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2018/04/19
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カテゴリ: 櫻井秀勲の目
今年は横山大観の生誕150年に当たる。大観といえば富士山、富士山といえば大観といわれるほど有名だが、なんと1500点も描いている。1枚1枚それぞれ違うモチーフで描いているのだが、それだけでも天才といっていいだろう。

大観の絵は朦朧体(もうろうたい)といわれるが、日本画に多く使われる線描(せんびょう)を廃して、輪郭線の内側にぼかしを入れている。もう少しわかりやすくいうと、最初に水刷毛で空気や光線の雰囲気を出すのだという。絵によっては最初に水刷毛で下塗りし、そこに色絵具を落とすというから、まさに朦朧とした雰囲気が出るのだろう。

この描法を使ったのは大観だけではないが、当初は正しい日本画と見られず、相当悪い批評を受けたという。それはともかく、大観の評価を高めたのはタテ55.3センチ、ヨコ40メートルという巨大な「生々流転」だろう。恐らく世界一の長さではあるまいか? ピカソの有名な「ゲルニカ」でもタテ3.47メートル、ヨコ7.77メートルなのだ。

大観は一時、太平洋戦争を鼓吹(こすい)したというので、戦後には評価が下がり、その絵も庶民が買えるほどに下がったことがある。その頃私は大観の絵を間近に見た記憶があるが、いま思えば惜しいチャンスを逸したものだ。

それにしても大観はやはり日本画を代表する巨人であり、一度はその画風に触れてみる価値がある。墨絵だけでなく、琳派を思わせるけんらんたる絵画も遺している。「柿紅葉」「夜桜」「紅葉」などみごとなものだ。4月13日~5月27日まで東京国立近代美術館の「横山大観展」には、1度は足を運ぶ価値がある。


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最終更新日  2018/04/19 06:26:05 PM
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