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2004年11月16日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
『超能力学級 始まり』



晴れ渡ったある日、

学校の正面玄関に黒塗りの車が2台連なってきた。

校長や教頭、学年主任らが出迎える。

車から出てきたのは20代後半の

ビジネススーツを着こなした

垢抜けた感じの男性、もう一人は少し年上の感じの男性、

こちらもスーツを着こなしている。

二人とも歩き方は颯爽としていて、早い話が偉そうなのだ。



スーツの二人らが校舎の中に入ると席へ戻った。

カラーン~コローン~カラーン~コローン~

(たまに、こうした鐘の音で始まる時もある。

各階段を走ってそれぞれの教室に鐘の音を響き渡す事は、

一種爽快感があるとは誰かの弁―――。)

「ガラッ!」勢いよく開けるドアに教室の生徒は緊張した。

しかし次の瞬間、安堵に変わった。

よくみると二人とも笑顔でこちらを見ていた。

後から入ってきた沢村が加藤に目をやる。

加藤は教壇の中央に集まった3人の方へ向かって言った。

「起立!」



「着席――、」

ちょっと声が上ずっていた。

先ず若い方の偉そうな人が言い出した。

「こんにちは、私とこの方の紹介をします。

文部科学省初等中等教育参事官補佐の秋山隆です。



こちらの方は――、」

「私は経済産業省産業技術環境局技術振興課課長の

風間です。よろしく――-。」

肩書きが長くて覚えられないが、

ただ中央の偉い人だなと一目してわかった。

沢村は二人にお辞儀し後はよろしくと言ったふうに

教室から出る。

「このクラスは特別に編成されたクラスと言うことで、

二人で視察に来ました。」

あくまでも口調はさわやかで笑顔である。

そしておもむろに黒板に、

『超能力で出来る事』

と、書いて―――。

「ここからは、みんなで考えることにしよう、

先ず端っこの君から。」

いきなり指された右端の加藤だが、

「空を飛ぶ」と答えた。

「そうそう、そんな感じで自由に発想していいよ。」

気がつくともう一人の偉そうな人は

黒板に生徒が言ったことを書き出している。

「じゃ、後ろの人――。」

「おかぁさんの腰痛を治してあげる。」

女子の望月が答えた。

「やさしいね――、いいよ―、そんな感じで。」

一通りクラスの全員の全員に行き渡ったところで、

黒板には

空を飛ぶ、母の腰痛を治す、

早く走る、スポーツの上達が早くなる、

クラブでレギュラーになる、

記憶力がよくなる、集中力が強まる、

テストで100点取れる、

志望校に合格できる、楽器の上達が早い、

会社を起業して社長になる、

勉強で分からない事がなくなる、

友達が増える、彼女(彼氏)ができる、

どもらずに人前で話せる、けんかに勝つ、

クラブを県大会まで持っていく、野球で5割打者になれる、

交通事故を起さない、人災を未然に防ぐ、

犯罪を撲滅する、犯人を捕まえる、

宝くじが当たる、新発見・新発明ができる、未来予知、

スプーン曲げ、テレパシーが使える、

電池がなくても写真が撮れる、月の裏側を写真で撮る、

重たいものを運べる、病気の人を治す、

無病息災に恵まれる、

憑依した霊を浄化する、

動植物との会話ができる、山や石との会話ができる、

占いが当たる、悪い占いは外れる、

など、書かれていた。

「そう―、超能力で出来る事ってたくさんあるね。

先ず、目標だね、その力で何をしたいか。

目標や夢が原動力――、欲求ともいうけど

あるアメリカの心理学者は5段階にそれらを分けました。

生理的欲求,安全の欲求,親和の欲求,

自我の欲求,自己実現の欲求です。

そして大事なのは自己重要感です。

皆さんだけでなく、

ほとんどの人は自分が重要だと思われたいのです。

人間としての本能と言えますね。

でも本能も度が過ぎるとどうでしょう?

生理的欲求が度を過ぎるとどうでしょうか?

ちょっと怖いですね。

安全の欲求も度が過ぎると、疑心暗鬼――

最後は皆敵になってしまいますね。

親和の欲求、親友が悪い事をしていても

注意できなくなりますね、

自我の欲求、自分だけよければいい一人勝ちの状態です。

自己実現、誰でもなりたいものになれるのですが、

独裁者は困りますね。

そのように度が過ぎると心がにごり、

「ほんのう」の「ほ」がにごって

「煩悩(ぼんのう)」になってしまいます。

どうか、皆さんその能力を伸ばして、

将来日本をもっとすばらしい国に

できるよう頑張ってください。

そして君たちの能力を伸ばすお手伝いを

陰乍ら支援させてください。

今日は楽しい授業ありがとうございました。」

最初、

偉そうに見えた二人だがとてもさわやかで

いい人たちだったとクラスの皆がそう思った。

<続く>





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最終更新日  2004年11月16日 13時54分40秒


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