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『警察発表』に真実はあるのか
警察職員二十六万人、
それぞれに持ち場があります。
刑事など一握り。
大半は光の当たらない縁の下の仕事です。
神の手は持っていない。
それでも誇りは持っている。
一人ひとりが日々矜持をもって職務を果たさねば、
こんなにも巨大な組織が回っていくはずがない。
<昭和64年>に起きた
D県警史上最悪の翔子ちゃん誘拐殺人事件をめぐり、
刑事部と警務部が全面戦争に突入。
狭間に落ちた広報官・三上義信は己の真を問われる。
D県警シリーズ第4弾
第1弾の
二渡、七尾、柘植らも登場
でも
別の作品と考えても大丈夫
警察小説だけど
刑事が主人公じゃない
警察組織の中の管理部門の人々が主役のこのシリーズ
初の長編になります
組織の中での葛藤、戦い、そして家族...
山のように問題、謎、苦悩を抱えた
広報官、三上
三上の語りで物語が進んでいくので
読んでいて
胃が痛くなってきそうな場面が何回も...
で
途中で
クライマーズ・ハイを
思い出してしまいましたよ...
あぁ、大変
それでも
三上の抱える謎が小出しに解明されていくので
時々ちゃんと救われて
読んでいけるのであります
全くもって
作者の思うつぼ?(笑)
後半になると
もう
止められない止まらない
難しかったことも手伝って
もう1回読みたくなる作品であることは
間違いありませんでした
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