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雫井脩介さんの作品
21年前、岐阜県美濃加茂地方で、運送会社を経営する一家が襲われた。
社長夫妻は惨殺され、長女は半身不随、長男は大火傷を負う。
間もなく、解雇されていた従業員三人が逮捕され、
事件はそれで終わったかに見えたが、嵌められた男の出所から、
新たなる惨劇が幕を開け、事件の加害者たちが、何者かによって次々と惨殺された。
癌に侵されてゆく老刑事は、この事件を最後と決意して命懸けの捜査に乗り出した...。
前半はいろいろな人が出てきて、何回か前に戻り、整理しながら読みました。
途中で犯人もトリックも見えてしまうのですが、
私はどちらかというとそこからの方が、ぐいぐいと読み進めました。
途中までは荒々しさを感じる内容でしたが、読み終えてみると切ない作品。
本当の自分とは違うのに他者から評価されている「顔」
「顔」が原因で病む者
「顔」を操ることで自分を保とうする術
「顔」って確かに大きい・・と思いました。
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