知りうる戦士の中でもかなりの腕で、悔しいけれど、今の自分では追い付けないであろう強さの男。その男が既に死んでいる。その事実を受け入れるまでには時間を要した。『・・・・るぞ!』ぶつん。音声が途絶えた。しばらく、民家に静寂が流れた。「ん、んん・・・・」小さな呻きに、アージェントは我に返った。振り向くと、セーラが目をこすりながら起き上ろうとしていた。「あれ・・・ここは・・・・」「あ、あぁ、セーラ・・・気付いたk」「?! あ、あ、アージェントさん?!ど、どうして?!なんでですか?!」「お、落ちつけ!別に何もしちゃいない!!だからいったん落ち着けェェェェッ!!」静寂の流れていた民家が、急に騒がしくなった。―――――――――――――――――――――――――【東 学校の南】ビーダマンを手に、ベランダから外を確認した。バチバチ、バチバチ少し離れた場所―東の方―から、放電しているのが見える。ある程度の位置は掴んだ。少しずつ、こちらに近づいている。夜皇を、バチバチの発生源に向けて、構えた。敵を無力化させるのに、一番簡単なのは足を潰す。動いている的に当てると言うのは、銃の名手でもない自分では難しいだろう。でも、外す訳にはいかない、絶対に。―――――――――――――――――――――――――「どこだ・・・・どこにいやがる・・・・・」周囲を見回す。血の匂いを逃さぬように。放電を繰り返す。敵に己をアピールする為に。感覚を研ぎ澄ます。獲物を探す、肉食動物の如く。「コロシテヤル・・・・」標的の位置を探っている間に時刻は朝6時となり、定時放送が入った。仕方なく、周囲への放電はそのままに、今は放送に耳を傾ける。そして、放送が終わり、ゲイザーは心中、ある種の喜びのようなものを感じていた(まだ、カイトは殺られちゃあいねぇ・・・・殺るのは俺だ・・・・!)打倒カイト、その執念の炎を胸に再燃させ、今まで以上に神経を尖らせた。―――――――――――――――――――――――――「そんな・・・・・嘘でござる・・・・」ビーダマンを一瞬手から離しそうになった。【エヴァ】蒼龍騎士団壱号機、彼女らの長女にしてリーダー。いつもはぐーたらしているが、本気を出したら姉妹一の実力。なんだかんだで蒼龍騎士団の中心人物たる、彼女。その姉が、既に死亡していると、伝達された。そして【シィル】自分達を助ける為に犠牲になった。その現実を、こんなにも早く突き付けられた。「絶対に・・・このままやられる訳にはいかないでござる・・・・ッ!!」負けられない。今、この時だけは生き延びなくてはいけない。せめて、ヒメルだけは助けなくてはいけない。その想いを、意地を噛みしめ、ジーナは白騎を放った。―――――――――――――――――――――――――ガチャンッ!!近くの民家の窓ガラスが割れる音がした。ゲイザーはそちらに振り向き、そちらに向かって電流を飛ばした。(違う・・・・!)電流が走った事により、民家の窓ガラスが更に割れてしまったため、どの方向から何が飛んできたか掴めなかった。自分の判断ミスを胸中で毒づきつつ、更に目玉をぎょろつかせ、周囲を警戒し始めた。―――――――――――――――――――――――――(外したでござる・・・・・・ここに長居するわけには・・・・)「ぐっ・・・・」吐血。ディアナとの戦闘での中身へのダメージが、やはり効いてくる。体を動かすのも、正直辛い。一歩一歩が命を削っている錯覚を覚える。しかし、今は場所を移動しなければならない。今のでこちらの位置を認識したかもしれない、すぐに駆けてくるかもしれない。(だったら、別の位置から、もう一度・・・・)現在地を認識されていないのも知らないまま、ジーナはその場から移動を始めた。何件か隣の民家の庭から、バチバチに向かって、白騎を放った。―――――――――――――――――――――――――ドゴッ!先ほどからしばらく、今度は自分の横を通り過ぎ、民家の壁を何かが貫いた。「そっちか・・・・・ッ!!」電流を壁に向かって放つ事無く、何かが飛んできた方向へ駆けだす。放電量を少し増やし、更に獲物にプレッシャーを与える。これからお前を狩ってやる。「さぁ、狩りの始まりだ・・・・・・」バチバチが、早朝の住宅街を走る。
2010.08.08
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恋しましょねばりましょ 愛すべき夢見人~♪かぐや・・・めっちゃ歌ってるけど・・・・なんでも最近、昔のアニメをみたようで・・・・さっき『Birth』歌ってたし、『アキハバラ電脳組』だね。それはまた古い作品ですね・・・・古くても・・・いや、古いからこそ、良い作品だったりするんですよ!!わぁっ?!アキハバラ電脳組・・・・12年前の作品か。舞台は2010年・・・・おぉ、今年だ。パタPi、どこからか降ってきませんかねぇ・・・・・・・・ああいう変身が良いの?て言うか、お前も変身できるだろ?・・・・・・ハーゼの変身もいいですけど、ああいうスタイルの変身も素敵じゃないですか。・・・その『スタイル』って形式の事?それとも・・・体形?深い詮索は禁止!![と言うわけで、ここ最近帰宅後の精神回復の為(?)以前よりずっと観たいと思ってた『アキハバラ電脳組』を視聴。そして、今日26話までを見終えました。ほとんど前情報無しで観た為、大分楽しめました。昔、夏休み中に再放送をしてたのを見たくても見られなかったので、今回見られて満足です。・・・・小学生の頃はこういう系統のアニメ見るのに少し抵抗が・・・・ね?(ぇ)さて、あとは劇場版『2011年の夏休み』ですが・・・どうやってみようか。・・・OP・ED・挿入歌等・・・あんまり落ちて無いなぁ。]・・・・・・・。・・・なんか、分かりますよね、言いたい事・・・・・・・・・まぁ。[・・・・最悪、途中投下をば。orz]
2010.08.05
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さーて、今日から8月!暑い夏も頑張って乗り越えよー!!元気だね・・・瑞知ちゃん・・・・部屋に引きこもってカプセルファイターオンラインやってるだけじゃだめだよ?マユナ姉。べ、別にずっとやってるわけじゃ・・・・・・・・って別に引きこもってないし。8月かぁ・・・・なんか季節的な事やりたいよねぇ・・・・花火とか、良いよね。プールとか行きたいよねぇ。? 海じゃないんですね。この海無し県で、海まで行くとなるとそれ相応の資金と労力が必要でしょ・・・?まぁ、たしかに・・・・・・・・まぁ、どれもこれも無理なんでしょうけどねー・・・・・ だよねぇ・・・・・[と言うわけで、今日から8月と言う事で、1年も残り4カ月となりました。何これ。夏って、なんだか他の季節より特別な感じがしません?夏休みの存在感が異常なせいでしょうか。さて、今年の夏は何かしらの事は出来るのだろうか・・・・]・・・・まだ俺たちは動けないのか?・・・・みたいです。[『書く』と決めた週に限って早出が多い不思議・・・いや、良い訳ですね、これは。出来るだけ早く仕上げます、灰ロワ投下、少し延期すいません・・・・]
2010.08.01
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