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2017/09/22

子大豆もやしって知ってる？

カテゴリ：櫻井秀勲の目

もやしといえば、私たちが毎日のように食べている最安値の野菜だが、あまりにも安すぎて、もやし業者はまったくビジネスにならないという。たしかに生産者も１袋20円ほどで売られていては、つくる気も失われるかもしれない。そこに「子大豆もやし」が登場して、もやしでも１袋70円で売れることを証明している。

なぜこのもやしが３倍以上の値段でも売れているかというと、高栄養素なのだという。機能性表示食品の表示が消費者庁から許可された、ハイブリット野菜なのだ。不思議なことに大豆を発芽させるとビタミンCが生成され、有効成分がこれまでのもやしと比べものにならないくらい豊富になるようだ。

私はこのもやしは特に女性にいいのではないかと思っている。というのも、大豆のイソフラボンによる骨の健康を維持する働きがあるというのだ。これはパッケージに表示してあるようだが、それほど豊富に含まれているらしい。女性は骨粗鬆症（こつそしょうしょう）になりやすいので、できるだけ若い頃からこのもやしを摂っていれば、中年以降に悩まなくてもいいのではないか？

私たちは手っ取り早く、サプリメントで健康を維持しようとするが、やはり食べる野菜、肉、魚類で、しっかりした体をつくるのが本来の方法ではあるまいか？　子大豆もやしの欠点は柔らかくなるまで、３分ほど時間がかかることだという。その代わり袋に入れたまま、鍋で茹でられるので、そう面倒ではなさそうだ。電子レンジで温めると、栄養素が壊れないというから一石二鳥だ。

この子大豆もやしはサラダコスモという会社の産物だが、ようやく全国的に認知度が上がってきたという。まだスーパーに出ていないところもあるので、私は食べていないが、ネットで手に入れるのがよさそうだ。

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