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東野圭吾さんの作品
日本橋。
江戸の匂いも残るこの町の一角で発見された、
ひとり暮らしの四十代女性の絞殺死体。
「どうして、あんなにいい人が...」
周囲がこう声を重ねる彼女の身に何が起きていたのか。
着任したばかりの刑事・加賀恭一郎は、
事件の謎を解き明かすため、未知の土地を歩き回る。
加賀恭一郎シリーズ 第8弾
ドラマを観てあるので
出来るだけ忘れた頃に・・・と思っていましたが
読み始めたらキッチリ思い出しました
それくらい
まんま
でした・・・
とはいえ
ドラマの方がそれぞれのエピソードにいろいろくっつけて
想像の余地がなかったんだと思い返しました
こちらの作品の方が
読者に想像できる部分を残しておいてくれています
その印象と
人形町という町の雰囲気の合わせ技で
殺人事件を扱っているというのに
とても情緒を感じられる作品だと思いました
そのせいでしょうか、加賀さんが
優しいです
ドラマでは
ひたすら事件を追っている感が強かったのですが
原作を読んで
本当に描きたかったことがちゃんとわかりました
「事件によって心が傷つけられた人がいるのなら、
その人だって被害者だ。
そういう被害者を救う手だてを探し出すのも刑事の役目です」
という
加賀さんの言葉
感動しました
同時に
現実には人手が足りないよね・・・
と思ったのでした・・・
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