PR
カレンダー
コメント新着
キーワードサーチ
14
私は人生にとって、年齢は非常に大切だと信じている。というのも、うかうかしていると、1年や2年、あっという間にたってしまうからだ。その意味で七五三の祝いや還暦、古希、米寿などといった区切りの年齢は、立ち止まって、これからどう生きていくかを考えるにふさわしい年齢ではなかろうか?
かつての私のベストセラーの中に『運命は 35
歳で決まる!』という1冊があるが、この 35
歳は自分自身でじっくり真剣に考えなければならない年頃だけに、よく売れたのだろう。それに間もなく 12
月に入ると『老後の運命は 54
歳で決まる!』という新刊が、きずな出版から出版される。恐らくこの本も、売れるのではないかと思う。なぜなら、いまは真剣に自分自身で、老後と向き合わなければならないからだ。
これに対し『子どもの運命は 14
歳で決まる!』は、親の責任を書いたものだ。 2022
年になると、 18
歳が成人になるが、それまでの教育は、親が負わなければならない。なぜこの 14
歳が大事かは、この本にしっかり書かれているが、意外なことに、わが子の将来は、成人までに決めればいい、と思っている両親が多いようだ。実はそれではもう遅いのだ。
個性がそれまでに決まってしまうため、親のいうことをきかない子が多くなってしまうからだ。「誘導」という言葉がある。これはとても大切な言葉で、いかにも子どもを両親の願う方向に誘導するか――これによって将来が大きく変わってしまうのだ。親が「これはおいしい!」といって食べるのと、「これはまずいね!」と子どもに話しながら食べるのとでは、好き嫌いひとつでも、大きく違ってしまうものだ。
「わが子には無限の成功がある」だけでなく、「無限の危険性もある」ものだ。ぜひ子をもつ親や祖父母ならば、この本を手にとってほしい。1回だけ読むのではなく、時と場合に応じて読んでいただくと、効果的と思う。
実のところ沖縄では、特によく売れている。理由がよくわからないので、私も書店に顔を出したり、話したり、ラジオにも出るつもりだ。もしかすると、次代を背負う世代をしっかり育てたい親たちが、大勢いるのではないかと思う。積極性に応援していこう。
櫻井秀勲 著 『子どもの運命は14歳で決まる!』
私の見た「金田正一」という男 2019/10/11
どちらのいい分が正しいか? 2019/10/05
ジャカルタ沈没! 2019/09/27