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【楽天ブックスならいつでも送料無料】Killers(上) [ 堂場瞬一 ]
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2020年東京五輪に向けて再開発が進む渋谷区のアパートで、
老人の他殺体が発見され、
かつての名家の人間だったことが判明する。
いったい、この男は何者なのか――。
五十年、三世代にわたる「Killers」=殺人者の系譜と、
追う者たち、
そして重なり合う渋谷という街の歴史。
堂場瞬一100冊カウントダウンプロジェクト
100冊目の作品
1500枚の書き下ろし
長い!
とっても長い!
著者最長作品だそうで
読了にものすごく時間が掛かりました。
読んでいて感じたのが
堂場作品っぽくない印象。
食べ物の話が少なめだったり
文中に「線」を使った付け足し的な表現が少なかったり・・・
そのように
作者が意図して書いている?
って気がしました。
語り部は数名いて
過去と現在が同時進行的に書かれる部分もあるので
最初は少々戸惑います。
が、その戸惑いは
すぐに無くなり
次にやってくる戸惑いは、殺人に関する記述。
殺人に関する何やら哲学的な理屈については
そんなに違和感なかったのですが
「人を刺した時の感触」的な記述には
戸惑うことしきり
なぜなら、妙に説得力があるから…
取材先はドクター?
精肉業者?
読みながらドキドキしました。
誉田哲也さんの作品で鍛えられたので
気持ち悪くはならなかったのですが
ざわついた気持とともに読みました。
舞台は
徹頭徹尾、渋谷でした。
今の渋谷だけでなく
昔の渋谷でも
渋谷を知っている人には
頭の中で映像が描けるのでは?と思ったのでした。
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