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大嶽部屋の三段目力士吉野(21)が「右肩上り」という名前に改めた。吉野はこれまで番付が上がったと思うと、次の場所で負け越して、また逆戻りしてきた力士だ。
そこで大嶽親方が、思いきって「右肩上り」という力士名にしたのだが、まさにこれは運命の瞬間だ。恐らくこの力士の心の中には、「もう負け越せない」という気持ちが、強く植えつけられたに違いない。
宮崎県の東国原英夫知事にしても、自分から自民党に「総理大臣の椅子を!」と要求した瞬間から、火の玉のようなエネルギーが、胸の内に赤々と点ったのではあるまいか?
おもしろいことに、これまでは誰1人として、彼を首相候補と思わなかったのに、彼が自分の口から話したとたん、首相の影が歩きはじめたようになってしまった。
結果としてはどうなるか、まったくわからないが、彼の勝負のカンは鋭く、少なくとも、彼の運命は一時的に、上昇気流に乗った感がある。
私はこういうタイプを嫌いではない。日本人の多くは、自信がありながら「私なんて、まだまだ」と、一見遠慮してみせる。それでいながら推されないと、不満を顔に表わす。
最近の人々は、アメリカナイズした思考をもっているので、こういうタイプはお呼びではないようだ。その証拠に、朝青龍を傲慢だと批判する人々は、ほとんど高齢者だ。
中年以下の人々は、強ければ素直に拍手する。かりに東国原知事が選挙に出たら、やはりブームを起こすだろう。いまの人たちは、自分から運命を変えようとする人に対しては、ほとんど好感をもつ。
このことを知って、あなたも自己主張、自己表現をしてみてはどうか?
運命の重い扉は、必ず開いていく!
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